MG Ex−Sガンダム
text : 岡野勇
2003/10/31
3月末の発売初日に、開店と同時にダッシュで買ってきた物が7ヶ月を経てやっとこさ完成!!!!
時間かかりスギだ!!>オレ
今回、画像も多いし重いです。
完成状態。
リファイン版画稿「定番」のポーズ。
※クリックすると大きな画像が見れます。
■作る前に。
「Ex−S(イクスエス)ガンダムって何?」
とか
「『ガンダムセンチネル』って何?」
ってのは今更書くのもメンドイので、前に書いたコレを読んでください。
(設定などについての記述ミスを一部訂正しました。)
しかしこのテキストも何ですな。なんかやけに反響ありましたな。
驚きましたけど。
いまだに感想メールとか時々来るのでクリビツですが。
■まず箱を開けろ!!
箱を開けただけでそのパーツ量と大きさに驚かされます。
デカ…
終了!!!!
……と、とっさに箱を閉めて「見なかったこと」にしたいくらいのパーツ数です。
実際、この箱の中の膨大なパーツ見ただけで「塗装するのは止め!!」と、くじける人も多いみたいですな。
ネットでパーツ数を数えたヒマ人が発表していましたが、全550パーツ以上。
上位商品の『PG ザク』より多いそうです。
くじけた方がいいかもしません。
ヘタに色を塗ると地獄見ます。
見ました。
まあ、ハッキリ言って技量に自信ない人は、無塗装でキットのパーツを素組して「終わり!」でもいいかと。
塗装すると否が応でも「塗膜によるパーツ可動部へのクリアランスや摩擦」の問題が生じてしまい、ちょっと動かすだけで可動部がギシギシバキバキと鳴るので(んで、場合によってそのまま割れたりな)、「組み立てた後に遊ぶ(ポーズをガンガン変えたり、バリブリ変形させたり)」がメインなら、むしろ「無塗装」の方が良かったり。
最近の「自分で組み立てて遊ぶオモチャ」化が強いガンプラでは、これで終わりにしちゃっても「それなりの物」にはなるわけですし。
■ガンプラと「プラモ」
イキナリしょっぱなから話が余談になるけど(脱線が早えな、オイ)、実は「ガンプラ」って今や模型界においてビミョーな存在なんですよ。
ここ10年ちょっとの商品は基本的に、パーツごとに簡単な色分けがされているし、接着剤なんか使わないし、出来だって悪くない。(もちろん個々の好き嫌いは出るけど)
前述のように「そのまま(色も塗らずに)組み立ててもそれなりの物になっちゃう」。
ただ反面こういうことから、一部モデラーの間では「ガンプラはプラモか?」という根本的な疑問や否定が出ているわけです。
「自分で作るオモチャじゃん!」みたいな。
別の角度からの見方でも、現在「プラモ」って売れてないんですよ。
そりゃもう危機的なまでに。
昨年「イマイ」が倒産しましたけど、ホントに売れてない。
それはタミヤやハセガワのものですら。
プラモに詳しくない人でも少し考えてみればわかるかと思いますが、例えば秋葉原にはものすごい数のホビーショップが乱立しているじゃないですか。
でもその中で「プラモ専門店」ってのはいくつあるか?
はたまたもっと身近な所で、「前はウチの近所の商店街にあった模型屋はナゼ無くなったのか?」なんですな。
原因としては「TVゲームの台頭」「完成品市場の巨大化」だとか諸々言われてきましたし、細かいファクターとしてはそれらもあると思うんですけど、実際には「明確な理由はわからない」のが現状。
その状況の中で唯一売れているのが「ガンプラ」なわけです。
プラモ界では突出した異色のアイテムなわけですね。
別の言い方すると今のプラモ市場は「ガンプラしか売れてない」んですが。
これについても「やっぱキャラクター物は強い」「ガンダムというブランド力」とかいろいろ言われるんだけど、実際には「明確な理由はわかっていない」。
実際ガンプラだって90年前後には「売れなかった時期」があるわけですし。
あえて言うなら「時代の波に乗った」とかそういうことになってしまうわけで、別の言い方をすると「5年後にも今のように売れているかは全くわからない」わけです。
こういうことから、「ガンプラとプラモはすでに別の物で、ガンプラは“ガンプラ”というジャンルの物だ」とも言われています。
と、コレが今の「プラモの中のガンプラの位置づけ」。
個人的には「作り手次第で“自分で組み立てるオモチャ”にも“プラモにもなる”物」だと思ってますが。
無塗装・素組でOKなら、その人にとっては“自分で組み立てるオモチャ”。
このレベルなら、可動や変形の少ない通常の「1/100 マスターグレード」MSのキット(ザクとかズゴックとか)で、初心者でも6〜8時間で作れちゃいます。
パーツごとに色分けされているからこれだけでも「それなりのもの」になりますし。
ただ「出来上がった物が、(当たり前だけど)○○君が作った物と××君が作った物でも全く同じ」という面白味のない結果になるという弱点がありますが、変形ギミックが無い普通のMSならそれほど難易度高いわけではないですし「気分転換用立体パズル」とかそういう軽い気持ちでやってみるっちゅーのもアリではありますな。
「プラモは難しそうだから」って人も敷居なんか低い気持ちでやってみるのもいいいかも。
塗装をして「プラモとして作りたい」場合は、技量や「改造する」とかによって所要時間が全く変わってしまうので何とも言えませんが、オイラの場合は「無改造」、1日の作業時間1〜2時間の場合でだいたい1ヶ月です。
わたしゃそんなに改造とかする人じゃないので。
■製作
で、話復帰。
「1/100のMGでだいたい1ヶ月」とか書いておきながら、なんで7ヶ月もかかったのか?! ちゅーと、やっぱまあそれなりに理由がありまして。
