サバゲニッポン昔話
うさぴょん「今日はいきなりお便りよんじゃうぴょん」
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ハンドルネーム:虚空
かなり久々に感想送ってみる(笑
なんか・・ネコ田さんがイタイ(涙 自己暗示にでもかかってますか彼。
自分のレベルに気付いてネコ田さァァァん!!
今後彼が光速でつけ上がっていきそうで怖い(苦笑
クマノフさんが突っ込んでクマーニャさんが遠方から援護すれば
最強っぽいですよね(笑 両者とうさぴょん閣下の3人で十分じゃないですか?(酷
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クマノフ「ネコ田が痛いクマー」
ネコ田さん「あれは俺の実力にゃ〜!」
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ハンドルネーム:ドコパモ
ぬぅおお!?ついにネコ田さん新能力きたかっ!?
でもクマノフを敵と見まちがえるなッ!!でもネコ田さんの出番が多かったから良いんですけどね。
ネコ田さんさんマジ最高よ!
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ネコ田さん「そうにゃ〜!俺の力にゃ〜」
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ハンドルネーム:やまだ
ネコ田や、味方撃っちゃいかんだろ。それもかなり戦力になるクマノフを・・・まぁ、ネコ田が全員倒したから結果オーライなんだけど、ネコ田が敵を倒すなんてすごく珍しいにもほどがあるだろ、しかも4人も・・・まぁエリーに半殺しにされないように元気にやってくれ・・・
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ネコ田さん「結果良ければ全て良しにゃ〜!」
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ハンドルネーム:きなこMIX
ネコ田さん!クマノフ兄貴をうたないでください!
好感度さがりますよぅ!
ってかクマーニャって何者...?
兄貴の昔の女...?
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エリー「で、あの女は誰?」
クマノフ「過ぎた過去は語らないクマ」
第37話:正義のヒーロー達
いよいよトラ吉の試合がやってきました。
「これより『くいだおれ』対『BB戦隊サバレンジャー』の試合を行います」
フィールド前にトラ吉たちと相手チームメンバーが集まりました。
敵チームの5人は、それぞれ赤、青、黄色、緑、ピンクの色のコスチュームをしています。
M16A1を持った普通のプレイヤーらしき赤。
MP5を持った青。
VSR10を持った緑、スナイパーでしょうか。
黄色は巨漢で、SG1を二つもっています。
片方はスペアでしょうか、重い銃ですから、まさか両手で一本ずつということはないでしょう。
ピンクは男なのですが、その動きはまるで女のものでした。なぜか全ての動きがクネクネしています。銃はMP5PDW。
サバレンジャーの登場で、観客たちから声が上がりました。
「サバレンジャーがんばれー!わるい奴らを倒すんだー!」
「けちょんけちょんにのしたれー!」
全て子供の声です。
サバレンジャーのリーダーらしい赤いコスチュームの男が観客たちの方に向かい、
「はっはっはっ!良い子のみんな!この悪者怪物たちが地球を支配しにやってきたぞ!」
その声で、子供達から一斉に歓声が上がりました。
「俺達はこの悪者達を倒し、地球の平和を守るんだ!」
「オーーーーーーー!!」
残りの4人のサバレンジャーもその声に応えました。
「あかん、悪者にされとるわ〜」
チンドンが意気消沈気味に言いました。
「ここで気合い負けしたらアカンで……」
フィールドは南北に長い森です。
北側のフラッグにトラ吉たちが到着しました。
「あかんな。ここは」
トラ吉はフラッグ前に座ると、フィールドを見渡し、そういいました。
「どうしたカニー?」
「見通しがききすぎるんや」
トラ吉が言うとおりです。
フィールドは太い木が多いものの、下草が少なく非常に遠くまで見通しがききます。
背の高い木々が高い位置に葉をつけ、太陽光を妨げているため下草が育たないのです。
そのため、しゃがんだ状態でも遙か50m先まで見通せてしまうのです。
強いて上げれば、フィールド東側のラインだけには多少の草がありました。。
「忍び寄って一撃たたき込むことは無理そうや」
ただでさえトラ吉たちは一人少ない4人なのです。それに加えてトラ吉得意の忍びよりが使えないとなると、苦戦が予想されます。
「作戦はどうするカニー?」
しかしトラ吉は答えません。もちろん他の3人も同様です。
良い答えを出せずにいるのです。
「まあええ、わいはサイドラインギリギリ。東端からや。少しはブッシュがある。守りは無しや、せやけどチンドン、バンパク、ドーラクの3人で横並びでいくんや」
