サバゲニッポン昔話
うさぴょん「みんな、元気にしてたぴょん?サバゲニッポン昔話のお時間だぴょん」
ネコ田さん「サバニポを見るときは、部屋を明るくしてディスプレイから離れて見るにゃ〜」
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ハンドルネーム:さとにゃん
お、ついに始まりましたねぇ大会。てか大会に間に合ったんだクマノフ達はw自分はてっきり間に合わなかったオチかと・・まそれはさておき「くいだおれ」苦戦してますね。がんばれぇトラ吉。
あ、
エビフライが魚雷にみえました。(どうでもいいか
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うさぴょん「この人がこの文章書いてる間に次の話がアップされてたぴょん」
ネコ田さん「それで、どうなったにゃ?」
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ハンドルネーム:さとにゃん
22話の感想書いた数分後に23話でてるじゃんwそれで続きってことで。
えー、
感想としては・・・
負けちゃってるじゃん!(それだけです、ハイ。
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トラ吉「すまん、負けてもうた……」
ネコ田さん「トラ吉弱いにゃ〜」
トラ吉「相手が悪かってん」
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ハンドルネーム:トム
トラ吉、負けちゃったなー後はクマノフ達だけが望みだがんばれ〜
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トラ吉「まだや、まだまだや。グループ内で2位に入れば本戦トーナメントに出られるんや」
うさぴょん「そうだぴょん。ここから頑張るぴょん」
ネコ田さん「所詮二位狙いにゃ〜。俺達はグループ内一位通過を目指すにゃ〜」
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ハンドルネーム:虚空
最強じゃないスかモリジョーさん!
何この人!!ってか何この緑の物体!(殴
グリ夫の移動速度と弾速を計算して仕留めるポイント割り出したのか彼は。
隠密行動好きの僕としては次こそトラ吉達に勝ってほしいですね。
当然うさぴょん閣下達も。モノクロの凶悪役立たず除く(何
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クマノフ「モリジョーはそうとう経験をつんでると見たクマ」
エリー「クマノフ様よりも?」
クマノフ「私ほどではないクマ」
トラ吉「絶対ウソや〜」
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ハンドルネーム:ネコ推進委員会
〜〜ネコ推進委員会〜〜
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
ネコ田さん、我々はネコ田さんを力のある限り
応援していますよ!周りの批判にもめげず、がんばってください!
パン太とかいうあのデブはネコ田さんの足の爪にもおよびません!
レベルが違うんです!がんばってください!ネコ田さん!
ところで、ネコ田さんの影を薄くするのを少しでもくい止めようと、
我々は考えました。まず、MP5を売って、M16系の電動ガンを買い、
モスカートをつけたらどうでしょうか?これはネコ田さんの人気度UPまちがいなし!
それと、MINIMIやM60などをメインにしてもかっこいいんじゃないですか?
いっそのこと、最新の装備を付けてチームの先を行くような方になれれてはいかがですか?
以上、ネコ推進委員会ネコ田殿特捜部でした。
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
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ネコ田さん「ありがとうにゃ。俺、がんばるにゃ〜」
うさぴょん「たしかにネコ田さんの装備は個性がないぴょん」
ネコ田さん「他のみんなも個性ないにゃ〜」
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ハンドルネーム:さそり
こっ、光学迷彩!?
男性T 「確か、サバイバルゲームフィールドでの熱 光学迷彩の使用は違法でしたよね?」
女性K 「国際法違反で重罪よ。名古屋人が何か企んでるわね、用意できてる?」
男性T 「●●●で良ければ」
○シンさんがカート式で出さないかなぁ。そう言えばまだリボルバー使いがいない? 素早いリロード作業で読者を魅了するような…。次源台介とか、冴歯 寮とか(笑
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クマノフ「●●●って何クマ?」
うさぴょん「わからないぴょん」
ネコ田さん「気になるにゃ〜」
エリー「リボルバー使ってる人はいないわね」
ネコ田さん「サイドアームにもいないにゃ〜」
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ハンドルネーム:G3A4
トラ吉チーム、不運でしたね・・・
この状況、有り得るだけに次回の解説(?)が楽しみになってきました。
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クマノフ「強い相手と闘えてトラ吉たちは幸せものクマ」
トラ吉「ほんまそう思っとるんかい?自分らが強い相手とあたってもうれしいんかい?」
クマノフ「当然、嬉しくないクマ」
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ハンドルネーム:たぼーん
グリオの300bダッシュってドーピングでは無いでしょうかw?
