サバゲニッポン昔話
うさぴょん「サバゲニッポン昔話が始まるぴょん。みんなテレビを明るくして部屋から離れて見るぴょん」
クマノフ「クマー」
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ハンドルネーム:ドコパモ
今回はネコ田さんの活躍ゼロですね。
ほとんど何もやってないじゃないですか。
最近クマノフとかうさぴょんにおいしい所持ってかれちゃってますよ。大丈夫ですかー?
頑張ってくださいね〜。
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ネコ田さん「たまにはそんなこともあるにゃ〜」
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ハンドルネーム:k98k
決勝進出オメデトウゴザイマスーさてこれからどんな
展開になるのやら。。。楽しみにしてますー
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クマノフ「優勝一直線クマ」
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ハンドルネーム:ズボンは・・・?
あの…クマノフさんとかズボンはいてますか…?
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うさぴょん「絵描きさんしだいぴょん」
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ハンドルネーム:レイヴン
やっぱ目立たないなぁネコ田さんは。
もっと目立つ武器にしなさい。
ミニガンでも持って漢になりなさい(笑
きっと目立つ事間違いなし!!
まぁ目立つだけで今以上に(←コレ重要)役に立たなくなる事は必須ですが・・w
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ネコ田さん「ミニ電動ガンじゃもっと弱いにゃ〜」
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ハンドルネーム:Vz61
最近熊による被害が多いですね・・・犯行期日なども近いことから、ワグマン達の犯行であることは間違いないと思われます。
ワグマンが暴走するまでの経緯は以下の通り。
主人に暇を出された
↓
盗みをするか飢え死にするか迷う
↓
求人情報探す(クマノフから貰った本)
↓
求人情報発見
↓
「宇宙海賊募集」(この辺で暴走)
↓
再軍備宣言(日本熊連邦と対立)
↓
大会に出る(最強のβ使用)
↓
トラキチに破れる
↓
医療費負担(2300万円全額負担)
↓
・・・とまあ彼の苦悩は止まりません。暴走するしか自己の表現が無かったのでしょう・・・
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クマノフ「ワグマンも頑張っているクマ。感心クマ」
エリー「クマノフ様、頑張るにも方向性が……」
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ハンドルネーム:P90TRを愛用 公開許可です。
スクープ!!グリ夫退場の真実
ド●ッピー氏との空中戦で重傷を負い、戦線を離脱したグリ夫氏、実は無傷であったという情報がよせられました。
情報源であるDナレド氏によると「彼は怪我なんかしてないのさ、新番組の“グリエさん”に弟役か旦那役で登場するのさ、ひゃ―●ッハ●●●(←放送禁止用語のため伏字)」
製作を担当する日●サソラ●フのUさぴょん氏によると
「もう大変ですよ我が社の三作目ですからね、人●解放軍とかモビル●ーツとか出すって聞かないんですよ社長が…」
なお“グリエさん”は“サバゲ日本昔話”35話公開の二日後に“教えてクマノフさん”にて公開されるらしい
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ネコ田さん「……だ、そうにゃ」
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ハンドルネーム:リク
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あっというまに終わりましたねw
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ネコ田さん「手抜きにゃ」
第35話:再会
大会一日目が終了しました。
予選の結果、トラ吉チーム、クマノフチームともに本戦トーナメント進出です。
予選で敗れたチームの中には、そのまま帰るチーム。一泊して翌日のゲームを観戦するチームとさまざまです。
もちろん本戦トーナメント進出を果たしたチームは翌日までいなければなりませんから、近くのホテルに宿泊しています。
夜、そのホテルのロビーで……
「あたしのクマノフ様はどこにいるのよっ!」
エリーは怒っていました。
「うさぴょん!知ってるんでしょ!?」
「僕は知らないぴょん」
「嘘!絶対知ってるはずよ!」
がしっ☆
エリーはうさぴょんの耳を掴みました。そしてそのまま持ち上げます。
「本当に知らないぴょんっ!」
うさぴょんの足は空中でジタバタしています。
「どうしたんだい?君のような美しいレディが怒っているなんて。君にはもっと笑顔が似合うよ」
通りすがりの南ヨーロッパ系の男が声をかけました。
どこかで見た顔です。
バコン☆
「ぐはっ!」
ロレンツォの顔に向かって投げられたウサギさんが激突しました。
「痛いぴょん……」
エリーはそうとうご機嫌斜めなようです。
一方、食堂では……
「ほんで、本人とは会話できへんのか?」
携帯電話に向かって話しているのはトラ吉です。
「……まだ意識が戻らないんです。どうやら両手両足と首が折れてるらしく……」
電話の向こうから聞こえてくる声。
「わかった。ええわ。ほなどうもや……」
トラ吉は通話を終了しました。
ホテルの食堂、円形のテーブルを囲み、トラ吉、バンパク、チンドン、ドーラクがいます。