トラ吉が言うとおり、フィールド東側は背の低いブッシュが少しだけあります。とはいえ、その殆どは膝下程度の高さのブッシュであり、満足に身を隠せるとは思えません。
「見通しが利くからカニ?」
「そういうことや、これだけ見通しがきくフィールドやからな、見つからずに前線を突破してこれるとは考えられへん。ディフェンスに一人使って攻撃が3人になるよりはマシや」
作戦が決まりました。トラ吉以外が横並びで進行し、トラ吉はフィールド左側、つまり東側の限界ラインを進行です。
ピーーーーーーーーーーーー。
ゲームが開始しました。
開始と共にトラ吉は姿勢を低くして東側へ。
他の3人は南側、中央方向へと横ラインを組みながら走ります。
中央にバンパク、東にドーラク、西にチンドンです。
ゲーム開始10秒で敵の姿が見えました。
遙か遠く、50mほどの距離から敵の弾が飛んできます。
バンパク、チンドン、ドーラクはそれぞれ近くの太めの木の陰に隠れました。
バラララララララ☆
比較的射程の長いバンパク、チンドンが射撃を開始します。
敵を倒せることはないでしょうが、それでも牽制射撃をしておかないと敵のペースに持ち込まれてしまうからです。
フィールド中央で双方が撃ち合っている時、トラ吉はフイールド東側を匍匐していました。
背の低いブッシュの中を、もっと低い姿勢で素早く、トカゲのように進んでいきます。
「早く攻撃できる位置にいかにゃあかん。今は3対4か。あるいは3対5で戦っているんや」
トラ吉が隠密進行中ですから、トラ吉チームで戦闘に参加しているのは実際には3人しかいないのです。
それに対し、敵は一人ディフェンスを置いていれば4人。
敵全員が前線で攻撃をしているなら5人が戦闘に参加していることになります。
トラ吉はフィールド真ん中を越えて敵陣地に入りこみました。
トラ吉が右側を見ました。
距離20メートルの位置に青いコスチューム。サバブルーです。
適当な木をバリケードに正面と撃ち合っていました。
「まずは、あいつからや」
トラ吉は伏せた状態のままSPASを向けました。
フロントサイト、リアサイト、敵の姿が重なります。
敵は木の陰に隠れていますが、トラ吉は敵の側面にいるため、敵の姿が丸見えです。
そして相手の射撃タイミング似合わせてトリガーを引きました。わずかでも自分の発射音を消すためです。
バンッ☆
3発の白い弾が敵に向かってまっすぐに飛んでいきます。
パパカンッ☆
1発が木にハジかれ、残り2発が敵の体に当たりました。
「ぐあっ!ヒットだっ!撃たれた!」
サバブルーは立ち上がるではなく、その場に倒れました。
「あ、あとは頼むぞ……みんな……」
いったん息を引き取るアクションをしたあとに、立ち上がりセフティゾーンへと歩いていきました。
「まだ気づかれてへん。次や……」
トラ吉はさらに前進していきます。
「ヒットカニー!」
ドーラクが撃たれました。
フィールド中央では、今も激しい弾幕が飛び交っているのです。
絶え間ない銃声が響き渡っています。
見通しの良いフィールドのため、お互い弾の消費が多いのです。
「ヒットバンパク!」
フィールド中央で弾幕を張っていたバンパクまでもが撃たれました。やはり遠距離からの敵弾に当たったようです。
フィールド中央ラインを守るのはチンドンだけ。もしチンドンが倒されれば、容易く突破されてフラッグを奪われてしまうでしょう。
「あかんさ……っさと倒さないとあかんで……」
トラ吉は僅かなブッシュに伏せたままフィールドの様子を見渡しました。
近い方からサバピンク、サバレッド、サバグリーンの3人が確認できます。
手近のサバピンクに狙いを定めてトリガーを引きました。
バン☆
「きゃ!ヒット!」
サバピンクのちょっと気色悪い声が上がりました。
トラ吉の発射音にサバレッドが気づきました。
サバレッドがトラ吉の方を見ます。
「おい!あそこにトラの怪物がいるぞ!怪物トラ男だ!」
サバレッドが後方のサバグリーンに言いました。
「おい、怪物トラ男!出てこい!」
かっこよく決めながらもサバレッドは手近な木に隠れました。
その気に向かいトラ吉がSPASを撃ちこみます。
バン☆バン☆バン☆
かこん、かこん、かこん☆
トラ吉がサバレッドに向かって連射しました。
弾は殆ど全てが木の幹に弾かれていきます。
サバレッドは少し移動し、完全にトラ吉から見えなくなりました。
それでもトラ吉は連射をやめません。
バン☆バン☆バン☆バン☆バン☆
かこん、かこん、かこん、かこん、かこん☆
無駄撃ちとも取れる発砲です。
しかし……
「うぉっ!ヒットだ!」
サバレッドがヒットコールをしました。
遠くからチンドンが攻撃したのです。
トラ吉はサバレッドに対して東側から攻撃をかけました。
それにたいしてサバレッドは、自分の東側にバリケードとなる木がくるようにしたのです。
そのせいで、北側に位置しているチンドンからはサバレッドを容易く攻撃できたのです。
ぼっ☆
ひゅん☆
トラ吉の横を単発の弾が抜けていきました。
サバグリーンまでは、まだ30m以上あります。
サバグリーンのVSR10による攻撃です。
トラ吉はブッシュから飛び出し、前方の木に張り付きました。
そこで殆ど弾が残ってないSPASのシェルを交換するではなく、SPASを地面に置きました。
