サバゲニッポン昔話
ネコ田さん「前回は楽勝だったにゃ〜」
クマノフ「油断したらいけないクマ」
ネコ田さん「やっぱり俺が強くなったからかにゃ〜」
クマノフ「あんまり変わってないと思うクマ」
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ハンドルネーム：鳴酸
また出やがったかコアラめ！相変わらずなまいきなぁぁ！
コアラは母親のうＯこを食べて育つんだぞコノヤロー！（トリＯアの泉より）
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ネコ田さん「あいつらムカツクにゃ〜」
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ハンドルネーム：たーぼん
うわぁ〜ネコ田さんかっちぇ〜 投票しちゃおうかな♪
それにしても一番左のコアラ！お前「イマクニ」だろぉ！！
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エリー「イマクニって誰？」
うさぴょん「ポケ＊ン関係のコメディアンしてるみたいぴょん。確かに似てるぴょん」
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ハンドルネーム：すナイツSR
最初のグリ夫の計測にはビビリましたよ。しかもグリ夫喜んでるしｗ
てゆーか、コノ大会は最初に初速計ったりしないんでしょか。
あと、優香という芸名は、当初「てゆーか」と言っていたことから来たそうです。
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クマノフ「優香はどうでもいいクマ。初速測定はしてたはずクマ」
うさぴょん「編集でカットされたぴょん」
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ハンドルネーム：announ
パン太はもうでてくるな
みんな成長していますね
（ネコ田さん以外）
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ネコ田さん「なんだとにゃ〜。俺も立派に成長してるにゃ〜」
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ハンドルネーム：とっつあん
なんか、コアラ達荒れてますねぇ。久々だったのに。
盗んだバイクで走ってきた感じですよね〜
あ、そうそう。
グリオよかったじゃないか。
しかし、フィートとは。
最初読んだときは、殺す気か！とね。思ったわけですよ。マジで。
んで、パン太はリストラ決定ですね。ｗｗ
エリーさん強いですねぇ。Ｎｏ2決定ですな。
夫婦（？）でがんばってくださいね。
ではまた次の機会にお会いしましょう。ｂ
psゴＯゴみたいな奴はてっきりスナイパーかと。弱いしww
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コアラン「なんだとコァラー！」
コアリン「俺達は人気者だから何やっても許されるんだぞコァラー！分かってんのかコァラー！？」
コアルン「いてまうぞコァラー！」
クマノフ「荒れてる奴らが来たクマ」
うさぴょん「乱入禁止ぴょん」
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ハンドルネーム：ドコパモ
ねこ田さんの絵カッコイー！ねこ田サイコー！
ってかパン太ハンバーガー食べちゃえば、
ライバルが一人減るぞーねこ田ぁぁぁ！！
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ネコ田さん「誉めてくれるのはうれしいにゃ。だけどパン太はすでにライバルじゃないにゃ〜」
エリー「目糞鼻糞だけどね」
ネコ田さん「……やっぱり俺、この話降りようかにゃ……パン太みたいに」
エリー「それってパン太は実は……」
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ハンドルネーム：レイヴン
キャー!!!キャーキャー!!!
エリー様ー♪カッコイイですワー♪（五月蝿ｗ
最高ですワ!!これからも頑張って下さいマセ（￣＾￣）ゞ
おらぁ!!ネコ田ぁ!!ん・・??あら・・??およょ・・・??
のあぁぁ―――!!違うぅ!!イメージと違う!!
ノラで、そばかすとか有りそうな、ぱっとしない、
しょぼいキャラじゃないぃ――!!
あぁぁー!!貴族顔だぁ!!（ｗ
いかにも主人公的な顔してるぅ!!
きゃー!!今までのご無礼お許しくださいませ〜 ＞_＜|||
ネコ田様は今回、チームに多大な貢献をしましたねぇ!!
スゴイです!!スバラシぃ限りです。
ネコ田様カッコイイー!!
