ワンダーフェスティバル・04冬
感情的にプンスカ編

text : 岡野勇

2004/02/28


 BBSにも書いたとおり、『ワンダーフェスティバル2004・冬』に行ってきました。
 体調的な問題は置いておいても、行くか否か当日まで迷っていたんですけど、結局は「行ってみるか」と。
 あ、例によって「このサークルがこんなの売っていた」とかそういう実用レポート的なことは全く書いてませんので。(^^;;)
 あと、今回チョット、前回の「オモチャページ」に書いた『わたしのおにいちゃん』とかなり(僕の中では)繋がっている部分が多いので、メンドクサイかも知れませんが、あちらを読んでからの方がわかりやすいかと思います。


 あと今回の構成をはじめに説明しておくと、前半はかなり感情的な感想です。
 長いし、まるまる削ろうかとも思ったんだけど、「それはそれで、(それは脊髄反射的な部分も含めて)“あの日あの場での”僕が今回思ってしまった」ことには変わらないわけで、この腹正しさはこれでやはり「今回の感想」の一つだと自分で思ったからです。
 あとまあ、行っていない人にもそういう感情的な物があった方が「どういう状況だったか」が伝わりやすいかなあ? と。
(コレでもはじめに書いたのよりエディターで100行削ったのよ。で、さらに100行削ったんだけどそれは結局戻しました。人によっては「いらない」と思う部分かも知れないけど。)

 今回のワンフェスに関してディーラーサイドの「どんな感じだったか」という視点では僕は書けないし、それは様々な方が書いてます。
 また「転売したらはどーたら」だとかも僕は書けない。
 けど、一般参加者視点になったときに、ホントに脊髄反射で「ひどい!」だけで終わりになっちゃっている感想とも言えないようなものだとかはネットだけでも至る所で読めるのだけど、「んじゃその怒りって何よ?」的な部分まで僕が「そうそう、そうなんだよね」と思える物が見あたらなかったんで、やっぱコレはコレで書いておいた方がいいかなあ…と。
 ただ、後半に繋がるタームや考え方なんかもかなり含まれているので読んでいただけると。

 「僕はオタクだけど、別に模型とかオモチャには興味ない」って人も、「オタクのライト化」ってのが引っかかっている人にはちょっと何か考えるキッカケになるんではないかと思います。




 本題に入ると「行くか否かを直前まで迷った」ってのは(いつもの発作関係とは無関係に)理由はあって、ぶっちゃけ『リセヴィネ』だったんですよ。
 正確には「『リセヴィネ』に象徴されるそこから発生する諸々」。

 模型とかフィギュアとか食玩とかに興味がない人向けに補足説明をしておくと、『リセヴィネ』というのは昨年夏に海洋堂がタカラから発売した『リカヴィネ』のパロディ版です。
 『リカヴィネ』がアッという間に売り切れた、加えて「あまりにもなロリ造形が、普段そういったフィギュア系は扱っていないオタ系サイトなどでも話題になった」などなどがあって、需要と供給が全くかみ合わなかったと。
 まあ、これの一大センセーションによって、前回『わたおに』でも取り上げた原型師・大嶋優木は一躍「別にフィギュアとか興味なかった人たち」にまでその知名度を広げたわけです。
 「んじゃ、追加発売すればいいじゃん」と思われるかたも多数いると思うのだけど、海洋堂オフィシャルな弁によればこの手の商品は低い単位での生産が出来ない上に(コストとかの問題ね)、「再販売物はコンビニが嫌がる」とか諸々あったようで、結局成されなかったわけです。

 それを、頭部をリカちゃんから、ワンフェスのマスコットキャラクターである「リセットちゃん」に変更。一部造形も変更して「ワンフェスオフィシャルグッズ」として、2月22日のワンフェスで会場内限定発売された…と。
 前みたいなボトルキャップ付きの「水」だとか「ひなあられ」といった食玩にせず、『リカヴィネ』そのままブラインドボックスフィギュアにしたのは、前の時のように「会場内にドカドカ食い物が捨てられていく」状況に配慮したってのもあるんですかね。


 んで、『リセヴィネ』の何に? というと、僕この『リセヴィネ』って雑誌で画像が発表された時から、実は「面白い」と思わなかったんですよ。
 『わたおに』の回で「海洋堂の毒」に加えて

> さらに言えば、2月のワンフェスで『リカヴィネのリセットちゃん版(リセヴィネ)』がリリースされるって言うのも、僕はこの毒の延長にしかみえんワケで、「リカヴィネ再販!?」と大々的に告知しておきながら「実はリカじゃなく、頭がリセットちゃんでして…」というのは、『リカヴィネ』で「美少女フィギュア(&大嶋優木)の表面的な部分だけに対してのみ騒いだヌルい層」へのイヤミにしか思えないんですけどね。

