サバゲニッポン昔話


うさぴょん「前回はお便り紹介が無かったから、今回まとめて紹介するぴょん」
ネコ田さん「にゃ〜。俺は最近、ファンが増えてきて嬉しいにゃ」
クマノフ「クマクマ」

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ハンドルネーム:虚空
危ない人が色々出てきましたねェ今回は(笑
牛は全員クスリとかやってんじゃないスか?それとも狂牛病とか?
今の世の中からして多分後者っぽい理由なんだろうな(何

今回は勝てましたねトラ吉さん!隠密万歳!
なんかトラ吉さんの話読んでるとSPASが欲しくなる自分が分からない(苦笑
コッキングが固いのとか有名なのになー。
それに黒猫3匹久しぶり!でもやっぱりやられるのね彼らは(笑

お馴染みの格好で参加しちゃったピエロさんは
あの目立ちまくりの格好とデカすぎる靴でどう戦うのか(笑
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トラ吉「勝ったで〜!SPASはええで〜。コッキングはそんなに固くないで」
うさぴょん「けっこうコッキングに力いるぴょん」
トラ吉「新品やと動きが渋いかもしれへんな〜。使ってるうちによくなんねん。せやけど、やっぱつかっとったら慣れるからな〜。ぜんぜん気にならへん」

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ハンドルネーム:たーぼん
コレだから牛は・・・・・・・・。
現実の牛肉に腹立ててますw
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ネコ田さん「本当にあいつらにはムカツクにゃ〜」

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ハンドルネーム:たーぼん
やっぱりチキン・牛の次はこの人(?)でしたかw 次は何シリーズでしょうかw?
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エリー「ドナレドの事ね」
ネコ田さん「あいつもヤバそうだにゃ〜。マッドカウズよりヤバそうにゃ」

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ハンドルネーム:バルパトス
今更ながら思いますが
トラ吉のチームにサンダースがいないのが
残念で仕方ありません

ドナレドの力が、どんなものか楽しみです
でもなんか冒頭でいきなり
可哀想なキャラ確定ですが・・・
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グリ夫「サンダースもチームに誘ったんだが、無理だということだ」
トラ吉「なんかあったんかな〜」
ドーラク「でも、かわりに僕が入ったカニー」

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ハンドルネーム:さとにゃん
なんでクマの方はこんな弱そうでやばそうなやつばっかなんでしょう。
でも、後からすげぇ強い敵が出てきたりしそうですね。
トラ吉、がんばれよぉ、父さんは不安で不安で・・・(誰
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クマノフ「どんな敵でも私たちの敵ではないクマ」
パン太「この人、トラ吉のお父さんなの〜?」
トラ吉「なんでやねんっ!」

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遂に出ましたねゾンビがw
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ネコ田さん「でたにゃ〜」

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もしかしてドナ○ドさんって友達いない?
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エリー「アンパンマンより友達少ないのよね。きっと」

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ハンドルネーム:P90TRを愛用(グリ夫もどき)
我々は増殖している。
「教えてクマノフさん」を見てみるが良い
グリ夫アイコンがやたらと多い事に気がつくだろう
やがては、「チームグリ●」もしくは
「エージェント・グリ●」としてサバゲができる!
さあ、みんなも協力してくれ…
そうしない人は「グリ●」にしてくれる
我々でランキング一位を取ろう!!
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グリ夫「ああ、そうだ。俺達で世界を支配しようぜ」
ネコ田さん「世の中、みんなこんな顔だったら怖いにゃ〜」
グリ夫「なにを言っているのだ?俺はサバニポで一番のイケメンだぞ」

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ハンドルネーム:ケン
いやあの牛はありえないでしょう、ゾンビもいいとこですね。やっぱり偉大なる名古屋は大阪に勝手当然。
共産主義も好きだが、やっぱり自分の故郷。
わたくし〜、生まれも育ちも、愛知、名古屋。
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ネコ田さん「『偉大なる名古屋』も優勝候補っぽいにゃ〜」
トラ吉「負けへんで〜。わいらが優勝したる」
パン太「僕たちが優勝だよ〜」
クマノフ「まだ油断は禁物クマ。まだまだ強敵が隠れているかもしれないクマ」

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ハンドルネーム:Delta_Force
幾らエキサイトしてるからってゾンビはいけないクマ。
そして、ネコ田がちゃっかり上手になってるクマ。このままじゃ自分の身が危ないから抹消するクマ(ニヤリ
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パン太「ネコ田さんは一人も倒してなかったよ〜。僕は二人も倒したよ〜」
ネコ田さん「うるさいにゃ!」

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ハンドルネーム:電池1号
キャットストリームアタックのひと、踏み台にはなりませんでしたねw
ドナレドも気になります
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エリー「相手プレイヤーに接触しちゃダメなのよね。この遊びは」