これからも頑張って下さいマシー☆★
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ネコ田さん「みんな俺の良さを分かってくれたにゃ〜」
うさぴょん「次読むぴょん」
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ハンドルネーム：おぴょぴょ
コアラザコォ！（゜A゜）
てゆ〜か猫太さんあの顔やめちくり〜（T△T）
作者さーん、たのむから別のイラストにしておくり〜
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ネコ田さん「…………」
うさぴょん「落ち込んじゃダメぴょん」
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ハンドルネーム：バルパトス
こんな顔した奴等が
動物園の人気者と認めたくない、
あと猫田さんの今後の成長に
自分は期待しています。
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コアラン「しばきたおすぞコァラー！！」
クマノフ「お帰りはあちらクマ」
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ハンドルネーム：第０８すね吉小隊
猫田さん怖！！
今までのイメージとのギャップがすごい。こんな顔してたんですね。
猫は猫でも山猫ですか？この際猫田さんは何猫なのか教えてください。
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うさぴょん「ノラネコぴょん」
エリー「ナメネコよ」
クマノフ「泥棒ネコクマ」
うさぴょん「エリーちゃんの言ってることがわからないぴょん」
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ハンドルネーム：スナイパ上等兵
トラ吉達は次の試合頑張ってくださいね＾＾
ネコ田さん駄目ですね…
まぁ、その分エリーとうさぴょんが強いから…
ちなみに僕はグロックもステアーも好きですｗｗ
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ネコ田さん「……ま、またにゃ……」
うさぴょん「カルカンブレッキーズたべて元気だすぴょん」
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ハンドルネーム：Ｖｚ６１
7.673J･･･
最初、グリオの銃はこれぐらいのパワーだと思っておりましたが･･･安心です（何
やはり何万もかけた金。大事にしたい物です（ォィ
最近、トカゲの人気が急上昇（パンダは逆）しているようですが、トカゲに対する各界の意見です。
グリオの意見では、
「奴は危険だ。なぜなら奴は常に形状を変化させることで外部の情報を遮断したりすることが出来る。その上、体の一部分を変化させることにより原始的な武器を作ることが可能である。」
クマノフの意見では、
「奴は資本主義思想、軍国主義等に汚染されているゥーッ！故に奴に接近することはすなわちッ！我が祖国の退廃に繋がることでありッ！排除されるべき存在なのだーッ！」
ネコ田の意見では、
「奴は、常に我々を尾行しており、危険分子であることは間違いないことである。恐らく、背後にはコアラ一派の組織がいることは確かである。しかしながら、今回の戦闘において我々は大勝利を収めた。つまり、彼らは我々を尾行するようなことは無い。」
ドナレドの意見では、
「首輪は取った方が良い」
以上、現場から、うわなにをするｗｗやめろ
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エリー「何万もかけた『金』って何よ！銃でしょ銃！」
ネコ田さん「怒ってるにゃ〜」
第３１話：大空へ
トラ吉のたちの予選最後の試合。
今現在、トラ吉たちのブロックのトップは『偉大なる名古屋』