最大の理由はやはり尋常ならざるパーツ数。
ホントにくじけそうなくらい多いんですよ。
実際、買う前から『Sガンダム』がそもそもアレだったので「色なんか塗ったら大変なことになる」のはわかっていたし、相当悩みました。
が、オイラはやはり「このキットはセンチネルトラウマー達への挑戦状だ!!」的な受け取り方が巨大だったので、やっぱ塗装しなくちゃだろ! と。
つか、13年前に「こんなん出て欲しい」と思った物が出たんだから、やっぱきちんとプラモデルとして「塗装までして組み立てたい」。
つーこって、塗装もすることに。
で、作業に入る前にどう組み立てていくか? の計画を少し立てておきます。
作業スペースにゆとりがあったりする場合は仮組みしてバランスを見たりします。
ただ、その場合、一度はめ込んじゃうとはずしにくいパーツがあったり、ネジ止めするするパーツは一度ネジを締めてはずすと穴がユルユルになって二度とネジが止まらなくなったりするので要注意。
(そういうパーツは仮組まないとかね)
あー、これから作る人のための注意として、キットには2×4サイズのネジが付いていてコレを使うように指示されている箇所がかなりありますけど、2×4を使う部分は東急ハンズやホームセンターで2×5サイズの「なべネジ」を買ってきて使った方がいいです。
2×4だと短すぎる部分がかなりあります。
あ、あと、設定上は「Sに強化パーツつけたのがEx−S」で、以前取り上げたGFFなどではコンパチでどっちにも出来るようになってますけど、このキットの場合は強度などの問題から「外装を外せばSになる」とかそういう作りにはなってません。
足なんかはほとんど「別パーツ」です。
基本的に改造とかはしてません。ほとんど無改造キットの素組です。
改造までする人はもうゴッドハンドの領域ですな。
目立つ部分でいじくったのは以下くらいです。
・肩のスラスター口をリファイン版の「ベクターノズル」風フィンに。
・ヘッドを小型化。
・胸部上面に内部メカが少し見えるように。
・つま先を3mm延長。
このくらい。
あとは部分部分で穴あけたりとか、簡単なディテールアップしてるくらいです。
とにかくパーツが多いんで、「塗装&デカール貼り&トップコート吹きは全パーツ完成後にまとめて…」とかやるとそれまでのパーツ置き場とか作業スペースなどが大変なことになるので、今回は出来上がった部分から順次片づけていくことに。
塗装も出来たパーツから片づけていくことにしたので、この時点で「どういう色にするか?」を決めておきます。
キットのウリである可動やら変形を考えた場合、フル塗装してしまうとクリアランスの問題などから可動部が固くなり動かすたびにギシギシミシミシと怖い音を立てるようになってみたり、あげくにパーツが折れたりするんで、今回は
・外装のみ塗装
・インナーフレームは目立つ部分(肩口とか)だけ、ポイントポイントで塗装するのみ
…ということに。
(それでもかなりな量だが…)
可動させずに完全ディスプレイモデル・変形もさせない…ってんならフレームも含めて全塗装しちゃってもイイかと思います。
ただ、最近のガンプラ(のMGシリーズ)はマルチマテリアルで、強度確保のためにプラではなくABS素材などを使っている部分があるので、そういう部分への塗料の食いつきは最悪ですが。
(このEx−Sだと、ムーバブルフレームパーツはほとんどがABSです。)
色をどうするか? っていうのは、工作に入ってからも2週間ほど悩みました。
トリコロールか? リファイン版カラーか? はたまた「俺オリジナルカラー」にするか?
んで悩んだ末、結局リファイン版のブルースプリッター迷彩で塗装することに。
やっぱね、このキット買って「塗装までしよう」って人のほとんどって、結構「あの色に憧れた」とかってのが多いんじゃないかと。
で、そういう人種にとって「オリジナルカラーで…」っていう選択肢があるのはわかっていても、やっぱ「あの色」になっちゃう人が多いのは、これまたやはりトラウマなんだろうと。(^^;;
オレ予想では、全国にこのキットを全塗装したヤツが200人ほどいるとして(そのくらいのような気がする…へたすりゃもっと少ないかも…)、ウチ3/4くらの人はブルースプリッターじゃないですかね。(何の根拠もない数字ですけど)
実際、ネットで作例発表している他の人たちの作品見ても、リファイン版カラーが多いですね。
トラウマリアルタイマーではなく、連載後に『センチネル』を知った若い人にも、やっぱこのカラーが人気あるみたいですな。
模型として面白くて映える色デザインだしね。
やっぱインパクトがあるんだと。
なので逆に、「あえてオリジナルカラーに挑む人」ってのをオレはそれでけでスゴイと思うんですが。
(ネットでは時事ネタ合わせで「タイガースカラー」ってのも見たけど。 ^^)
この時点で、大量に使うことが想定される「白」「薄い青」「濃い青」については、ビーカーなどで調合して一気に大量に作り、瓶に入れておきます。
(途中で追加で作ろうと思っても、「全く同じ色」ってのはまず作れないので。
なので、オリジナルで作る色は、途中で「足りなくなる」くらいなら「大量に余る方がマシ」なので、多めに作っておきます。)
色については後述します。
製作は、作った部分から台座上で組み合わせていかないとパーツの置き場(&作業スペース)が無くなるので、台座の固定する基部であるコアブロック&腰から製作します。
組み立て説明書も一応その順で作るように書かれてますが。
よし、ここまではまだ失敗がないぜ!
