サバゲニッポン昔話


エリー「さあ良い子のみんな、サバゲニッポン昔話のお時間よ〜」
ネコ田さん「はーい」
エリー「じゃあ、この物語を見るときの注意点分かる人〜!?」
ネコ田さん「はーいにゃ!」
エリー「はーい、ネコ田さん。言ってみてね」
ネコ田さん「エリーちゃんの前でクマノフさんの悪口を言ってはいけないですにゃ」
エリー「はーい、ネコ田さん。鞭打ちの刑」
ネコ田さん「なんでにゃ〜!?」
うさぴょん「と言うわけでお二人はほっといてサバゲニッポン昔話のお時間ぴょん」
エリー「うさぴょん!あんたがあたしたちに『いつもと違った始め方してみてぴょん』って言ったんでしょ!!」
クマノフ「うさぴょんはこう見えてけっこう執念深いクマ」
エリー「どうしたの?クマノフ様」
クマノフ「前回エリーに投げ飛ばされた事を恨んでるクマ」
うさぴょん「……じゃ、お便りいくぴょん」
エリー「無視しないのっ!」
ハンドルネーム:タクティカル ランチャー
パン太どうなったの ぱぱぱぱ んんんんんんんんんん 太太太太
クマノフ「そういえば、そんな奴もいた気がしてきたクマ」
ネコ田さん「本当に長いことでてないにゃ〜」
うさぴょん「『あの人は今!?』だぴょん」
ハンドルネーム:すナイツSR
キタキタキター!!なんか複雑な展開になってきましたw
クマノフはやはり、大きな組織のにんげ・・・いや、熊だったんですね。
クマノフ「大きいかどうかは不明クマ。アパートの一室を借りてるだけかもしれないクマ」
うさぴょん「ベンチャー会社みたいぴょん」
ハンドルネーム:匿名希望
そっそんな…クマノフさんはタレ目だと思っていたのに…
手足が短くて爪とかデフォルメされていて、かつ目つきの悪い不細工な人形の様な方だと思っていたのに…
……時にイラストってサバニポの中の絵を使ってもいいですか?(アイコンとか)
うさぴょん「クマノフさんは目つき悪いぴょん」
ネコ田さん「あのイラストだとだいぶかわいくなってるにゃ〜」
うさぴょん「本当はもっと悪人顔ぴょん」
ハンドルネーム:ドコパモ
むむむ・・・やっぱりクマノフはロシアでなんかやってたのかぁ。
別にクマノフなんざぁどうでも良いんですけど。って言うかナイトゲームやらなかった・・・
ネコ田さんの夜目とかが発動出来なかったですね。残念。
あとネコ田さん今回も出番なかったけど次は出れるようにガンバレ。
ネコ田さん「そういえば前回、俺だけ登場してないにゃ」
うさぴょん「降板が近いぴょん」
ネコ田さん「それもよさそうにゃ」
ハンドルネーム:ケン
なんかどんどんサバゲから離れていってません?
それはそれで楽しいですけど。
なんか絵のタッチが格好よくなってきましたね。
共産主義のメンバーはこういう役割をしたほうが自分的にはいいと思います。
クマノフ&エリー=前線突っ込んでアタック
うさぴょん=クマノフ&エリーのメンバーと離れたところで別行動して隙が出たらフラッグ強奪
ネコ田=デフィンス
パン太=おとり
クマノフ「作戦通りにいかないのがサバゲクマ」
うさぴょん「ぴょん」
ネコ田さん「みんな俺ぐらいのスキルあればいいんだけどにゃ」
エリー「なんか言った?」
ハンドルネーム:きなこMIX
たかが焼き魚に500円...。
さすがアニキ!尊敬してます〜!
クマノフ「クマー。私を見習ってお金儲けするクマ」
ハンドルネーム:テツハ・ミウラ
いつも、楽しんで読ませていただいております♪
クマノフさんにそんな過去が?
驚きです・・・。(・_・;)
もしかしたら、クマノフさんが主人公なのかも・・・。
クマノフ「過去などどうでもいいクマ」
ハンドルネーム:Tak
ロシアの熊ってライフル持ってんのか、と思うと日本の熊は素手なんだからかわいいですねw。
そして勝手な推測ですが、クマノフがAK−47だったので…今回の狙撃銃はドラグノフでしょうか?
一応僕はショットガンを使うので、スナイパーライフルはよくわかりませんが…
うさぴょん「クマーニャさんの銃はご想像にお任せぴょん」
ハンドルネーム:カラシ煮込む
もしかしてクマノフって元KGB!!?
うさぴょん「そんないいところに就職してないと思うぴょん」

第36話:背中に気をつけな

 大会二日目。
 とても晴天です。
 会場に多くのサバイバルゲーマーが集まっています。
 とはいっても昨日よりは数が少なくなってしまっています。
 予選敗退したチームで帰ったチームあるからです。
 しかし、予選敗退しても、今後の試合を観戦するためだけに残るチームも少なくありません。


 サバ・イバールがステージに立ちました。
「今日から本戦トーナメントを行う。出場できるのは各ブロックの上位2位までに入った32チーム。本戦トーナメントの組み合わせはくじ引きで行う。各チーム代表者は前にでてクジをひきたまえ」