彼らは現在全勝しており、予選通過は決定しています。残りは消化試合。
二位はトラ吉たちの６ポイント。
三位が今回の敵チーム、現在４ポイント獲得しています。
「俺達は二位だけ負けても大丈夫なんじゃないか？」
会場に張り出された対戦成績表を見ながら、グリ夫が言いました。
「いや、それはちゃうで」
トラ吉が否定しました。
「まずわいらがフラッグアタックで負けたらわいらが６ポイント、相手が７ポイントになって逆転や」
「そ、そうか」
「それともう一つや。引き分けや人数差勝利もヤバイで」
「バンパク？」
「わいらの残り試合はあと一つや。それに対して相手は２試合のこっとる。せやから、相手が最後の試合で勝利したら逆転されてまう」
「４ポイント以上の差をつけとかんと安心できへんってことやな〜」
「わいらは勝つしかないんや」
「勝てば確実か？」
「いや、ちゃう。現在４位のチーム『愛と勇気』が３ポイントとっとる。このチームが２試合残ってるんや。こいつが今から２勝した場合は６ポイントがプラスされて９ポイントになるで」
「つまりうちらが９ポイントになっても並ばれてまうな〜」
「バンパク」
「いや、これを見ろ！」
グリ夫は対戦組み合わせ表を指刺しました。
「この『愛と勇気』がこれから二勝することは無い！」
グリ夫が力強く言いました。
「なんでや？」
トラ吉はちょっと考え。
「……そういうことやな……わかったな」
グリ夫が鼻で笑い。
「『愛と勇気』の次の試合は『偉大なる名古屋』だ。勝てるわけがない」
「つまりわいらの次の試合で全てが決まると考えてええわけやな〜」
いろいろ予選最後の試合。
フィールドの前にトラ吉たちと、敵チームが集まりました。
敵チームの名前は『こどもチャレンヅ』
敵は動物です。
トラのような人、ウサギのような人、羊のような人、鳥のような人、黒猫のような人の５人組です。
「なんだ、お前もトラか？」
相手のチームリーダーらしきトラが言ってきました。
「な、なんやおまえは？」
「俺の名はシマヅロウ。なんだ、おまえもＳＰＡＳ使いか。なんだ？俺のマネをしているつもりか？」
シマヅロウもトラ吉と同じくＳＰＡＳ１２を持っています。
「な、なんやて？おまえなんて知らんわ」
「そうか、おまえは俺の噂を聞きつけてマネをしているのだな。それもいいだろう」
「おまえがわいのマネしてるんやないかいっ！」
「誤解されては困る。本物は俺だ！お前が偽物だ！偽物は道を開けろ！」
フィールドは東西に長いブッシュフィールド。
全体的にブッシュが濃く、反面、木は殆どありません。
トラ吉たちは東側フラッグからのスタートです。
「予選最後や、負けられへん」
「誰が守るんや〜？」
「僕が守るカニー」
「ＯＫや。ならいつものパターンや。進行ルートは中央や。ただわいは若干南側を行くで」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
ゲーム開始のホイッスルが鳴りました。
ドーラクをディフェンスに置き、トラ吉、チンドン、グリ夫、バンパクは駆け出しました。
トラ吉はフィールドのやや南側を進行、他のメンバーはフィールド中央を進みます。
ゲーム開始から２分。
「正面３０ｍ、敵やで〜！」
「バンパクッ！」
パララララララララララ。
「ヒット〜！」
チンドンの二人の攻撃で、あっさりと黒猫がアウトになりました。
「楽勝ぎみやな〜」
そう、チンドンが楽観的に言った時……
ひゅんっ。
チンドンの近くを弾が通り抜けていきました。
すかさずチンドンはのブッシュに潜りました。
「危なかったわ〜」
カサッ☆
またチンドンの目の前の草に着弾しました。
チンドンはさらに姿勢を低く下げます。
「狙われとるな〜」
「バンパクッ！」
パラララララララララララララララ☆
バンパクは正面に向けて弾を放ちました。
敵の姿は見えていませんが、チンドンを狙っている狙撃手に対しての攻撃です。
だいたいの位置を予想して攻撃しているのです、もし敵が動けば、その動きで発見できるかもしれません。
３５ｍほどの距離で何かが動きました。