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グリ夫「ち、違うっ!実際にルールに『キャラメル食べてはいけません』とは無いさっ!」
パン太「あれはグリ夫が生きていくうえで欠かせないお薬なんだよ〜」
グリ夫「お、パン太。たまには意見があうな」
ネコ田さん「パン太はあんまりいいこと言ってないと思うんだけどにゃ〜」
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ハンドルネーム:電池1号
トラ吉の時代は終わったようだな!
時代はネコ田さんだ!がんばれネコ田さん!
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エリー「最近、ネコ田さんのファンが多いわね。あたしのファンはいないの?」
ネコ田さん「おまえは性格悪いからファンなんて出来ないにゃ〜」
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ハンドルネーム:レイヴン
!?
モリジョー強!w
ついにやってしまったか・・・トラ吉w
まぁ・・だが、漢なら泣くなぁー!(何
後は気合で勝ってくれ。(何が言いたいんだw
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ネコ田さん「今回はトラ吉の負けを喜ぶコメントが多いにゃ〜」
パン太「そうだねぇ〜」
うさぴょん「それはちょっと違うぴょん……」
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ハンドルネーム:グッチ
トラ吉〜なんでまけちゃうんだ〜
次は絶対勝ってくれよ
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トラ吉「お、おうっ!」
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ハンドルネーム:バルパトス
まちがいねぇ!
モリジョーは強化人間か何かだ
そうでなきゃ元職業軍人
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うさぴょん「元職業軍人はあるかもしれないぴょん」
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ハンドルネーム:すナイツSR
やはりスナイパーは強いですね^^
っていか・・・モリジョー強っ!なんだこれぇ。腕がいいのか、それとも秘策があったのか・・・。
まぁどちらにせよ、ネコ田さんもこんな風になれたらさぞかしクマノフのチームメンバーも頼もしいでしょうに。
このネコッ!
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パン太「ネコ田さんが弱いから僕たちのチームは苦戦するんだよ〜」
ネコ田さん「おまえが言うなにゃ〜!!!」
第24話:狂える牛たち
第4回、サバニポ最強決定戦。
多くのサバイバルゲーマーが集まる大会です。
最初の試合、トラ吉のチーム『くいだおれ』は、『偉大なる名古屋』に敗北しました。
しょんぼり顔でトラ吉たち5人、トラ吉、バンパク、チンドン、グリ夫、ドーラクがセフティゾーンへと戻ってきました。
「トラ吉たちが戻ってきたぴょん」
「雰囲気が暗いにゃ〜。負けたのかにゃ〜」
「どうだったクマ?」
クマノフが声をかけてみました。
「あかん、完敗や……」
トラ吉からは沈んだ声。
「残念ぴょん」
「僕は別に残念じゃないけどね〜」
いつも通り、ゆっくりした口調のパン太。
トラ吉はクマノフたちの隣のすぐ近くに荷物を置いています。
そこに座り、銃を置きました。
「あかんねん。めっちゃうまい奴がおってん」
トラ吉は青空を見上げながらいいました。
「それは素晴らしいクマ。どんな奴クマ?」
「スナイパーやねん。APS2つかっとったわ。そいつ一人にうちら3人やられてもうたわ」
「遠距離からクマ?」
「全然遠距離ちゃうで。10メートルとか、そんなもんや」
「そんなに近くまでいっても見つけられなかったのかにゃ?」
「全然わからなかったカニー」
ドーラクは両眼から涙を滝のように流しました。
「ほんまや、わいもわからんかったわ。しかも、グリ夫のダッシュを真横から撃って止めたんや」
「真横からクマ?」
「せや、ありえへんやろ?あのダッシュやで。それを単発の銃で一発だけや、真横から」
「偶然クマ?走っている標的を真横から撃つのは難しいクマ」
「わからへん。せやけど、そーとー上手いのは確かや」
「O−3、O−4チームのゲームを行います。対象チームは第5フィールドへと集まってください」
アナウンスです。
いよいよクマノフたちのチームが呼ばれたのです。
「行くクマ」
第5フィールド前。
「O−3『マッドカウズ』とO−4、チーム『共産主義』と、で間違いありませんね?」
審判がチームの確認を行いました。
「マッドカウズさんは、吉野さん、松さん、スキヤンさん、ランプさん、太郎さん、以上で間違いありませんね?」
「もおおおぉぉぉーーーーーーー!!間違いないもぉぉぉ!」
相手は牛でした。5人とも茶色い雄牛です。
五人とも似たような顔で、似たような表情です。