すかさずホルスターからM93Rを抜きます。
トラ吉は木の陰から前方を見渡しました。
前方にどんな木があるか探っているのです。
トラ吉の目が前方10m程にある一本の太い木に止まりました。
さらに顔をだし、サバグリーンの位置を確認します。
ボッ☆
サバグリーンのVSRの発射音。
その弾が到達するまえにトラ吉は木の陰にと顔を戻しました。
ひゅん。
木の横を弾が抜けていきます。
それにあわせ、トラ吉は駆け出しました。
前方の木に向けて。
スタタタタ。
ボッ☆
トラ吉の後を敵弾が抜けていきます。
どちらにしても弾が到達する頃にはトラ吉は前方の木にたどり着いていました。
「あと20mや……」
さらに前方の木めがけて駆け出します。
ボッ☆
またしてもトラ吉の後を敵弾が抜けていきます。
トラ吉がまた新たな木に張り付きました。
サバグリーンまでは、あと10mほどしかありません。
ボッ☆
カンッ☆
敵の弾が木の幹を叩きます。
それを合図にするようにトラ吉が上半身を傾けました。
木の後から目と銃だけを出し、伏せているサバグリーンに狙いを定めました。
そうとう練習しているような、とても素早い狙いです。
バババッ☆
「ヒット!」
サバグリーンを倒しました。
「あと一人や!」
トラ吉はSPASを取りに駆け戻りました。
「最後の一人はどこや?」
後から前進してきたチンドンに向けて言いました。
「あれやな〜」
チンドンが前方を指さして言いました。
敵のフラッグの前。
そこに恰幅のいい男。
右手、左手にそれぞれSG1を持った巨漢がいました。
「やばそうなヤツやな〜」
バアアアアアアアアアアアア☆
敵の両手のSG1がうなりを上げました。
「うはははは!おまえら!カレーーーーーーは好きかぁぁ!!!!???」
サバイエローはヨダレを垂らしながらSG1を乱射します。
トラ吉、チンドンはそれぞれ手近な木に隠れまいした。
カカカカカカカ☆
トラ吉が隠れている木に向かって敵弾が着弾しています。
「狙いはわいや!攻撃たのむで!」
「わいも狙われてるで〜!」
チンドンの隠れている木にも敵弾がヒットしています。
「なんやて!?」
「うわはははははは!俺は二つの目標を同時に狙えるんじゃぁ!俺は右目と左目をそれぞれ独立させて動かすことができるのじゃぁ!!」
サバイエローの声が響きました。
「なんて恐ろしい奴や〜」
トラ吉たちは身動きが出来ません。
「ヒットや〜!」
チンドンが撃たれました。
どうやら木の陰にしっかり全身が収まりきってなかったようです。
「やばいで……こんなときグリ夫がおったら……」
トラ吉の頭の中をグリ夫を駆け抜けていきました。
さわやかな笑顔で。両手を上げて。勝利というゴールインに向けて。
「うはははははは!そのまま死ぬがいいんじゃああぁ!」
サバイエローは前進してきました。
断続的に発砲を繰り返しながら。
両手で撃っているとは思えないほど正確な攻撃です。弾は正確に木の両端ギリギリを抜けてきています。
トラ吉の目の前の木が、トラ吉の体より太いのが幸いです。この木はこのフィールド内でも1、2を争うほどの巨木です。
トラ吉は左右を見渡しました。
木の右側、左側両方を敵弾が抜けていきます。
「ヤバイな……」
トラ吉は後を振り返りました。
「うはははははは!でてきたらどうじゃ!?」
サバイエローはじょじょにトラ吉の隠れている巨木への距離をつめていきます。
あと15mほど。
そこでサバイエローは横に移動を始めました。
木の後側を見えるようにするつもりです。
……バババ……バババ……
ジワジワとサバイエローは右に移動していきます。
木の後にトラ吉の背中が見えてくるはずです。
それを見越して断続的に発砲しながら、彼は移動していきます。
バババ……バババ……
……しかし……
トラ吉の姿が見あたりません。
「なんじゃ!?おらんだとぉぉ!?たしかにここに!?おったはず!?」
バンッ☆
バシッ☆
「ぅ!ぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?ヒットだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
サバイエローが撃たれました。
トラ吉は、サバイエローから25mほど離れた位置にいました。
先ほど隠れていた木の真後ろの木の陰に。
トラ吉はサバイエローから死角になっているエリア、つまり木のちょうど真後ろを後退していき、別の木に張り付いたのです。
ピーーーーーーーーーーーーーーーーー☆
勝負がつきました。
トラ吉たちの勝利です。
トラ吉がフィールドから出てきました。
「やったカニー!勝ったカニー!」
「バンパク!」
「ようやったで〜!トラ吉〜」
3人の仲間がトラ吉を迎えます。
しかし、そこに敵の、サバレンジャーの姿はありませんでした。
……そして。
ドスン、ドスン☆
「な、なんや!?」
地面が揺れています。
「あれは何カニー!?」
なんと……
ロボットです。
身長が60mもあろうかというロボットが目の前にやってきたのです。
−−−もしかするとさらに続くかもしれない−−−
あまりにあきれたのでメッセージを送ってみる。