ラムリソです。
「動いとるな」
ブッシュ内を先行していたトラ吉がラムリソの動きを確認しました。
まだトラ吉からラムリソまでは２５ｍほどの距離があります。
トラ吉がさらに前進しようとしたその時。
パンッ☆
ビシッ☆
トラ吉の横に弾が落ちました。
その弾は勢いよく地面を叩いたのです。
「上？そんなアホな！？」
トラ吉が上を見たとき。
二発目が飛んできました。
トラ吉は素早く横に飛び退き、間一髪で攻撃を回避しました。
トラ吉の上空にいたもの。
ドリッピイです。
彼は空中をホバリングしていました。
「ふふふっ、よく避けたものだな」
ドリッピイはコッキング式のショットガンのフォアグリップを引きながら言いました。
銃はイサカＭ３７フェザーライトです。
パンッ☆
「ちっ！」
トラ吉はブッシュに隠れました。
しかし相手が上空にいるようでは、完全に隠れることなど到底できません。
バンッ☆ガシャバンッ☆ガシャバンッ☆
トラ吉が速射でドリッピイに攻撃しました。
しかしドリッピイは軽快な動きで避けながら上昇していきます。
「ふははははははははは。もっと無駄弾を使うが良い」
ドリッピイが離れて行きます。高度を上げて逃げているのです。
さすがのトラ吉も彼に当てることはできません。
「あかん、飛ぶ奴がおるなんておもわんかったわ」
ボッ☆ひゅんっ☆
トラ吉の横を弾が抜けていきました。
ラムリソからの攻撃が来たのです。
「あかん、ヤバイでっ」
トラ吉は走って逃げ出しました。
ラムリソから距離を取るためです。
その場に伏せる選択もありましたが、それでは上空にいるドリッピイからの良いマトです。
パララララララララララララララ☆
トラ吉に向かって今度はフルオートの弾が飛んできました。
ミミリソです。トラ吉から２５ｍほどの場所からＭＰ５Ａ５を撃ってきています。
トラ吉は着弾音を聞くと同時にその場のブッシュへと潜りました。
「ふはははははははは。どんなにブッシュに潜った所で、私の攻撃は防げはしない」
ドリッピイは急下降でトラ吉への距離を縮めていきます。イサカを構えながら。
しかし。
バンッ☆
ブッシュ内から弾が飛んできました。３発ずつ。
ガシャッバンッ☆ガシャッバンッ☆ガシャッバンッ☆
トラ吉はブッシュ内に仰向けに倒れ込み、ドリッピイに攻撃したのです。
ブッシュに潜り込む瞬間から、すでにドリッピイへの反撃を考えていたのでしょう。
「なにっ！？」
ドリッピイは素早く体を横にそらしました。
その体の横ギリギリを弾が通過していきます。
ギリギリで回避です。。
「バンパクッ！」
「当たってや〜！」
「当たれー！」
パラララララララララララララララララララ☆
バンパクとチンドン、グリ夫の攻撃がドリッピイを襲います。
激しい対空砲火です。
「くっ！」
ドリッピィは急速に方向転換をします。
下降をやめ、水平に飛びました。
バンッ☆ガシャバンッ☆
回避に専念するトラ吉に向かい、トラ吉も攻撃をかけますが当たりません。
高速で飛行しているため、とても当てづらいのです。
ボッ☆
「ヒットや〜！」
ラムリソの狙撃がチンドンにヒットしました。
トラ吉たちは、あまりにドリッピイに集中しすぎていたのです。
「あかん。あの鳥が厄介すぎや！木のないこのフィールドや、空から見られたらどこにいたって位置バレバレや」
ブッシュ内で仰向けの姿勢のままトラ吉が言いました。
「ふははははははははははは。私を倒せるものなら倒してみるが良い」
腕を組んだ状態でドリッピイが上昇していきます。
「バクパクッ！」
ごごごごごごごごご。
バクパクの足下から白い煙が吹き出しました。
バーニアに火を付けたのです。
ごごごごごごごごご。
打ち上げられるロケットのようにゆっくりと、バンパクの体が宙に浮いていきます。
バンパクの足下からは下に向かって炎が吹き出ています。
「バンパクッ！！！！！」
バンパクの気合いの声。
バンパクは次第に舞い上がっていきます。
「なんだと！あいつも私のように飛べるのか！」
ドリッピイが驚きました。
パララララララララララ☆
浮上しながら、バンパクはドリッピイを攻撃しはじめました。