全員、鼻息が荒く、目が血走っており、口からはヨダレがたれています。
なにか悪い薬でもやってるのでしょうか、非常に危険な香りのする五人です。
「次は共産主義さんですね。クマノフさん、パン太さん、うさぴょんさん、エリーさん、ネコ田さんさん」
「OKクマ」
フィールドはやや東西に長いフィールドです。
フィールド東側補は草むら、西側は森になっています。
東側の方が下草があります、しかし西側の下草が少なく、背の高い木々が生い茂る森です。
クマノフたちは西側フラッグからのスタートになりました。
「フィールド中心を境に様子が違うフィールドクマ」
「作戦はどうするの?クマノフ様」
「私がフラッグを守ってみるクマ」
「クマノフさんが守るぴょん?」
「クマ」
クマノフは頷きました。
「みんなの成長を見てみたいクマ。私が攻めなくてもどこまでやれるか試してみるクマ」
「じゃあ僕が先行するぴょん」
うさぴょんがトップアタッカーを名乗り出ました。
「あたしがバックアップするわ」
「俺もにゃ〜」
「僕もてきとーについていくよ〜」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
ゲーム開始の笛が鳴りました。
うさぴょん、エリー、ネコ田さん、そしてパン太の順番で東に向かって走り出します。
フィールドの1/4程度まで進んだところで、敵の姿が見えました。
敵はすでにフィールドのセンターラインを越えて、森の中まで進入してきています。
「敵は速いぴょん!」
「もおおおおおおおおぉーーーーーーーーーーー!!!!!!」
ぱらららららららららららら☆
敵の一人、松の放った攻撃がうさぴょんを襲いました。
「ぴょんっ!」
うさぴょんは素早く手近な木の影に飛び込みます。
カカカカカン☆
太い木がうさぴょんを守りました。
「もおおおぉ!!あの木の陰にいるもおおぉぉぉ!!」
前方から叫び声が聞こえます。
「もおおおおぉ!!やっちまうもおぉーー!!」
他の敵が松の支持に呼応しました。
ドララララララララララララララララララ☆
前方からものすごい勢いで弾が飛んできます。3人程度で同じ場所に撃ち込んでるのでしょう。
カカカカカカカカカカカカカカカカカカン☆
うさぴょんの隠れている木に向かって大量に弾がヒットしています。
「危険だぴょん!」
うさぴょんは隠れた木の陰から一歩も出られない状態です。もし少しでも移動すれば敵の攻撃にあたってしまうでしょう。
「右40m、敵!」
エリーが右前方、南東方向の敵を見つけました。こちらに向けて走ってきています。
パララララララララララ☆
エリーが敵に銃を向けてトリガーを引きました。
しかし距離もある上に、高速で移動する敵には当たりません。
フィールド南側を走っているのはランプです。
ランプは自分に向けて射撃をしてくるエリマキトカゲを発見しました。
「もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
荒い鼻息で叫ぶと、エリーの方向にM16A1を向けます。
バララララララララララララララ☆
走りながらトリガーを引きました。
当然、エリーにはあたりません。正確に狙いが定まっていないのです。
エリーはブッシュに潜ります。
「もーーーーーーーーーーぉぉぉぉぉぉ!!」
ランプは走るのをやめ、歩き出しました。
その白目には赤い毛細血管が浮き出ています。
さらに空いた口からはヨダレがダラダラとこぼれ落ちいるのです。
「もぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……」
うなるような声を上げながら、ランプは一歩ずつ前進していきます。
パンッ☆
エリーがブッシュの隙間からランプを狙撃しました。
弾はランプの胴体センターを捕らえます。
しかし、ランプはヒットコールをしません。
弾が当たったことに気づいてないのです。
「も……ももも……」
発射音を聞き取ったランプは立ち止まって当たりを見渡しました。
相変わらず口からはヨダレが垂れ続けています。
「もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーー!!!!!!!」
バララララララララララララララララララララララ☆
ランプはM16A1のトリガーを引きました。
トリガーを引き続けながら、銃口を振ります。
当たり一面、あちこちに弾が飛び出しました。
パララララララララララララララララララララララララララ☆
「もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!」
エリーは相手が自分を発見できていないことを知ると、冷静にスコープを覗きました。
レティクルのセンターを相手の顔面の中心に合わせ……
パパパパパパン☆
エリーのフルオート射撃がランプの顔面を捕らえました。
今度は胴体ではなく、もっともヒットが分かりやすい顔面を狙ったのです。
「もぉぉぉぉぉぉぉ!!ヒットだもぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
ランプはヒットコールをしました。
「左側も来てるにゃ!」
フィールド北側にはスキヤンがダッシュしてきました。
