森里恵 ver,3
(『ああっ!女神さまっ!』より)・1
2002/06/22


 これは2001/08/14のオカノ通信「夏休みの工作」から4回に渡って掲載した物を、ドールコンテンツ独立に伴い修正した物です。
 写真などは同じです。



 これ、初期掲載時に「夏休みの工作」ってタイトルのシリーズで掲載したんですが、実際には夏休みどころか、6月上旬から作り続けていたという代物でして…。(この頃ちょっと忙しくて工作時間が1日1時間しか取れなかったので。)



 以前作った『森里恵』のバージョン3です。

 ★バージョン3 今回ちょっと写真の撮り方とリサイズの仕方を変えてみたので、いつもよりキレイです。(^^)


★ちなみに以前作ったバージョン1はこちらに。★




 バージョン3の製作に際して使用したのは、ボークスの「植毛済みBヘッド」。
 バージョン1の失敗点として「髪の色がイメージと違う」というのがあったので、今回は髪の色がもっと茶色いヘッド(ミディアム・ブラウン)を使ってみました。
 さらに1では髪の色の選択のみならず、「髪が真ん中できれいに分かれていない」という失敗もあったので、今回はかなり念入りなお湯パーマをして原作のようにキッチリ分けてみました。
 髪のカッティングもだいぶ変えてあります。
 1に比べるとだいぶ「原作とかアニメとかの雰囲気に近づいたんではないか?」と思っているんですが…

 で、「バージョン3」って書いてありますが「あれ? 2はどうしたのよ?」っていうとですね、実はあるんですけど、失敗しちゃったんで…
 で、捨てるのもナンなんで、取ってあることはあるんですが、とてもじゃないですが公開できないような改造をしてしまってあってですね…。お見せできません。(^^;;)

 で、このバージョン3でそれなりに満足できたんだけど、やっぱり髪の色が何か気にくわない。ハッキリ書けば「明るすぎる」。
 「髪の色がたぶん本当はもっと焦げ茶なのに違いない」と思うんですが、ボークスヘッドでは「黒と、今回使った茶の中間くらいの色」って出ていないんですよ。


 う〜ん……





(思案中)





 こりゃ植毛だな。


 という事で、ついにドールヘアの植毛にチャレンジすることに!
 植毛用のドールヘアーでは、もう少し豊富な種類の色が出ているし!!
 それなら自分で納得の出来る髪の色に出来るだろ!?

 …と、思いたったはヨカッタんだけど、こっからが大変でした。


★ドールヘッドへの植毛の仕方。

 まずは「ヘッド」選びです。
 植毛用のスキンヘッドも、ボークスからは数種類の形状の物が出ています。
 せっかく植毛するなら、こういった「植毛済みヘッド」では使われていない頭を使う方が醍醐味があるんですが、どれにしようかなあ…と思案した末、結局、素体を買ったときにオマケで付属してくる一番ノーマルなタイプ(植毛済みヘッドに使われている物と同じヤツ)を使うことにしました。(形状的に一番似ているのではないか?と思い)
 これなら部屋にゴロゴロしているから新たに買わなくていいしね。

 まず植える前に、口元をちょっと加工します。
 「なんで?」かというと、恵ちゃんは広末涼子などのような「アヒル口」になってるんですな。

 バージョン3で使ったボークスのBヘッドでは、若干ですがはじめから唇の両端が少し上がっているんで問題ないんですが、今回使うノーマルヘッドではそうはなっていないので、彫刻刀のV刀を使って、丁寧に(ほんの少しだけ)唇の両端にモールドを入れておきます。
(最近になってやっと「模型用の細密彫刻刀」を買ったんだけど、この時はまだ持っていなかったので普通の彫刻刀を使いました。おかげで今見ると「彫り」が広いんだよなあ…)


 んで次はドールヘアーです。
 これはボークスが出している「ブラックブラウン」を選択。


 植毛用の刺繍針も買ったし、これでいよいよ植毛スタートだぜ!!


 しかしどうにも未知の領域なので、本番の植毛に入る前に、もう一つドールヘアーを買ってきて、いらないアタマを使って練習をしてみました。
 植える間隔とか量とか手間とかについてが全くワカラナイので、まずは習作というか、手慣らしです。
 どれくらいの本数を植えればいいのか?等をショップの店員さんに聞いたり、ネットのドールサイトで調べたり。

 1週間ほどやってみて、これで得た経験を元にいよいよ本番の植毛開始!!
 前述の情報収集を元に、「7本のドールヘアーを1セットとして植える」ことにしました。(平均的に1セットは5〜9本くらいだそうです。)


 まずは頭頂部から。
 ここは完成後に「分け目を付けて地肌が見えないようにする部分」なので、かなり細かく植えなければなりません。イキナリめんどくさいです。
 しかし……これがどうにもこうにも…難しくてだね…1時間で10セット植えられればいい方です。

 植える部分に極細のマジックを使ってアタリを付けたんですが、コレは良くないですね。
 植える毛が焦げ茶だから目立たなかったものの、金髪とかだったらたぶん跡が目立ちます。
 しかもマジックが作業中に指に転写し、それで他の部分を汚してしまうこともあるので、途中からはアイペイント用のリキテックスを肌色っぽく調合し、それをかなり薄めたもので線を引いて「アタリ」としました。