対して、ドリッピイはさらに上昇して逃げます。
「ふははははははははは。ここまでついてこれるか！」
ドリッピイは余裕です。未だ腕を組んだままです。
ごごご……ごご……
バンパクのバーニアが弱くなってきました。
あまり長い時間使うことは出来ないのでしょう。バーニアが消えかけています。
「バーンパークッ……」
バンパクは疲れ果てているようです。
「空中戦で私に勝てるわけがあるまい！空は私のテリトリーだ！」
バンパクの浮上は今にも止まりそうです……
しかし……その時……
「ぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！！！！！」
フィールドで一人、うなり声を上げる男がいました。
白いタンクトップ。白いショートパンツ。
そして狂人のような顔になりつつあるスポーツマン。
グリ夫です。
すでに彼はキャラメルを口にしていました。
「ふははははははははは。おまえの一粒３００メートルアタックでも、空を飛んでいる私には無力だ！あきらめるのだな！」
タッタッタッタッタタタタタタタタタ……
それでもグリ夫を走り出しました。
グリ夫の向かう先にはバンパク、そしてドリッピイがいます。
それも、ずいぶんと上空に。
弾を撃っても届く距離でもないほど高い位置に。
しかし、グリ夫にはそれが分かっていないのでしょうか。
「うおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！」
グリ夫は走っています。
必死に。
マジで。
やけくそで。
まるで競馬で全財産を失い、生きる希望を失い海に飛び込もうとしているリストラされたサラリーマンのように。
ダッ☆
グリ夫を地面を蹴りました。
力強く。
「一粒３０メートル！ジャーーーーーーーーンップゥゥゥッ！！！！」
跳びました。
グリ夫が跳びました。
まるで逆バンジージャンプのようです。とても人間のジャンプ力とは思えません。
それが今の彼の脚力の持つ力です。
「な、なんだとっ！」
パララララララララララララララ☆
「そうだ！俺のジャンプ、そしてその加速による攻撃を受けるがいい！」
グリ夫はジャンプしながらトリガーを引いています。
攻撃は……
あたりません。
まだまだドリッピイまでは距離があるからです。
たしかに弾が届く距離ではあるのですが、当てるにはほど遠い距離です。
「むははははははははは！どこを狙っている！悔しければ私の位置まで上がってくるがよい！」
ドリッピイはすでに何十階建てのビルにも相当する高さにいるのです。
「やってみせるさ！やってみてるさ！俺はお前を倒すっ！！」
グリ夫のジャンプ力も限界です。
すでにグリ夫の体は上昇力を失っています。
しかしグリ夫は踏みました。
空中で。
パンバクの頭を。
空中で今にも降下していきそうなバンパク。
そのバンパクの頭を踏んだのです。
「やってみせるさっ！父さーーーーーーーーんっ！」
ダッ☆
バンパクの頭を力強く蹴り、グリ夫はさらなるジャンプをしました。
体重の重いバンパクは、空中でも良い土台になったのです。
グリ夫は加速しました。
常識を越えた二段ジャンプ。
２０階建てのビルほどもあろうかというこの高さまで。
グリ夫は跳んできたのです。
ドッピイの目の前まで跳んできたのです。
「な、そんなバカな！！」
「これで決まりだっ！」
パラララララララララララララララ☆
グリ夫の攻撃がドッピイを直撃しました。
「ぐわっ！こ、この私がっ！ヒットだ！」
ドリッピイを倒したグリ夫は満足げな表情を浮かべました。
そして、墜ちていきました。
ひゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……
どごぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーん☆
派手な地響きと大量の土煙を上げ、グリ夫は地面に墜ちました。
死んだかもしれません。
−−−もしかするとさらに続くかもしれない−−−
あまりにあきれたのでメッセージを送ってみる。