 各チームのリーダーがステージに上がりました。
 そして次々とクジを引いていきます。

 その中にはドナレドやキム・シャチの姿もあります。
 クマノフとトラ吉もクジを引きました。
「2番クマ」
「25番や」
 トラ吉とクマノフの番号が決まりました。
 全部で32チーム。
 最終的に決勝で当たるのは16番までの番号のチームと17番以上の番号のチームですから、二人とも順調に行けば決勝戦で当たることになります。
 ステージ上のボードに次々とクジの結果が張り出されていきました。

「名古屋が21カニ」
「お互い勝ち進んだら4回戦で当たるってことやな」
「ドナレドはどこぴょん?」
「30番ね」
「良かったにゃ、俺達とは離れてるにゃ〜」
「わいらに近いやないかい」
「トラ吉たちの3回戦であたるぴょん」


 くじ引きが終わり、皆セフティゾーンの各エリアへと散っていきました。
「とりあえずドナレドとはしばらく当たらないにゃ〜。よかったにゃ〜」
 喜んでいるネコ田さん。しかしクマノフたちの隣ではトラ吉たちのセフティゾーンです。
「トラ吉たちは大変そうだぴょん」
「私たちも油断は出来ないクマ。思わぬ強敵が待ちかまえているかもしれないクマ」
 そこに……
「彼女を連れてきたよ。クマノフ君」
 プラホーイ大佐がやってきました。
 その後ろにはクマーニャ。
 その手にはやはり細く長いオートマチックの狙撃ライフル。その先端にはサイレンサーがついています。
 クマーニャの銃からはホースが出ていて、それが腰につけた小型タンクに繋がっていました。
「大会本部には連絡を入れてきた。やむを得ない欠員ということで代わりのプレイヤーはあっさり認められたよ」
 それだけ言うとプラホーイ大佐は去っていきました。
「……クマ」
「で、この女は誰?」
 エリーがクマノフに問いかけました。額には十字の怒りマークが浮かんでいます。


 フィールド前にクマノフたちと敵チームが集まりました。
 敵チームは全員がアザラシです。
「これから本戦トーナメント、第1試合を行います。チーム『SEALS』対『共産主義』です」


 クマノフ達はフィールド西側からのスタートになりました。
 フラッグ周辺に5人が集結します。
「敵チームの装備は見たクマ?」
「全員がM4だったぴょん。装備もたくさんついてたぴょん」
 敵のM4には、レーザーサイト、ダットサイト、フラッシュライトと、さまざまな装備がついていました。
「財力で勝負には勝てないクマ。それを教えてやるクマ」
「クマノフ様、それは妬みすぎよ」
「作戦はどうするぴょん?」
「エリーにディフェンスを任せるクマ」
「了解」
「あとは私とうさぴょん、ネコ田で攻めるクマ。クマーニャには遊撃についてもらうクマ」
 クマーニャは静かに頷きました。

 ピーーーーーーーーーーーーー。
 ゲーム開始のホイッスルが響きました。

 クマノフ、うさぴょん、ネコ田さんは東方向へと走っていきます。
 クマーニャはただ一人、フィールド南ルートに向かいました。
「あの人はどこにいったぴょん?」
「分からないクマ」
 クマーニャを単独行動させたのは、クマーニャの活躍に期待したくないためです。
 クマーニャの実力は不明です。もしかするととても下手かもしれないのです。その場合、彼女を頼り切れば負けてしまうかもしれません。

 ゲーム開始から3分後。

 パパパパン☆

 フィールド中央付近でうさぴょんが攻撃を受けました。
 素早い反応でうさぴょんは伏せます。
「正面にいるぴょん」
 伏せた状態でうさぴょんは言いました。

 クマノフは少し左側、北方向から前進を開始しました。慎重に前方を警戒しながら前進していきます。
 今分かっている敵を斜め方向から倒すつもりです。

 カサリ……

 クマノフの前方で草を踏む音が聞こえました。
 クマノフはブッシュを盾に立ち止まり、ブッシュの隙間から前方を眺めたまま、静かに銃を前方に向けます。
 10メートルほど前方で何かがうごめいています。敵でしょう。
 クマノフはゆっくりと銃口をそちらへと向けます。

 そして……

 パララララ☆

「ヒットクマ!?」

 突然、クマノフが撃たれました。
 それも背後から。

 クマノフは立ち上がり、後を見ると……

 10mほど後方でネコ田さんがクマノフを見ています。
 その手は「ごめんなさい」といったポーズをしていました。

 ネコ田さんがクマノフを敵と間違えて撃ってしまったのです。


「クマノフさん撃っちゃったにゃ〜……」
 エリーがディフェンスにいるのが幸いでしょうか、エリーに見つかったら殺されかねません。

 パララララ。

 正面方向から敵の弾が飛んできました。
 先ほどクマノフの前にいた敵からの攻撃です。しかしネコ田さんからは敵を発見していません。

「見つかってるみたいにゃ」

 ネコ田さんは近くブッシュの陰にしゃがみこみました。
 さらに周囲を見渡し、すこし後方の木に目を付けました。
「やっぱりあの陰がよさそうにゃ」
 ネコ田さんは素早く後退すると、木の陰に移動しました。
 木の陰で姿勢を上げていきます。
 フィールドが広く見渡せ、前方10mほどの位置にうさぴょんの後頭部が見えました。