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ハンドルネーム:トム
あ〜〜〜〜〜〜〜〜ヤ、ヤツだ〜〜〜〜〜ドナルドォ〜〜〜滅茶苦茶強そう〜〜〜
サンダースのライバルゥ〜〜〜〜〜〜〜〜
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ネコ田さん「いくらなんでもサンダースより強いってことは無いとおもうにゃ〜」

第26話:狂気の道化師


 クマノフたちの二回戦。
 相手チームは『ドナレドマジック』
 しかし敵は一人だけです。5人一組でチームを作るこの大会に、たった一人で参加してきたのです。

「ふゃーーーーーーーーーーーーーーーーっひゃっひゃっひゃっ!!!!!!!」

 審判は少し、いえ、かなりたじろいだ様子で。

「……ほ……本当に一人だけなんですか……?」

「ふゃーーーーーーっひゃっひゃっひゃっ!そうさ!一人だけさ!でも私は負けないよ!一人でも負けない!負けないんだよっ!ふゃーーーーーーっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!!!!!」

 ピエロはクマノフたちにイングラムM11を向けました。

「私は!私はおまえらを皆殺しにしてやるのさっ!」

「人に銃を向けないでくださいっ!」
 審判があわてて止めます。

 ピエロは銃を下ろすと。
「ふゃーーーーーーーーーっひゃっひゃっひゃっひゃっ!」
 天を見上げて笑い出しました。

「今回もまたやばそうな奴にゃ〜」

「たしかに、ドナレドマジックさんは一人だけですね。ええと、ドナレドさんですね」

 審判はチーム一覧表を確認しました。

「そうさっ!ふゃーーーーーーっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!!」

 彼の笑いは止まりません。
 いったい、何が彼をそうさせるのでしょうか。それは誰に分からないのでしょうか。



 フィールドは南北に長いフィールド。
 一面が森で、下草もあります。
 高低差は無く、平坦なフィールドです。

 クマノフたちは北側フラッグからの開始となります。



 ゲーム開始前。
 クマノフ、パン太、うさぴょん、エリー。そしてネコ田さんがフラッグ周辺に集まりました。

「相手は一人だけなんだにゃ〜?」
「そうみたいだよ〜」
「楽そうにゃ〜」
「油断は禁物クマ」
「でもクマノフ様、一人じゃ攻撃と防御も同時にできないわよ。前にでてるのが見つかったら、フラッグの守りには誰もいないことがバレてるんだから」
「確かにそうクマ」
「じゃあ、相手が前にいるのを見つけたら走り込むぴょん」