 と書いたとおり、『リセヴィネ』って毒の塊みたいな物なのだけど、でもアレの毒って「『リカヴィネ』で騒いだヌルい層」への毒なワケです。
 で、この毒って『わたしのおにいちゃん』にもほとんど同じ質の物が入れられていた。
 でまあ、実は僕、『わたおに』を諸手上げて褒めてないのね。
 もちろん、前回に評価して褒めた部分は本気です。あれらはやっぱり僕は褒める部分だと思っているから。
 けど同時に、そういう毒に対して…でも毒を毒とも思わない層が消費しまくって完結してしまうことも、「その環境を作ってしまうこと」にも苛立ちみたいな感情もあったりしたわけで。
(ああでなくちゃ読まない層ってのがいるので前回はああしたんだけど、でもあの段階で個人的には「そういう感情」ってのがかなりあったんですよ。BBSには少し書いたりしてましたが。)

 で、ヌルい層はその悪意にも気づかず「ヤッター!」と諸手を上げて受け入れてしまい、それを見て悪意を仕掛けた側はニヤニヤッとしちゃってるわけです。(たぶん)
(「ヌルい層」という言葉に少し抵抗はあるんですけど、以降も便宜上こう記します。「それが何か?」ということとかそういうことまで考えずに、表面的な部分だけで出された物を丸飲みで喜んじゃったり、逆に脊髄反射で批判したりしている、『食玩テキスト』で使った言葉で表せば「自称:フィギュアファン」だとかそういう人たちだと思ってください。)

>「大嶋の作った幼女フィギュアが喜ばれている」だけであって、「大嶋優木という原型師が評価されている」とは異なっている。

 と書いたのもそういう意味です。
 とりあえず「大嶋が…」的な言われ方はしているのだけど、でも別に「大嶋の造形そのもの」にまではあまり目を向けていない。
 この「毒の本質は何か?」というと、早い話「オマエら首から下がロリければいいんだろ?!」とか「ホントは造形物としては興味も無いのに、『リカヴィネ』以降とにかく騒いでいる層へのイヤミ」とか「幼女でエロければサイコー!なんだろ?!」みたいな毒。
 「エロければ他はどうでもいい」とか言っていながら「俺はいっぱい買っているし、濃いフィギュアファンだから…」みたいなことを平気で言ってしまっていることへ、搾取という形での皮肉であるとか、そういうことも含まれていると思います。

 だから『リセヴィネ』だって顔がリカちゃんじゃなくてもOKだし、結果「リカちゃんでアレをやった」という部分が全て無くなってしまってもそのことについてはスルーしちゃえる人ってのがいるわけです。
(もちろん反対に「首から下がロリければいい」のではなく、「大嶋の作ったリカちゃんの顔に一目惚れしたから欲しかったのに、『リカヴィネ』は買えなかった」人もいるわけで、そういう人にとってはホントの意味での「毒」にしかなっていないのだけど…。こういう人に対しては素直に同情しますけどね。)

 毒が狙っていた層が毒を毒とも思ってないんだ。それはもう全然。全く。微塵も。これっぱかしも。
 今回のあの過熱ぶりが明らかに“異常”だったのもここにあるわけで、以前にもサイトで書いたように「転売屋には目利きというものは出来ない」ですから、まだ大嶋知名度が一部の物であった頃の物とかは見向きもしていなかったし、ワカランわけです。
 「ちょびっツなどもやった」ことは知っていても、直球の「幼女の裸」だとかが無い物だから「どの辺がスゴイのか?」がわからんかったり。

 で、何でそれが面白くないのか? 「海洋堂の毒は好きだって書いていたじゃん」と思われるかも知れないけど、「その毒は好きなんだけど、でもその毒って『リセヴィネ』という“商品企画”が内包している毒であって、アレの“造形”が発生させている毒ではない」じゃないですか。
 別の書き方すると『リカヴィネ』ありき、の毒。
 その悪意はムチャクチャ面白かったんだけど、でもソレって「買わなくても楽しめる悪意じゃないの?」が僕の(雑誌画像を見た時の)気分だったわけで、「『リセヴィネ』欲しい」はこの時点ですでに僕の中で無かったんですね。
 でまあ、これだけなら自分でも「ふ〜ん」なんだけど、予想していたとおり…あるいは予想以上に、『リセヴィネ』に関しての事前盛り上がりがスゴくなってきた。
 でまあ、これもこれだけなら「ふ〜ん」なんだけど、盛り上がっているのが「ワンフェスそのものには興味がないような人たち」とか「明らかに転売屋クサイのばかり」だったんで、このあたりで気分が急下降。
 それで「行くか否かものすごく迷った」わけです。
 ただ、最終的には「見たくないもの見るハメになるかも知れないけど、とりあえず見届けに行くか」みたいなね、そんな考えになって、結局行ったと。
(後述しますけど「しかし、結果的にその毒が全然別の方向に向けられることになった」のは最悪な事実でした。)