(って、本製作前に失敗してるようだったら先がないけどな。)
で、製作ですが、まあヘタクソなトーシロの製作テキストなど全く参考にもならないので、いじくったところのみ書いていきます。
■コアブロック
キットには本体の胴体部分の他に、ディスプレイ用の物も含め2機分のパーツが入っています。
ボディ内部に入れるヤツは、強度のことを考えて「固定版機首」のパーツを使ってます。
全く無改造。
ディスプレイ用の物は、少し見た目を良くすべくカナード翼やインテークのフィンなどのフチをカッターの刃を立てて薄く削ってあります。(いわゆる「うすうす攻撃」)
また、ノズル部分をコトブキヤの改造用ノズルパーツを使って設定画稿にある「宇宙用」にしてあります。
ノズルのフチが多少厚みがあるので、ここもうすうす攻撃してあります。
以下ではもう省略しますが、基本的に「薄くするべきところは薄くする」です。
ディスプレイ用のコアブロック。
ノズルが宇宙用。
「青」は、後述の「失敗した青」を使ってます。
かなりスカイブルーです。
■下半身
ここも基本的に無改造。
が、早くも失敗!!
「置き場と作業スペースの問題から、製作した部分から順次塗装もしていく方法」にしたので、この時点で色を塗っているんですけど、塗装完了・ネジ留めした後に
あ、腰後ろの羽パーツ。フラップを薄く削るの忘れたーーーッッ!!
しかし前述のようにネジは一度締めてはずすと二度留めできないので諦め…(-_-;;)
実はこのコアブロック&下半身だけで「1ヶ月半」もかかっちまいまして。
いかんせん、キットそのものの大きさも大きさだし。
すっかり脱力。
んで、ここで危うく力尽きそうに…(^^;;)
こらマズイと思い、次に技術的にも作業的にも一番メンドクサイのが決まっていた「頭部」を片づけてしまうことにしました。
一番メンドクサイ部分をまず終わらせてしまえば後は楽だろうと。
■頭部(ヘッド)
ここは唯一改造らしい改造をした箇所。
ボディ全体の中で一番小さい部分ですが、一番重要とも言える部分です。
「人形は顔が命」。
これはフィギュアのみに限ったことではなくロボットでも同じですな。
まあ、「キットのままでもイイ」「別に気にならないし、キットの頭もオレは好み!」って人は、別にキット素組でも何の問題もないと思うんですよ。
実際、キット状態のヘッドの出来もかなり良いですし。
それでもなぜ多くのセンチネラーが「ヘッドを改修するのか?!」つったら、単純に「俺イメージとチガウ!」からなんですが。
オイラも含め大半のセンチネラーの脳にこびりついているイメージってのは「小振りなヘッド」なんですな。
とにかく「フェイス部がもっと小さいだろ!」と。
(と思ったけど「頭部の、それもフェイス部分を小さくする」ってのは、リファイン版ではなく、アレが発表前の九龍拳一版作例の印象が結構強いような気がします。)
で、そのイメージと比べてしまうと、キットのヘッドって「一回り大きい」んですよ。
なのでこのMGのヘッドを小さくするために、あれやこれやの作業をするハメになるわけです。
ここで役に立った情報源が「2ちゃんねる」でした。
2ちゃんの「MG Ex−Sガンダムスレ」でやはり多くの人たちがこの「一周り小さくする」方法を模索したんですが、正直ここで「こうしてみた」と実際にカタチになってアップされる製作写真ってのが…ハードルもレベルも高すぎ。
こんなのマネできねーよ! みたいのがかなりあったり。
2ちゃんなんかほとんどがクソみたいなスレしかなく、何の参考にもならんことしか書かれていない物が多い中で、ここは驚くほど良スレでした。
そこで得た情報などを元にさらに自分イメージを大量に付加&自分の技量で出来るレベルを考慮してヘッドを小型化。
この小型化工作だけで4週間………(-_-;;)
長い…長すぎる…
いくらなんでも、ナゼそんなに時間かかったのかは不明ですが。
まあ、基本的にダラダラやってたからなあ…
作業的には中盤最大の山場でした。
ネットでは「1/144 Sガンダム」と「MG Ex−S」のヘッドをニコイチで小型化した人の作例も見たんですけど、これがもうカッコヨスギで…。つまり「1/144」も使い方次第では使えると。主にフェイス部分とか。
ただ、そこで提示されていた技術力が「フルスクラッチするより楽」の域だったので、「オレにはムリ!!」
各部を切り飛ばしてバラバラにし、幅詰めしていく方法で小型化してます。
左が改造したヤツ。右はキット。
小型化でビミョーにサイズを変えてあります。
ヘッドの小型化工作は技量的にムリ。でもどうにか少しでもイメージを変えたい…というような人には以下の2点だけはオススメ。
・マスク部分のモールドの彫り直し。
・顎の「三角部分」を削って小型化。
この2つは工作的にも簡単。デザインナイフで削るだけ。
特に顎の三角部分の小型化は、これだけでも「大きさの印象」がかなり変わるので必須工作といえるかも。
(この部分は業界一厳しいバンダイの自社安全基準のために、あえて大型化されているんで。)