「あかん……意識戻らんようや」
「カニー……」
トラ吉が話していた相手は医者です。グリ夫が運ばれた病院と電話をしていたのです。
「わい、行ってくるわ」
トラ吉は席を立ちました。
「行ってどないするんや〜?」
チンドンがトラ吉の背中に問いかけました。
「……」
トラ吉は背中を向けたままです。
「今行って明日のゲームまでに戻ってこれるんかい?無理やろ〜?」
「病院は遠いカニー」
「せやけどな……」
「トラ吉が戻ってこんかったら、わいらは3人で明日のゲームすることになるんやで〜」
「バンパク」
「そしたら一回戦落ちや〜。何のためにグリ夫が体張ってわいらを本戦進出させたんや〜?せやろ〜?」
「分かっとる。そのぐらいわかっとるがな……」
「今はグリ夫の所行かんくてもエエ。次の試合で勝つことだけを考えるんや〜」
「クマクマ……ホテルなんかでお金を無駄にしてられないクマ」
ホテルの近くに止まった一台の赤いワンボックスカー。
その車の前にあるたき火が、夜の闇の中で明るい光を作り出していました。
たき火の前にいるのはクマノフです。
他のメンバーは全員近くのホテルに宿泊したのですが、クマノフだけはお金を使いたくないため、車の中で夜を明かすことにしたのです。
クマノフは近くの川で取ってきた魚をたき火で焼いています。かなりアウトドアです。
「うまく焼けたクマ」
クマノフは魚を手にとり、かじりました。
「上手いクマ、タダよりうまい物はないクマ」
クマノフはとても幸せそうです。
「……で、おまえも食いたいクマ?」
ふとクマノフは夜の闇の中に向かって話しかけました。
誰もいない……と思われる闇の中に向かって。
……すると……
闇の中から一人のクマが現れました。
歳は50歳ほどでしょうか。鋭い目つきのクマで、いかにロシア人と言わんばかりの顔つきです。
「気づかれていないと思っていたのだが……さすがだな……クマノフ君」
暗闇の中から現れたクマがそう言いました。
「そのぐらい分かるクマ。で、何しに来たクマ?」
クマノフは平然と焼き魚を頬張りながら話します。
闇の中から現れたクマは、クマノフのとなりの石に腰掛けると、焼いてある魚の一つに手を伸ばしました。
「それではお言葉に甘えて、私も一つ頂こうか」
「一つ500円クマ」
即答です。
クマは伸ばした手を戻しました。
「……で、だな。私がここにきたのは……」
「お土産持ってきたクマ?」
「……ま、まあな。これだ」
クマはクマノフに一本のビンを渡しました。
「極上のウォッカクマ。ありがたくいただくクマ」
「……で、だな」
「帰っていいクマ」
クマノフの冷たい一言が飛びました。
闇の中から現れたクマのこめかみを汗がつたいおちます。
「……私は土産物を渡すためにわざわざここまで来たわけではない」
「残念クマ。てっきりそうだと思ってたクマ」
「もう一度組織に戻らないかね?」
「イヤクマ」
即答です。
さらにクマノフは続けます。
「プラホーイ大佐はボスではないクマ」
このクマの名前はプラホーイ大佐と言うのでしょう。クマノフとは面識があるようです。
「今は私がボスだ。君は知らないだろうがな」
「それは知らなかったクマ。私は追放された身クマ」
「君の追放を取り消そう。あれは前の組織が決めたことだ。今、我々の組織は以前の我々ではない」
「……クマ?つまりはプラホーイ大佐がボスになったからクマ?」
クマノフは、やっぱり焼き魚を食べながらです。
「そうだ」
「ますますイヤクマ」
「……なぜだ?」
「ハローシイ大佐とプラホーイ大佐は組織内で対立していたのは私も知っていたクマ。それでプラホーイ大佐がボスになったということは、何をしたか分かるクマ」
「当ててみたまえ」
「ハローシイ大佐を消したクマ」
「……ご名答」
「私はハローシイ大佐に追放された身クマ。だがハローシイ大佐を尊敬していたクマ。プラホーイ大佐の手段を選ばない汚いやり方には賛同できないクマ。それに対してハローシイ大佐は誇り高い男クマ」
「……そうかそうか。だがそれだからこそ君は私に従わなければならないのだよ」
「……クマ?」
「すでに君は私の部下のスコープの中。君は気づいてないだろう?」
クマノフの魚を食べる手が止まりました。
「……クマ……」
いつもどおりの鋭い目で周囲の闇の中を見渡します。
しかし、何の気配も感じられません。ただ静かの夜の闇があるだけです。
「有能な私の部下がいるものでな……出てきたまえ、クマリア」
「……クマリア……?」
音も無く、闇の中から一人のクマが現れました。
歳は20代前半といったところでしょうか。女のクマです。
その表情は完全に無感情。手にはとても長いオートマチックの狙撃用のライフルを持っています。
「……クマーニャ?」
珍しくもクマノフが驚きの表情で問いかけました。
しかし返答はありません。
「彼女は君を覚えてはいない」
「……クマ?」
「我がロシアの科学力を持って彼女を洗脳させてもらったよ」
その言葉を聞いてクマノフはより鋭い目つきでプラホーイ大佐を睨みました。
直後にプラホーイ大佐にかじりついてもおかしくなさそうな、そんな目です。
「君に何ができる?彼女は私のボディガードだ。もし君が私を殺そうとすれば、彼女が君を殺す。もし私が何者かに殺されるような事があれば、証拠隠滅の為に彼女も自らの手で死ぬ」
「……クマ」
「認めたくないかね?この現実を。だが誰のせいでこうなった?」
クマノフは闇の中で燃えるたき火をじっと見ていました。
「全ては君のせいだ。君がいなければ彼女がこうなることは無かったのだ」
「君が組織に戻れば彼女を解放しよう、どうかね?」
クマノフはじっと燃えさかるたき火を見ながらしばし考え……
「……戻らないクマ」
プラホーイ大佐もしばしの間をおきました。そして……
「この大会、君のチームは一人少なくなったそうではないか。ならば私が一人貸しだそう。明日大会運営本部に聞いてみてあげるとしようか」
プラホーイ大佐は立ち上がりました。
「それでは、また会おう」
去っていきました。
その後を追うように、クマーニャも闇の中に消えていくのでした。
−−−もしかするとさらに続くかもしれない−−−
あまりにあきれたのでメッセージを送ってみる。