 パラララ。

 うさぴょんの前方から敵の攻撃がありました。
 狙いは甘く、ネコ田さんには当たりません。
 しかし撃ってきたにも関わらず、ネコ田さんから敵を発見することも出来ませんでした。

 パンパン☆

 ふと、うさぴょんが左側に向かって何発かを放ちました。
 先ほどクマノフさんが撃たれた場所の近くに向けて撃ったようです。

「ヒットー!」

 M4を持った敵が立ち上がりました。
 うさぴょんの攻撃がヒットしたようです。

 パラララララ☆
 パラララララ☆

 前方で発射音がおきました。
 ネコ田さんは素早く木の陰に隠れました。

 しかしネコ田さんの位置へは弾が飛んできていません。

 パラララララ☆
 パラララララ☆

 どうやら二人以上の敵が発砲しているようです。
「これ、俺が狙われてるんじゃないにゃ!」

 ネコ田さんが顔を出したその時。

「ヒットぴょん!」
 前方で声が上がりました。
 どうやら狙われていたのはネコ田さんではなくうさぴょんだったようです。

 ネコ田さんは顔だけ木の横に出して正面をうかがいます。
 殆どブッシュに覆われたフィールドは、しーんと静まりかえっていました。
「静かにゃ。けど二人はいるはずにゃ」
 パラララララ。
 カカカン。
 ネコ田さんに向かって弾が飛んできました。
 すかさずネコ田さんは木の陰へと顔を戻します。
 しかし、隠れれば自分からの視界も確保できません。敵がどこから撃ってきたのか正確に見つけることもできませんでした。
「前にいるっていうのはわかるんだけどにゃ〜」
 半ば当たり前のことをつぶやいています。後や側面からなら確実にアウトになっているはずですよ。

 カサカサ、カサカサ。

 音が近づいてきます。それも複数。
 しかし、隠れたままのネコ田さんからは敵がどこにいるのか分かりません。

 カサカサ、カサカサ。

 敵が近づいてきているようです。

 ネコ田さんはMP5A5を握りしめ、意を決して顔を出しました。
 サッ。
 目の前のブッシュには……
 4人の敵の頭が見えています。距離は15から25メートルほど。
 彼ら全員のM4が、すでにネコ田さんに向いています。

 ぐぁららららららららららららららららららら!!!!!!!

 4人のM4が同時に弾を吐き出しました。フィールドがいっきにやかましくなります。
「うにゃぁぁぁぁぁぁ!!」
 ネコ田さんは片手でMP5をデタラメに発射しながら木の陰にと隠れました。
 その木には大量の敵弾が当たり、激しい着弾音を立てています。
「ヒット!」
 と正面から声が上がりました。敵の一人がアウトになったのです。

「にゃ!?もしかして今撃ったのが当たったのかにゃ!?」
 ネコ田さんは木の右側から手と銃だけ出し、もう一度でたらめに前方に向かってバラ撒きました。
 パララララララララララララ。
「ヒット!」
「ヒット!」
 今度は二人の敵がヒットコールをしました。

「にゃにゃ!?もしかして俺って天才かにゃ!?見えてもない敵を倒してるにゃ」

 敵はあと一人。
 ネコ田さんは正面に木を置いたまま、その向こうの敵の位置を予想しました。
 目の前にある木をじっと見つめてると。
 なんとその向こうの風景か頭に浮かんでくるではないですか。
 まるで目の前の木が透明になったかのように。
 そして、敵の位置も頭に浮かんだのです。
「そこにゃ!!!!!」
 もう一度MP5と手だけを出し、イメージした位置に向かってトリガーを引きました。

 パララララララララ。パララララララララ。

 ネコ田さんと敵がトリガーを引いています。

「ヒット!」

 ヒットコールをあげたのは敵です。
 これで最後の5人目。

「勝ったにゃぁぁぁぁ!!」

 ネコ田さんは大声で叫びました。


 ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

 ゲーム終了にホイッスルがなりました。
 『SEALS』対『共産主義』の米ソ対決はSEALS全滅で共産主義が勝利しました。


 ゲーム後のセフティゾーン。
 クマノフ、エリー、うさぴょん、ネコ田さん、クマーニャがくつろいでいました。
「俺が4人も倒したにゃ〜」
「それならネコ田が倒したのは合計5人クマ」
 クマノフが嫌みを言いました。
「一人は僕が倒したぴょん」
「それって合計6人よ。だぶってるんじゃない?」
 エリーが疑問を投げかけました。

 クマノフがふとクマーニャを見ると、彼女は自分の狙撃銃のマガジンを外すところでした。
 そして、BBボトルから弾を4発だけ取りだし、マガジンに詰め込んでいたのです。



−−−もしかするとさらに続くかもしれない−−−

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※例:「クマノフ なまえ公開許可」

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