 僕が会場に着いた時点で、まだ並べば『リセヴィネ』は買えたんですけど、でも結局並びもせず買いもせずだったのはそういった理由だったりします。
 ついに僕の中には「アレが欲しい」という気分は湧き上がらなかった。
 正直、自分でも自覚できるくらいムチャクチャ冷めた目で行列を見てたし。
 少なくとも僕の中では『リカヴィネ』以上の価値はないし、そもそも以前の『食玩テキスト 第7回の2』で書いたように、『リカヴィネ』ですら僕の中ではそれ以前に大嶋が手がけた『ちょびっツ2』を超えていないから。
 僕は「金銭価値ではなく造形価値を期待して来た」わけであって、海洋堂の商品で例えるなら、これが「昨年末に出た榎木ともひでの『サイボーグ009』が実は一般販売品ではなくワンフェスでの限定品」だったら迷うことなく並んじゃう。あれは食玩サイズ完成品フィギュアとしての完成度は抜きんでていると思ってるから。
 「大嶋+女の子フィギュア」でも、『リカヴィネ』以降の物とは全く違う作品だったら並んでいたかも。でもそういうものではなかった。
 なんかね、避難するように本会場に逃げ込みましたもの。


 で、会場内に入って思ったのだけど、なんか前回より明らかに人が多いような…
 『リセヴィネ』(オフィシャルグッズ)だけが理由だと思いたくないけどさ。
 今回ああいう会場配置だったというのも大きいかもしれんけどね。完全に人が分散したし、それでいて導線がスゲー偏る会場だし…
 加えて書くなら、会場の場所(西館)とそのスペースの関係でコスプレスペースが非常に小さく、コスプレ行列が出来てしまっていたのも「さらに混んでいる感」を増してしまっていたんではないかと思いますけど。
 でも会場内での人の動き(一番人が集中した部分)を考えてしまうと、やはり『リセヴィネ』がもっとも大きな要因であったのではないか? という考えは否めません。

 んで、そんな中で数時間ほどウロウロと会場内を見て回って楽しみました。
 買った物は1個とか2個なんですけど、見て回るだけでもかなり喚起される物があるというかな。そのへんは相変わらずで面白かったです。
 配置が、中古品の所かと思いきや版権物GK売っている卓があったり、GKの所かと思いきやワケワカラン物売っているところがあったりと分散していたため、「GKディーラー全体の増減」みたいなものはちょっと感覚的に感じられなかったです。
 どうだったんですかね。このへんは雑誌などでの情報に期待したいところですが。
 まあ、大手サークルの物が「開場と同時にディーラーダッシュと転売屋アタックで即完売」なのは相変わらず。(-_-;;)
 この辺いい加減どうにかしろよなという感じ。

 でで、そのように人も多く盛り上がりもあったんですが、困ったことにビッグサイトの西館なので、複数ある会場と会場を移動する時に外の「リセヴィネとか売っているところ」を通るハメになったりするんですよ。
 で、そのたびに本会場内と外の空気の違いってのがものすごく気になって…
 「やっぱり決定的に存在している、本会場内と外(『リセヴィネ』とか売っている場)との温度差」というか「空気がそもそもチガウ」とか…なんかね、同じ会場内でやっているはずなのに「全然別のイベントが行われている」ようにしか感じられなかったんで。
 「ABCD会場の中はワンフェスが行われているのだけど、『リセヴィネ』とか売っている所では別のイベントが行われています」みたいな。

 んでまあ、やっぱ何度見ても腹正しさがあったんですよ。あの群がり方に。
 僕の才のない文章でもここまで読んでいただければ気づかれたと思いますけど、僕のこの腹正しさって転売屋だけに向けられているんじゃなく、「あの状況を作った側」にも腹が立ったわけです。
(それが前述した「しかし、結果的にその毒が全然別の方向に向けられることになった」になるんですけど。)