対してクマノフチームは、ネコ田さんとパン太の二人が中央よりやや北側に位置し、スキヤンを迎え撃つ形です。
パラララララララララララララ☆
ネコ田さんのMP5A5とパン太のMC51が弾を吐き出しました。
「もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
スキヤンの体でいくつかの弾が跳ねました。しかしスキヤンは気づいてません。
「あたってないかにゃ!?」
ネコ田さんは自分の攻撃があたってるように感じました。しかし確信は持てません。
スキヤンの目も、やはりランプと同じように血走っています。
口からは大量のヨダレ、鼻からは鼻水が垂れ流れているのです。
「なんだかやばそうな奴にゃぁっ!」
「もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!死ねもおおおおおおおおぉぉぉ!!!」
スキヤンがもっとも手近なネコ田さんに向けてトリガーを引きました。
バラララララララララララララララ。
しかし、M16A2を持つスキヤンの手はガタガタと震えています。
まったく狙いが定まっていないのです。
「もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」
ネコ田さんもスキヤンに向けてトリガーを引きました。
パララララララララ☆
ネコ田さんの攻撃がスキヤンの胴体を捕らえます。
しかしスキヤンは弾が当たったことに気づいていないのです。
「ゾンビにゃーーーーーーー!!」
相手がヒットコールしないことに気づいたネコ田さんは、即座にトリガーを引くのをやめてしまいました。
その間にもスキヤンはネコ田さんに向けてトリガーを引き続けています。
「ヒットにゃ〜!」
狙いが定まっていないとはいえ、トリガーを引き続けるスキヤンの弾に、ついにネコ田さんはアウトになってしまいました。
スキヤンは、周りを見渡しました。
すると、ネコ田さんの近くにいたパン太を発見したのです。
「もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
パラララララララララララララララ。
スキヤンはトリガーを引きました。やはり狙いは定まっていません。
それに対してパン太は回避行動をとりませんでした。
スキヤンに銃を向け、トリガーを引いたのです。
パララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ☆
スキヤンの体に弾が当たります。
スキヤンはヒットコールをしません。そして、スキヤンもまたトリガーを引きっぱなしにしています。
さらにスキヤンの体に弾が当たっていきます。
パン太はトリガーを引くのをやめません。
スキヤンの体に、もっとたくさんの弾が当たっていきます。
何発も。
何十発も。
100発ぐらい。
「ヒットだもぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
さすがのスキヤンも、弾があたったことに気づいたようです。
フィールド中央付近。
クマノフたちのチームで一番前衛にいるうさぴょんは、敵の発射音と声が近づいてくるのを感じました。
「もぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
パララララララララララララララ☆
敵は撃ちながら近づいてきているようです。
うさぴょんは、木をバリケードにとったまま、その裏でグロック26を前方に向けて構えました。
まるで木の向こうの敵に狙いを定めるように。
そのまま上半身を一瞬傾け、バリケードから顔と銃を出しました。
案の定、10m程度のところに敵がいます。
一匹の牛、松がG3A3を撃ちながら近寄って来つつあります。
パンッ☆
うさぴょんは一発だけ発射し、素早く木の陰に隠れました。
弾は松の左腕で跳ねました。
しかし松もまたヒットコールをしません。やはり気づいていないのです。
松の目もやはり血走っています。そして口からはヨダレ、鼻からは鼻水。だらだらと垂れているのです。
うさぴょんは再びバリケードから顔を出しました。
今度は松に向けて連射します。
パンパンパンパン☆
全ての弾が松の体で跳ねました。
しかし松は死にません。完全に気づいていないのです。
「ゾンビぴょんっ!」
松の斜め後方にも敵が二人います。合計三人の攻撃がうさぴょんに向けて放たれ続けています。
カチン☆
木の影に隠れようとしたうさぴょんのグロック26のスライドで敵の弾が跳ねました。
「ヒットぴょん……」
うさぴょんはアウトになってしまいました。
「も、もももぉぉぉぉぉぉぉ!!次の敵はどこだもぉぉぉ!!!???」
中央にいた松、吉野、太郎は周囲を見渡しました。
次の敵を探しているのです。
北西方向に。パンダを発見しました。
「もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!見つけたもおおおおぉぉぉ!!!」
三人一斉にパン太に向けてトリガーを引きます。
三人とも手が震えています。狙いはしっかり定まってはいないのです。
パン太は、やはり避けません。
逆にトリガーを引き返します。
ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!