さらに、Sガンダム頭部デザインの最大の特徴でもある、フェラーリテスタロッサ風の左右インテークフィンの部分は、キットではゆるいRを描く面で前に伸びていますが、これを『センチネル』別冊表紙のバストアップモデル(いわゆる「アップデート版デザイン」)に準じ、頬部分を切りとばしてからプラ板で「フラットな面」に作り替え。
フィンはキットのままだと厚すぎるので、0.3mmプラ板を切って自作。極薄に。
(ここでこの時0.3mmプラ板を使っちゃったんだけど、今思えば「0.25mmプラペーパー」とか、もっと薄い物があったわな…。失敗。)
アンテナは、折り畳みギミックのさいの強度を考えるとキットのままの物を使おうかとも思いましたが、やはり「厚さ」がありすぎるのが気になる上に、キットのパーツは安全上の問題からポリパーツ。(ゆえに「削って小型化」などの工作が出来ない。)
なので、0.5mmプラ板を使って新造。
折り畳みギミック用の基部の○パーツ(ヒンジ部分)も1mmプラ板から切り出して製作。
アルテコ瞬着パテでアンテナパーツとの接着面を補強し、とりあえず折り畳みギミックも活きているものに作り替えました。
アンテナが「後ろに流れる感じで伸びている」のは、オレの好みです。
ロッドアンテナは0.5mm真ちゅう線で作り替え。
あー……………結局ヘッドに関しては「キットの部品をそのまま使った」のは額のカメラカバー部分だけですかね。
他は全部いじっているか自作になってしまいました。
見栄えの問題からアンテナ&サイドのフィンは、ボディの他の部分のイエローより少し明るいイエローを使ってます。
余談だけど、このヘッドを作っている間に「叔父」という存在になりましたよ。
病院で赤ちゃん見ながら
「もしオマエが歩くようになって、オレの部屋に入って来、あのガンダムを壊したら、オレはオマエを殴る!!」
とか心の中で囁いていましたが。
イヤな叔父ですね。
■上半身
頭が出来て、これでとりあえず「一番メンドくさかった工作」を終えられました。
最大の山場・その1が終了。
ここまでで2ヶ月半弱。
むう…全行程4ヶ月くらい? とか思っていたこの頃。
んで、続いて山場・その2です。
がんばれ…>オレ
まだ失敗らしい失敗はしてないぞ。
上半身は、リファイン版とかGFFとか、別冊表紙のバストアップモデルなどを参考に、それらをミックスさせてオレイメージなどで。
別冊表紙のバストアップモデル的に、少し内部メカが見えているようにしたくらい。
胸部のVHFアンテナは「変形させたときにいかにも折れそう」なので付けませんでした。
後述する「肩のオリジナルデカール」もわかりやすい1枚。
※クリックすると大きな画像になります。
失敗らしい失敗はしていませんが、スジ彫りがズレてます。(泣)
↑それは失敗だろ。
肩のプロペラントタンク、肩は素組です。
「スライド機構の再現」をしたかったんだけど、3週間以上考えたんだけど「上手い方法」と、かつ「オレの技量で出来るかどうか?」がムリ! という結論だったので。
この「スライドの再現」出来るヤツはゴッドハンドだと思いますよ。
側面のスラスター部分は、リファイン版のデザイン的特徴の一つである「インテークフィン」を再現するために、該当箇所の内部パーツを削り落とし&フィンパーツを0.3mmプラ板で自作。
この肩&胸部で一番メンドくさかったのはやっぱ「ブルースプリッター迷彩塗装」でした。
まるでトイレットペーパーのように消費されていくマスキングテープ…
んで!!!!!!!!!
オイラは屋外で塗装していたんですが、この一番メンドクサイ塗装がやっとこさクライマックスに来たとき…。
ブゥ〜ンッ!!……とオイラの顔面めがけてクマバチが飛んできやがりまして。(それもかなりの速度で)
あまりのことにクリビツ!!
とっさに持っていたパーツを落としてしまって……
パーツ傷だらけ。修復不可能。(号泣)
あまりのショックに数日呆けていましたが、悩んだ末、泣く泣くパーツ抜きのためだけに『Sガンダム』を追加で買うはめに!!
(パーツ請求すりゃいいんだけどさ。「パーツが来るまでの間」にテンション下がるのが想像できたので。その隙すら自分に与えないためにも。)
で、ここで塗装について。
■塗装
大きさが大きさなのでとにかく使った塗料の量も尋常じゃねえです。
「塗装するだけでかなり金がかかる」ことを覚悟の上で色を塗りましょう。(^^;;
カラーをリファイン版にすることに決定した後も、色バランスはやはり悩みまして。
バランスっていうか「調合」。
以前、「『ガンダムセンチネル』というトラウマ」でも書きましたけど、『センチネル』におけるキモの一つがこの「色という“表現”へのこだわり」でもあったわけで、いずれの色にするにせよやはりここはそれにこだわりたい。
実は、前に作ったMG『カトキ版ガンダム』って、あの時点で「絶対に発売されると確信していたEx−Sに向けてのカラーテスト」って意味が結構あったんですよ。(オレの中では)
その経験値から「グランプリホワイトじゃねえよな」とかそういうのはわかったんで、今回は根本的に諸々変えてみました。
つか「じゃねえよな」となった時点で、できあいのスプレー塗料を買ってきてブシューッと吹いて終わり! ってのが不可能になったわけだけど。
否応もなく、モノスゲー久々にエアブラシでの塗装をするハメに。
んが!