 ピーーーーーーーーーーーーーーー。

 ゲームがスタートしました。

 ただ一人守備のパン太を残し、他の4人は南方向へとダッシュしていきます。



 しばらく進んだところ、森の中から笑い声が聞こえました。

「ふゃーーーーーーーーーーーひゃっひゃっひゃっひゃっ!」

 クマノフたち4人はいっせいに足を止めて前方を警戒します。

 するとフィールド中央付近で敵、ドナレドが天に向かって一人で笑っています。
 何がそれほど面白いのでしょうか。

「チャンスだぴょん!」

 一番先行していたうさぴょんが、いち早く敵に狙いを定めてトリガーを引きました。
 距離20メートル。

 パン☆

 素早く狙ったとは思えないほど正確な狙いです。
 うさぴょんの放った弾はストレートに敵に向かっていきました。

「勝ったぴょん!」

 その時、ドナレドがこちらの方向を見ました。
 ドナルドの視線の先には、うさぴょんの放った一発の弾。

 ドナレドは、ニヤリと不気味な笑いを浮かべると、左手を突き出しました。
 そして、人差し指を立てると、空中になにやら文字を書くかのように、クルリと動かし。

「ドナレドマジックッ!!!」

 ぼんっ☆

 うさぴょんの放った弾が空中で煙に包まれました。
 そして、その場に落下しました。

 地面に落ちた物体。それはすでにBB弾ではありません。

 直径6mmの、小さなハンバーガーです。

「どうしたぴょんっ!?」

 うさぴょんは驚きました。

「私に……私に!銃を向けたねっ!?」

 ドナレドはニヤリと不気味に笑いました。

 直後、ものすごい形相で走り込んで来たのです。

 パンッパンッ☆

 うさぴょんがグロック26を発射します。

 しかし……

「ドナ!ドナレドマジック!」

 ぼんっ、ぼんっ☆

 放った弾は次々と煙に包まれていきます。
 そして、直径6mmのハンバーガーへと変化していきます。
 どうしても弾はドナレドまで届きません。

「死ねいっ!」

 バラララララララララララララ☆

 ドナレドは薙ぎ払うように前方に向けてイングラムを乱射しました。

「ヒットだぴょん!」

 開始30秒でうさぴょんはアウトになってしまいました。



「うさぴょんがやられたにゃ!」

 うさぴょんの後方10メートルにいたネコ田さんが前方を見ました。

 すると……

 ドナレドもこっちを見ています。

 目線が合いました。

 にやり。

 ドナレドは笑っています。
 憎しみと狂気に支配されたような目がこちらを見ています。

「うひゃひゃ……次は猫さんかな……」

 こちらを見る白い顔。
 悪魔のような目。

「にゃっ!」

 ネコ田さんはMP5をドナレドに向け、トリガーを引きました。

 パララララ☆

「ドナドナドナドナドナレドマジック!」



 ぼぼぼぼぼんっ☆

 弾は全て空中でハンバーガーへと変化しました。

「にゃ、にゃんだにゃっ!?」

「ふゃーーーーーーーーーーっひゃっひゃっひゃっ!きかないよ、きかないさっ!私にそんな攻撃などきかないのさっ!愚か者がーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」

 バラララララララララッ☆

 ドナレドのイングラムから放たれた弾がネコ田さんに襲いかかりました。

「にゃっ!」
 ネコ田さんは姿勢をとっさに姿勢を低くします。
 間一髪、敵弾はネコ田さんの頭上を通り過ぎて行きました。

 ガサッ、ガサッ。

 ドナレドが近づいてきます。
 一歩一歩、草を踏みしめ、ネコ田さんのほうに歩いてきます。

「ふゃっひゃっひゃっひゃっ……今日のお昼ご飯はネコバーガーかな……ひゃっひゃっひゃっひゃっ……」

 呪いの言葉のように不気味に呟きながら近寄ってくるドナレド。

「にゃ、にゃぁ……」

 ネコ田さんの足がブルブル震えています。
 逃げようにも足が動きません。

 ザッ、ザッ。

 ザッ。

 ネコ田さんの上に影が落ちました。
 ドナレドの影が。

 ネコ田さんが見上げると、すぐ目の前にドナレドが立っています。
 木漏れ日をバックに、やや逆光の顔。

 その顔は笑っています。

 不気味な笑いです、憎しみと狂気に支配されたような笑い。
 彼は地獄からやってきた死神のような、そんな表情です。

「ふゃっひゃっひゃっひゃっ!」

 ネコ田さんは恐怖に支配され、逃げることも、攻撃することもできません。

 ドナレドはネコ田さんの頭にイングラムを向けました。



「……そこまでクマ……」

 クマノフがいました。

 ドナレドの背後に。



 クマノフはドナレドの背中にAK47の銃口を向けています。
 銃口からドナレドの背中までの距離は1mもありません。

「おまえの足音に紛れてここまで近づいたクマ。おとなしく手を挙げるクマ」

 クマノフはいつものように静かに言いました。

「……やれやれ……」

 ドナレドは笑いながらそう言うと、ゆっくりと両手を上げました。
 クマノフもゆっくりとAK47の銃口を下ろします。

 しかし。

「ドナレドマジックッ!!!!」

 大声で叫びました。

 ぼんっ☆

 グシャッ!!

「クマッ!」

 クマノフが頭に衝撃を感じました。
 同時に、クマノフの視界が真っ暗になりました。

 空から巨大なハンバーガー。クマノフの頭よりさらに大きいハンバーガーが落ちてきたのです。
 そして、そのハンバーガーにクマノフの頭がめり込んでしまったのです。

 ドナルドは頭上の木の枝を巨大なハンバーガーに変えたのです。

 クマノフは、クマの体にハンバーガーの頭を付けたような、まるでハンバーガーの星からやってきたハンバーガー星人のようになってしまいました。

 一瞬の驚きの後、クマノフは何も見えないままトリガーを引きました。

 パララララララ☆

 しかし銃口の先にドナレドはいません。すばやく横に移動していたのです。

 代わりに……

「ヒットにゃ〜」

 クマノフの攻撃がネコ田さんにあたってしまいました。

「クマッ!?」

 ドナレドは素早く振り返りました。

「ふゃーーーーーーーーっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!くたばれぇいぃっ!!」

 バラララララララ☆

「ヒットクマッ!」

 クマノフまでもが撃たれてしまいました。



 クマノフまで撃たれた事に気づいたエリーは駆け出しました。
 ドナレドを倒すことは無理だと考えたのです。
 しかしエリーには自慢の駿足があります。
 相手が一人である以上、フラッグの守りは誰もいないはずです。
 一気に駆け込み、フラッグをゲットする考えです。

 スタタタタタタッ!