4つの電動銃の音がフィールドに鳴り響きました。
誰一人としてトリガーを放しません。
完全に引きっぱなしなのです。
そして10秒後。
「もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!ヒットもぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「ヒットだよ〜」
パン太と松がヒットコールをしました。
残った吉野と太郎が、再び敵を探しました。
森の中でエリーが立っていました。まるでわざと見つかっているかのように。
「もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
二人一斉にトリガーを引きました。
まるでそれを読んでいたかのように、エリーは近くの太い木、このフィールド内でも一番太いかのような太い木の陰に走り込みました。
吉野、太郎の二人はトリガーを引くのをやめません。
ガララララララララララララララララララ☆
カカカカカカカカカカカカカカカカカカン☆
エリーの隠れている木で、たくさんの弾が跳ねます。
数秒後。
カカカカカカカカカカカカカ☆
カカカカカカカカカカカカカカカ☆
吉野、太郎の発射音が変わりました。弾が切れたのです。
「も、もももももももももっ!?もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
カカカカカカカカカカカカカ☆
二人は一瞬驚いた様子でしたが、またトリガーを引きっぱなしにしました。
弾切れに気づいていないのでしょうか。
パラララララララララララン☆
カカカカン☆
エリーの正確な射撃が、太郎の顔面とゴーグルを捕らえました。
「ヒットだもぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
パラララララララン☆
カカカカカン☆
同じように吉野にも攻撃を浴びせます。
しかし吉野は死にません。
「なんで死なないのよ!」
カカカカカカカカカカカカカカカカ☆
吉野は未だにエリーに向けてP90のトリガーを引きっぱなしにしています。
当然、弾は一発もでません。
「……それなら……」
エリーは駆け出しました。
一気に駆けだし、吉野の近くまで走り込みました。
吉野の目先、1mの距離まで。
カカカカカカカカカカカカカカカカ☆
吉野はまだトリガーを引き続けています。しかし弾は出ません。
エリーは吉野に向けてステアーAUGのトリガーを引きました。
パラララララララララララララララララ☆
全弾が吉野の胴体にヒットしました。
それでも吉野は死にません。
「なんなのよっ!」
エリーは吉野の顔面にAUGの銃口を突きつけました。
AUGの銃口から吉野の顔までの距離は、僅か10cm。
そして……
パララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ☆
トリガーを引き続けました。
吉野の顔に次々と赤い斑点が現れていきます。
そして、100発以上撃ち込んだとき……
「もおおおおぉ!ヒットもぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」
ついに吉野を倒しました。
ゲーム終了し、フィールド前に両方のプレイヤーが集まりました。
「えー、今のゲーム、共産主義の勝ちですが……」
審判は、マッドカウズの方を見ると、
「チーム『マッドカウズ』は失格です。よって、以降のゲームには出場できません」
「もおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!ムカつくもおおおおおおおぉぉぉ!!!」
牛たちは不満なようです。しかし判定は覆りません。
クマノフたち5人は、セフティーゾーンに戻ってくると銃を置き、シートに腰を下ろしました。
「なんとか勝ったにゃ〜」
ほっとした様子のネコ田さん。
「この勝利は意味が無いクマ」
クマノフが言いました。
「どうしてにゃ?」
ネコ田さんは理解できてないようです。
「マッドカウズが失格ぴょん。このグループの他チーム全部、マッドカウズに不戦勝扱いで3ポイント得るぴょん」
「にゃ〜?俺達以外のチームも全部3ポイントにゃ!?」
「そういうことクマ。初めからマッドカウズ戦は無いものとして考えていいクマ」
「せっかく勝ったのに〜。残念だよ〜」
「まあ、気を取り直していくしかないわね。それに、ポイント関係なしにしても勝ちは勝ち、あたしたちの実力よ」
「まあ、そうクマ。次も勝つクマ」
大変な敵が相手でしたが、クマノフたちは勝利し、3ポイントの得点を得ました。
−−−もしかするとさらに続くかもしれない−−−
あまりにあきれたのでメッセージを送ってみる。