エアブラシは持ってるんですけどね。
塗る量に対してカップのサイズが小さいのと、根本的な問題で「自室にすでに作業用スペース…それもエアブラシ吹いても問題ない場所」ってのが無いんですよ。(T_T)
つまり「屋外でボンベ使って塗装するすること」が条件に。
0.3mm口径、なおかつ「カップ容量が大きい」エアブラシが欲しい…。
欲しいって言うか「必要」。
で、いろいろ考えて…
・カップではなくボトル式の方がいい。
・フィギュアみたいに細かいグラデーションをかけるわけではなく、単色を広面積に吹けるもので十分だから安物でOK。
ニードル式・ダブルアクションである必要すらナシ。
んで、ちょうどそのときに出ていたホビージャパンで、安い入門用エアブラシ各機種のレポ記事が載っていたので、それらを参考にMrカラーから出ている「プロスプレ−MK-W」を購入。
エアブラシの比較などでは評判があまりよくなかったり、雑誌のツール特集でも「とりあえずオマケで写真だけ載っている」みたいなまともに使用レポなどが無い機種ですが、今回みたいなケースとか、カーモデルみたいに「広面積を単一色で塗る」とかいう目的が多い人は持っておくと便利かも…というのは感じました。
少なくとも、よく言われているほど悪い機種だとは感じなかったです。
安いしね。量販店で5000円弱。
ボトルは想像していたよりも便利でしたな。
A4面積くらいの広さでも1度の補充で全部吹けるし。(途中でボンベを交換しないと圧力下がりまくりでムリですが。)
構造自体が単純なのでメンテナンスも楽。そりゃもーモノスゴク。
デメリットは…
わりと壊れやすい。(おい)
オレの使い方が乱暴なのかなあ。
特にセット付属の「ボンベにホースを付けるアタッチメント」と「ホース」は結構早くに壊れやがりました。(-_-;;)
アタッチメントはいかにも剛性が無さそうだったんだけど、ボンベ3本(たった3本)使い切ったあたりでパッキンのOリングがボロボロになり超絶ガス漏れ。
ホースは使っていたら接続ネジ部からスポーン!!といきなり抜けてガスがブッシュー!!!
ガス圧で抜けるようになりやがったんで使い物になりません。
仕方ないので、両部分とも別売りアタッチメント(千円くらい)を購入して「普通のエアブラシ用の丈夫なヤツ(以前使っていた物)」に換えて使いました。(こっちの方が丈夫なので。)
とにかく不満点をあげるとすると全体的に「価格に見合った剛性の低さ」すかね。
■色データとか
まず「白」。
いくつかホワイト系の塗料を買ってきていろいろ試してみました。
グランプリホワイトやガルグレーや、白+グレーやら…
んで、オレイメージに行き着いたのがクレオスの316番「FSホワイト」。
ただ、FSホワイトはそのままだと少し「アイボリーと緑味が強い」んで、これに「FSホワイトのボトル1瓶に対して、ニュートラルグレーを5滴」。
この5滴のニュートラルグレーで緑味を消して、イメージしていた「白」になりました。
「青」はブルースプリッター迷彩にするために2種類作ります。
なんつってもSガンダムの、それもリファイン版カラーの(っていうか『センチネル』を代表する)キモとも言える色なんで、これもいろいろ試してみました。
まあでもコレに関してはコバルトブルーっていう「センチネルの定番」があるので、どちらの青もベースはコバルトブルーですが。
ところがこれがまあ…結構クセがある色っていうか…
クマバチ先生が強制的のオレの手から叩き落としたパーツで塗っていた物は結構明るかったんです。
が、これが後から冷静に見返してみると、「明るい方の青」と「濃い方」が上手く合ってないんですよ。
なんか色相が極度にズレちゃってる。
そのへんがクマバチ先生にはお気に召さなかったのか、吹いていたらブーン!と飛んできてダメだしくらったわけですが。
(んで、お釈迦になったパーツのためにMG『Sガンダム』1個買うはめになったわけですが)
つまりコバルトブルーって「白混ぜるだけで色相が変わっちゃう」という特色があったんですな。
これを理解できてなかったためにこのようなことに。
ただ、この「失敗した」と書いている明るい青は、後腰部羽パーツのフチとか、肩の羽パーツのフチ。肩ダクトから出ている小さな羽パーツにアクセントで使ってます。
あと、ディスプレイ用のGコアの青は全部これ。
んで、青を作り直し!!!
2度目のチャレンジでは、まずポリビーカーにコバルトブルーを10本ほどブチ込み、アバウトな「濃い方の青」を調合。
すげーシンナー臭!! クセー!!!