 ★頭頂部の植毛が終わったところ。モヒカン状態になっている。


 ここまで植えるだけで(1日1〜2時間の作業で)1週間近くかかってしまいました。(T_T)
 覚悟はしていましたが、相当な根気が必要な作業です。つか、予想以上に時間がかかることがわかりました。(当初、全ての植毛作業が3・4日で終わると思っていたので。手慣れた人が集中して作業すればそれくらいで終わるのかも知れませんが。)

 で、この後、側頭部などを植えていきます。

 さすがに1週間もやっていると少しづつ慣れてきて、はじめの頃は1時間で10セットくらいしか植えられなかったのが20セット弱は植えられるようになってきました。
 と言っても、完成までには200〜300セット植えなければならないので、気が遠くなる作業です。

 いやもうホントに、欲しい色の植毛済みヘッドが売っているなら、絶対にやろうとは思わない作業ですよ。

 でもまあ、学んだ部分もありまして、今回自分で植毛をやってみてちょっと発見できたのは、「市販の植毛済みヘッドは、全体的にまんべんなくかなり多めに植毛されている」ということです。

 これはたぶん、どのような髪型に作るにも対応が出来るようにするためでしょう。
 なので、反対に考えれば、あらかじめ作りたい髪型が決定している場合、それに合わせた部分に適度な量だけを植毛すればいいわけです。必ずしも市販ヘッドのように全体的にまんべんなく植える必要はないんですね。

 例えば、背中を覆うほどのロングヘアーにしたい場合、後頭部の下半分は植える必要はありません。(完成後には全く見えなくなりますし、ボリュームも適度に自然な感じになります)

 頭頂部を植え終わったあたりでこういうことに気づいたんですが、恵ちゃんは原作イラストなどを見てもそれほど髪の量が多いわけではないので、その後は必要と思われる部分にのみ、適度に植えていくようにしました。(それでも合計200〜300セットなんだけどね)

 で、毎日チマチマチマチマ…と植えていき、3週間ほどで基本植毛が終了!!!

 あくまでも「基本植毛」が終了です。
 まずこの段階で1度「お湯パーマ」を完成形に準じた状態でかけます。
 すると、植毛が足りていない部分(地肌が見えてしまう部分)などがわかりますから、今度はそういった部分を中心に修正の植毛をします。
 その後、再び「お湯パーマ」をかけて植毛作業は終了。
(お湯パーマはバージョン3と同じく、原作通りに「ハッキリと髪が真ん中で分かれるように」かなりキッチリかけてあります)



 ★お湯パーマの様子


 で、その後は慎重にカッティング。
 バージョン3もそうですが、このバージョン4でも目は例によって知人のマイクロドライプリンターを使って作った自作目デカールを使ってます。(これはバージョン1の物と同じです)
 余談だけど、このプリンター、この直後に壊れやがったんだよ。
 オレのせいではないとは思うんだけど、ほとんどオレしか使っていなかったしなあ…。(^^;;)
 まずい…オリジナルデカールを作る手段が無くなってしまった…。
※この後けっきょく、Yahoo!オークションで買いました。>マイクロドライプリンター。


 んで、ほぼ1ヶ月かけて完成!!

 ★バージョン4 前回のバージョン3と比べてもらえればわかるが、髪がより「焦げ茶」になってます。


 うーん……苦労したワリには……似ているのかなあ……?(-_-;;)
 髪の色は確かにイメージ通りなんだけど…
 『プロテクト・ギア』作ったときと同じく、自己満足度だけは異常に高いんですが…
 苦労して作ったバージョン4よりも3の方が可愛いような気がする…

 うーん。やっぱ植毛は難しいですな。
 なるべく気を付けてやったハズなんだけど、やはり真ん中の分け目のところがあまりキレイに出来ていないというか…。「ペタッ」となっちゃってますしね。
 もう少し m ←こんな感じになって欲しかったんだけど。
 このへんはもっと数こなさないとムリでしょうね。


 バージョン3ヘッドを使った全身像。(夏向け)



 頭身については、まあしゃーないわねー。
 素体がこのプロポーションだから。(皮肉なことに、素体のプロポーションが良すぎるんで似ていないんですが)
 これは8頭身弱くらいありますね。アニメキャラっぽさを出すには、できれば「6〜7頭身」くらいになる素体が出て欲しいところです。(市販服が使えなくなるとか、様々な弊害があるんでできそうにないが…)
 22cm素体に乗せたら今度は頭でっかちになっちゃうし。
 聞いた話では、1/6素体にツクダの『サクラ大戦』などのドール(1/5)のヘッドを載せるとアニメ的なプロポーションに近くなる…らしいんだけど、そのためだけにツクダドールを買って、頭だけ流用なんてマネはできんしなあ…。(中古の叩き売りでも5000円以上するし。)


 さてさて。似てる・似てないはともかくとして(おい)、「恵ちゃん」は無事に完成しました。

※これから約3ヶ月後。ボークスから「ブラックブラウン」の植毛済みヘッドがひっそりと発売されているのを発見してしまい、店頭で意識失いそうになりました…。(T_T)
 でも、なかなか売ってないんだよね。>「ブラックブラウンヘッド」。


 実はここからが本番だったりする。(^^)


【つづく】

もどる