 風を切りながら駆けだしたエリー。それにドナレドが気づきました。

「ひゃっひゃっひゃっひゃーーーーーーーーーーーっ!そうはさせないさっ!」

 ドナレドも駆け出しました。

 エリーは一瞬後ろを振り返ります。

 ものすごいスピードで、ものすごい形相。鬼のような恐ろしい顔、しかしながら笑いを浮かべた表情。
 まるで連続猟奇殺人犯が楽しみながら殺人を犯すような、そのような表情のドナレドが追いかけてきています。

「ひっ!ひぃぃっ!クマノフさまぁああぁ!」
 エリーは全力で駆けました。目からは涙が飛び散っています。

 エリーとドナレドの差は縮まりません。むしろ僅かずつ差が開いていきます。
 さすがのドナレドも、エリーの駿足にはついて来れないようです。

 エリーの前にフラッグが見えてきました。

「か、勝ったわ!」

 と、その時。

「ドナレドマジックッ!!!」

 エリーの目の前の地面が、無数のハンバーガーに変化しました。
 まるでハンバーガーの絨毯です。

 うにゅっ☆

 エリーの足がハンバーガーの地面にかかりました。

「えっ!?」

 ずるっ☆すてーんっ☆

 ハンバーガーで足が滑り、エリーは転倒してしまいました。
 そこにドナレドが駆け寄ります。

「ふゃーーっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!死ねーーーーーーーーーーーーーいっ!!!」

 バラララララララ☆

「ヒット……」

 地面に倒れた姿勢のまま、エリーはアウトになってしまいました。



 パン太はフラッグ付近の木の後ろに座っていました。
 ゲーム開始直後にここに移動し、その後は一歩も動いていません。立ち上げってすらいません。

「退屈だよ〜」

 パン太はMC51を手に、前方を見ています。

 その背後。

 顔が現れました。
 狂ったような顔。白い笑い顔。

 ドナレドがパン太の背後に立っているのです。

「ふゃーーーーーーーっひゃっひゃっひゃっ!!」

 笑い声に気づき、パン太は振り返りました。

 パララララララララ。

 そしてトリガーを引きます。
 しかし、ドナレドは軽くサイドステップをし、攻撃をかわしました。

「ふゃーーーーーっひゃっひゃっひゃっ!!あたらないよ!あたらないのさっ!!ひゃっひゃっひゃっ!!」

 パン太の銃口も、一瞬、いえ、もっと遅れてドナレドを追います。
 遅すぎる反応速度、銃口はドナレドに追いつきません。

「ふゃーーーーーーーーーーーーーっひゃっひゃっひゃっ!!パンダだよっ!パンダだよっ!次の新製品はパンダバーガーで決まりさっ!ふゃーーーーーっひゃっひゃっひゃっ!!そうさ、決まりだよっ!!」

 ドナレドはパン太に向かって人差し指を立てた左手を突き出し。

 くるりっ。

 指先を動かしました。

「ドナレドマジックッ!!」

 ぼんっ☆

 パン太は煙に包まれました。



 クマノフ、うさぴょん、エリー、ネコ田さんの4人は、フィールド外でゲームの成り行きを見守っていました。
 クマノフチームの残りはパン太だけです。

 ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

 ゲーム終了のホイッスルがなりました。
 ドナレドがクマノフチームのフラッグを取ったのです。

「パン太も撃たれたクマ?」
 顔面ケチャップまみれのクマノフが言いました。
「パン太は何してるのよっ!」
 エリーもケチャップまみれです。ハンバーガーの地面の上で転んだのですから。
「とっても怖かったにゃぁ……」

「あ、あれを見るぴょん!!」

 うさぴょんが指さした先。

 ドナレドがいました。
 フィールドから出てくるドナレドが。

 彼は巨大なハンバーガーを抱えています。
 白と黒のツートンカラーのハンバーガー。

「パン太にゃっ!?」
「ハンバーガーにされちゃったのっ!?」

 ドナレドはクマノフたちのところに歩み寄り、白と黒のハンバーガーを地面に投げ捨てました。

 どすん☆

 重い音をたて、巨大な白黒バーガーは地面に落ちました。

「ふゃーーーーーーっひゃっひゃっひゃっ!食べるかい?パンダバーガーだよ!新発売だよっ!おいしいよっ!とーーーってもおいしいよっ!!ふゃーーーーーーーーっひゃっひゃっひゃっひゃっ!」
 ドナレドは大笑いしました。
 そして踵を返し、歩いて行きました。
「ふゃーーーーーーーーっひゃっひゃっひゃっ」
 その後ろ姿から、また笑い声が聞こえて来ました。



−−−もしかするとさらに続くかもしれない−−−

あまりにあきれたのでメッセージを送ってみる。

なまえ(なまえ公開の許可/不許可も書いてください。無記入だと勝手に公開されちゃいます)
※例:「クマノフ なまえ公開許可」

つくったひとへのメッセージ


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