その後、濃い方を約ボトル3本分くらい別にして、残りを明るい青に調合。
細かい割合などは…
基本的にコバルトブルー+ホワイト+蛍光ピンクを混ぜて調合しましたが、とにかく、濃い方を調整したらそれに合わせて淡い方を…
チップを作って実際に試し塗りをしながら両色を調整していきました。
んでそれでズレたらまた調整して…の繰り返しだったんで、割合などは正確なデータとってないです。(つか「取れなかった」です。)
青は液状と乾燥後で色の濃さが露骨に変わるので、必ず試し塗り→乾燥させて色を確認したほうがいいっす。
『センチネル』そのもののイメージカラーだとも言える「Sガンダムブルー」は、受け手それぞれの中でも「オレ解釈」があると思いますけど、とにかくオレの中では「かなり赤みが強い青(はてしなく青のバイオレット…というべきか)」イメージなんですな。
少なくとも「コバルトブルーそのまんま」ではない。
一応、GFF「Ex−S」も参考にしましたが、GFFのブルーは個人的には「明るすぎ」の印象があったので、あれとは変えてあります。
また、パープルを加えてさらにホワイトを増やし、最近の雑誌作例で流行の「かなり明るいブルーバイオレットのパステル調」ってのも考えたんですが、あれは「出来上がった物を置物として考えたときには映えそうだけど、今回のコンセプトからははずれる」ので見送り。
で、厳密に言うと、たぶんコレは正確な「Sガンダムブルー」じゃないですね。
あくまで「オレイメージのSガンダムブルー」です。
画像だとまた違って見えますけど、実物はかなり「赤い青」です。
あー、この「白」「青」だけで、失敗分も含めるとホワイト・コバルトブルー・FSホワイトを合計で2ダース近く使いましたよ。(-_-;;)
青なんか、これの調合だけで3日かかりました。とほほ。
部分的に塗ったムーバブルフレーム部分&外装の黒い部分は、クレオスの116番 ブラックグレー。
今回初めて使った色だったんですがいい感じで気に入りました。
白いところか、画像だと同じ色に見える部分でも、場所によっては微妙に色を変えていたりします。(ヘッドだと、ヘルメット&フェイスと、額のカメラ部分は別の白です。)
いやもー、トータルで使った色数は尋常じゃないです。
基本的に色は「リファイン版」に準じているんですが、画稿やモデルではなく、どちらかというと別冊表紙のバストアップモデルを参考にしてます。
あと、細かい部分は好みで変えちゃっているので、正確な「リファイン版のブルースプリッター」ではないです。
■で、このあたりで肩の再製作。
泣く泣く買ってきた『Sガンダム』使って肩の「青いパーツ」を作り直し。
スライド機構再現してなかったのは不幸中の幸い。
そんな工作までやってる物を再製作だったらマジ泣きますよ。
が、前述のように「前ので青が全然イメージと違っていた!!」ことに気づいて全部調合し直したので…
当たり前だけど、それに併せてプロペラントタンクも胸部もビームカノンも足も、青い部分は全部塗り直しじゃねえかよ!!!
いや、もーね、ホントに…我ながら「バカか」と。(-_-;;)
このやり直しなどで、サクッと3週間ほどムダにしてます。
泣けるような無駄な遠回りの果てに五体のパーツ完成。
よし! と組み上げて行きます。
この時点でとてつもなく置き場が邪魔になっていた完成済みのプロペラントタンクも肩に接続!!
ガシーン!!!
ズバーン!!!
…へにょ〜
思いッきりヘタったーーーーーッッッ!!!!
だめだ! 基部のパーツが弱すぎ!!
全然タンクの重さ支えられてねえーーーー!!
もうね、本気でどうしてくれようかと。
このあたりでまたもや「もう止め!!」という心のレフェリーストップがかかりそうに…
悩んだ末に、「青パーツを抜くためだけ」に買ったという、激しく贅沢なジャンクパーツと化していた『Sガンダム』のパーツを使ってもう1組肩を製作!!
(ネジ止めパーツがあるので、へたった部分だけ取り替えられないんですよ…。
別の考えかたすりゃ、「ネジ止めする前に確認しておけばヨカッタ」んだけど…後の祭り…)
で、今度はタンクを繋ぐパーツを肩に組み込むときに「木工ボンド」使って滑り止め処理をして組み込み。
へたらなくなりました。
腕はキットのまんま。
伸縮ギミックを再現するかどうか迷いに迷ったけど、「変形させること」を考えた時に、俺には「あの中にそのギミックを入れる構造」が思い浮かばなかったので。(内部に全然ゆとり無いんですよ。)
あ、「平手パーツ」はMG『GP03 ステイメン』の物を使ってます。
■ブースター
このキットでちょっと不満だった部分。
数カ所にある小さな白い部分や、ビームカノン基部の内部メカが見えているところも一体パーツなので、塗り分けメンドクセーし、継ぎ目が変なところに来るし…
(つっても、昔のキットよりは遙かに楽ですけど。)
正直、その塗り分けがあまり上手くいってなくて、二度塗りするはめになるわ、近くで見ると雑だわ…
こんだけで充分、このブースターパーツに関しては「出来がダメ!!」って感じ。
二度塗りでモールド消えかかったし。失敗の連続。
思い返すと、かなり時間かかりました。
ブースターのスラスターパーツは、小さなフィンをプラ板から作り直し。
で、やっと塗装も終わってブースター本体にはめ込んだときに
「パキッ」
基部のパーツ、折れたーーーーーーッッ!!
もうね、この時は本気で「窓あけて、泣きながらブースターを放り投げて、作るの止めようかと思った」ですよ。
未完成のままのEx−Sを部屋に置いて、一生「途中で断念したトラウマ」にしていこうかと。
がんばれ。>オレ。
アルテコパテとか使って修復&再塗装…
この基部が折れたり。(T_T)
ブースターはダークブルーの上からクリアーでパールパウダーを吹いてスチールブルーっぽく。
とにかくね。ここだけに限らず、なんかしらんけどやたらと「再修正&再塗装」が多いんだよね…
(ただ単に「ヘタだから」と言ってしまえばそれまでなんだけどさ。)
■ビームスマートガン
いろいろ調合して塗ったんですけど、露骨に失敗くさい色になりやがったんで、ここも二度塗り!!
またかよ!
この時点で「エアブラシ用のエア缶」が5本目だかになっていて、「なんでこんなに消費するの?!」と思ったけど、考えてみりゃこんだけ「再塗装」してりゃ
「実質2体分くらい塗ってる」
わけであって…
そりゃエア缶を消費するわなあ…
ライフルはパーツ単位で「実際にあった場合の役割」とか考えて塗り分けしたり。
サイズも大きいしそれくらいやったほうが見栄えがイイかな? と。
銃本体と「バレルカバー」が違う色にしてあるとか、個人的にちょっとこだわったところです。
このライフルだけで1/144キット1個分くらいの塗り分けが…
センサーの赤いレンズは、コトブキヤだかWAVEだかのデテールアップパーツの物を削って小さくして使用。
実銃などのスコープにある「ルビーコートされたレンズ」の雰囲気っちゅーことで。
これでとりあえずEx−Sのパーツは終わり…
はふう………
■Sガンダムパーツ
ただのジャンクパーツにして、ほぼキットまるまる1個ムダにするのも何なので、Sガンダムにも出来るように、必要なパーツを作ることにしました。
つっても、プラモは設定通りに「Ex−Sの増加装甲をはずすとSになる」…作りではないので、下半身はほぼ全部。
上半身も「胸部」「腕」「ヘッド」以外の部分を全部。
早い話、「胸部」「腕」「ヘッド」「コアブロック」以外全部製作ですよ。
メンドクサッ!!!
まあ、作り方とかはほぼ同じ。
さすがに2個目同然ってこともあり、こっちは失敗らしい失敗はしてないんですが、最後の最後に足首パーツが上手く入らなくてグリグリやっていたら…
パキッ!
足の甲の黒いパーツ、割れたーーーーーーーーーーッッッ!!!
まあ、目立たないからいいけどさ。
■デカールとか
ちょっと考えた部分。
キットに付属の物使って、右肩は「VMsAWrs」マーク。左肩に「GUNDAM System」ロゴがバーンと入るリファイン版と同じヤツ(GFFと同じってこと)にしても良かったんですが。
あ、「VMsAWrs」ってのは「ヴァリアブルMS&ウェーブライダーシステム」の略で、『センチネル』以前。モデルグラフィックス別冊で『Z』の模型の本が出た時に、そこに掲載された「Z Plus」の設定であさのまさひこ氏が考えて入れていたロゴです。
んで、これにしても良かったんだけど、今回ちょっと作るにあたって考えていたコンセプトが
「センチネルの物語本編でα任務部隊が使っていたのが、あのブルースプリッター迷彩機」
っていう解釈って言うか、オレ脳内設定っていうか、そういうのでやろうと。
(一応、設定上ではSガンダムちゅーのは「3機作られた」ってことになっていて、「α任務部隊が使っていた機体=トリコロール」で、リファイン版の「スプリッター迷彩機は別の物」とかってことになってた…ハズなので。)
で、実戦投入している機体に「VMsAWrs」「GUNDAM System」のロゴは入らないだろうと。
かといって、ブルースプリッターの上にあのロゴが入っているイメージやバランスってのが、「ブルースプリッターで色を塗りたい」人には強く残っているのも事実で、そういう意味では「スプリッターの上に機体番号を入れるだけ」ってのもチガウ。
あのバランスで、「いかにも実戦投入機らしい」マークにしたいと。
で、年頭に作った『カトキ版ガンダム』のマーキングとか、GFFとか参考にしたりしてこうなりました。
特に右肩は「GUNDAM System」ロゴ風にするために、α任務部隊の「α」を、あの「○」に見立ててみたりしましたが。
タンクは、何も描いてないのがなんか寂しかったので「EFSF(連邦宇宙軍)」ロゴをいじって、ついでにα任務部隊所属の「110th COMBAT COMPANY」のマークを。
プロペラントタンクに付いているマークはこうなっちょります。
どーすかね。オイラは基本的にこういうデザインセンスが欠けている人なんですけど。
上手くできている(っていうか「格好良くなっているかどうか」)自分じゃよくわからんですけど。
ヘボイかな。
他、各所に貼ってある小さなマーキングデカールは「カトキ版ガンダム」作る時に自作したものと同じ。
んで、完成!!!
※クリックすると大きな画像になります
後ろ姿。
ブースター、でかっ!
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背景が黒いので見えませんが、台座の上に固定されてます。
大きさが尋常じゃないので、「自立」はしません。
※クリックすると大きな画像になります
Sガンダムにも出来ます。
下半身は全部差し替えだけど。
ちなみにこっちのつま先は延長改造しておらず、キットのまま。
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ちなみに、腰の後ろの羽はこうなってます。
ここもオリジナルデカールを作って使用。
フチの青は「失敗した青」を使ってます。
※クリックすると大きな画像になります
Sガンダムを分離。Gアタッカー、Gコア、Gボマーに。
あ、ボマーにビームスマートガン付け忘れてる…(^^;;)
バラした状態。
Sガンダムの下半身がまるまる新造だというのがわかります。
肩のサイドジャケットが「装着されている物」と「プロペラントタンクに付いている物」がありますが、タンクの物は可動部を接着し、飾った時にヘタってこないようにしてある「固定用」。
■追記
あー、追記しておくと、「塗装する」ってことは下地にサーフェーサーを吹くわけで。(まあ、下の色によっては必ずしも吹く必要はないと思いますけど。「基本的には」ってことで。)
白い部分はホワイトサフ。
青い部分や赤い部分はまず普通のグレーサフを吹いた後にホワイトサフで下地を作ったわけですが。
このサーフェーサーの量も尋常ではなく、ホワイト・グレー合わせて6本以上使ったのかなあ。
エアブラシ用のボンベもトータルで6本くらい。
(そりゃ、こんだけ再塗装してりゃな…)
使った塗料がクレオスの小瓶で35本以上。
シンナーが1リットル以上。
使ったOLFAのアートナイフの刃が「50枚入りを5セット」以上。
ボロボロにしておしゃかにしたカッティングマット1枚。
使ったティッシュが5箱以上。
つまり、このキット。エアブラシをすでに持っていて、コンプレッサーを使う(エアボンベを使わない)人は少し下がりますけど、「エアボンベ使って吹く人」は(オレほど失敗しなくても)それだけでキットと同じくらいかそれ以上の金がかかるわけです。
発売時に「Ex−S、なんでこんなに値段が高いんだ!」ってんで買えないガキ共がネットとかで荒れてましたが、まあホントにそういう意味でも「ガキ向け」じゃないすな。
キット代もままならないヤツには塗装なんか出来るわけもないと言う。
(色を塗る気はないってんなら別だけど。)
■まとめ
なんといいますか、出来上がった後の満足感とか達成感ってのが尋常じゃないですね。
反面、「毎日の日課と化していたことがなくなっちゃったことによる脱力感とか虚脱感」も尋常じゃないですが。
そりゃ、7ヶ月間、毎日だもんなあ…(-_-;;)
わたしゃ下戸で酒は飲めないんですが、さすがに完成した夜は「祝杯だー!」とビール買ってきて飲みました。
1本半分飲んだだけで気分悪くなりましたが。(^^;;)
なんつーか「サイコーに気分がイイ、気分の悪さだった」というか。
同時に、完成するなり粗が見えまくり。
工作の失敗部分はもちろん、「色」なんかも「もっと赤くてもよかったかなあ?」とか。
正直「青」をはじめとした色に関しては「これでよかったのか?」が完成してからもいまだにぬぐえていない最大の部分です。
あとやっぱ、技術力の決定的な低さから来る「肩のスライド機構再現が出来なかったこと」はデカイですね。
実は完成するなり「作り直してえッ!!!」とかなり思ったんですけど、とにかく気力はとっくに限界に来ていたし、すぐにやったって技術力にさしたる変化があるわけでもナシ。
なのでやるとしても数年後かなあ。
部屋にある状態。 すげー場所をとってます。
これを飾る置き場確保のために、昔作ったフィギュアとプラモを4個処分するハメに…(T_T)
さすがにこんだけ複雑な形状だと「埃が付いた時に払うのが大変」なので、ケースを買いました。(タンクの中なんかいかにも埃が入りそうだし。)
店で売っていた一番大きなケースでしたが、それでも横幅ギリギリ。
塩化ビニール製なので、カッターで切って高さを調節してあります。
切り飛ばした部分などを使って、Ex−Sの上に「Sガンダム用パーツ」などを入れるスペースにしてあります。
■最後に失敗&バカ
で、完成してからサイト用に写真を撮ったわけですが、これがもー…
撮影するためにポーズかえたり何だったりしていたら、面白いように壊れやがって…(-_-;;)
肩の羽は基部折れたし、ブースターなんか…
ゴトンッ!!!
ネジはずれて丸ごと落ちたーーーーーッッッ!!!
あ、ブースター部にディテールアップした真鍮線が曲がった!!!
もう、折れなかっただけマシですけど…
デリケートすぎ。
つか、「可変モビルスーツ」なんて、実際にあっても「変形・可動部分が増えればそのぶん剛性が低くなる」わけであって、実用的じゃないと思うんだけど…。
「数ヶ月に1回くらいの頻度で変形モードでの運用が必要」くらいなら、ソレ専用の機体あった方がマシじゃないか? と。
オレのマジェスティが仮に「変形可能で、4輪の自動車にもなる」物だとして、でもその「4輪モードは年に1回しか使わない」ならタクシー使うとかレンタカー借りた方がいいじゃんと。
最後の最後まで失敗かよみたいな。
んで、一連の画像見て
「なんで変形した後のGクルーザーの画像ないんだよ?」
と思われた方多数だと思われますが。
別に「作ってみたら変形しなかった」とか「塗装したらクリアランスの問題で変形できない」とか「変形オミットした」とか、そういうハイレベルな問題ではなく………
読んで驚くなよ。
「何度説明書を見ても変形のさせ方がわからなかった」んだよ!!
わかんねーよ!! (逆ギレかよ)
既存のガンプラの変形ギミックで、間違いなく「難易度最高位」だよ! (それもブッチギリで。)
もーね、「変形もオミットせずに可動で作った意味あんのか?」と。
ホントに…(-_-;;)