 だってさ、あんなことになるの予想できるじゃないですか。
 海洋堂ネットでは事前にかなりの数を用意したことを告知。「普通に計算をすれば、売り切れるとは思えないのですが」とか書いてあったけど、あの時点で「?」だったんです。
 何を「普通」の基準にしているのだろう? と。
 どんな客層を普通だと考え、来ると思ったのか? どんな買い方が普通だと思ったのか?
 でも、来たのは(そして「普通」はありえないだろと想像していた多くの人にしてみれば予想できた当然の結果なんだけど)、“商品を仕入れる”ためにはガキまで並ばせるわ、ムチャクチャな割り込みは平気でするわ、それを注意されれば逆ギレて殴りかかるような連中で、しかもそれが山のように。
 まあ当たり前です。だってさあ、アレって明らかに「馬の名前も馬券の買い方も知らないバカでも、買えば必ず当たる馬券」だもの。
 「誰から聞いた」とかを書いちゃっていいのか悪いのかワカランので(雑談の中で聞いただけなので)具体的な数とかは書かないけどさ。(雑誌がオフィシャルな情報として書くかも知れないけど。)
 でも僕が聞いた数だけホントに売ったとしても、その売り方は「ボックス売りが基本」であった以上、通常店頭で行われているようなバラ売りの場合と「はけ方」が全然違ってしまうのは当たり前でしかないし、ましてや「転売屋層がカートン(8ボックス入り)単位で買っていく」なんてのも想像できるじゃないですか。
 あの人数を(それは転売屋が来ず、大体いつものワンフェス参加者数だったとしても)、なんでそれで「普通に計算をすれば、売り切れるとは思えない」という考えに至ったのかが理解できないです。
 この過剰な来場者数を証明するように、今回のワンフェスでは「カタログ入場券が売り切れる」という珍事まで起きたようですし。
 そもそも「リカヴィネ持ってるからイラネ」とか考える僕みたいのが多分希有な存在なだけで、あれを買いに来た多くの人にとっては「全く別の新製品」なわけだし。
 「『リカヴィネ』難民を救済します」と言っておきながら、結果的には「『リセヴィネ』難民」ってのを新たに生み出しただけ。

 で、こういう輩を呼び込んだこと自体に何で腹が立つのか? というと、これってものすごく簡単なことなんだけど

「楽しみたくて来ている人たちより、ヌルい層や転売屋だけが喜んでいるイベントってワンフェスなの?」

 なんですよ。
 「造形物に大して興味も愛情もない奴らが、昔から好きだった人たちや、好きになって新たに入ってきた人たちに対して“弊害”としか取れない存在にしか成っておらず、しかもそれが大手を振り(あの場所にとっての)勝手な考えを振りかざしまくっているような状況の場ってのはどうなのか?」と。

 ディーラーではない「ただの参加者」である僕にとってワンフェスってのは「物を作ることの空気を楽しむ場」であり、「自分が(とてもディーラー参加などは出来ないほどの稚拙な技術でも)作ることを喚起される場」であるわけです。(その「作る」という考え方は、「映像制作という仕事」ってのに僕の中ではリンクしているんですが。)
 で、その「何かを作って見せつけていく」ってことにはディーラーだけじゃなくて、僕の中では「リセットとかなんだかんだを経てもいまだアレをやり続けている海洋堂」ってのも含まれているのね。
 だから不満はあったりしても海洋堂ってのを僕は支持してきたんだけど、でも今回の“場の設定”は、その認識自体が間違っているんではないか? とすら思わされてしまった。
 もしかしたらこんなことは「ただの参加者」である僕なんかよりも、「もっと、本来あの場を求めている人たちやあの場が好きな人たち」…特に、多数のアマディーラーさんたちの方がもっと強く引っかかり続けていることだと思うけど。
 「それでも作って出し続けている彼ら」ってのはやっぱスゴイよなあと思うし、もし僕が行く理由があるとしたらやっぱソレに対する敬意と言うことしか今思いつかないんですよ。
 その意味では僕にとって『ワンダーフェスティバル』ってのは「イベントの名称」じゃなくて「“場”の基本理念の部分のこと」であって、その部分が同じであれば「ワンフェス」というイベントである必要はないのだけど。でも少なくとも古今20年間で「今のワンフェス」以外にそれを同じくしている造形物イベントってのは無いわけです。
 マネをしようとした物はいくつもあったけど、結局どれもマネ出来なかった。
 それゆえ僕の中では「何かを作って見せつけていく」の中に「リセットとかなんだかんだを経てもいまだアレをやり続けている海洋堂」も含まれている。
 僕のことを「海洋堂万歳野郎だ」とか思う人もいるかも知れないけど、「実はそこまでではない」んだけど(^^;;)、こういうこと考えていくと結局「だってこれまでの20数年間だけでも、他のメーカはここまでのこと“やれなかった”じゃん」と。
 “やらなかった”ではなく“やれなかった”わけです。
 他のイベントは「ワンフェスでは下りない『○○』の当日版権がこのイベントでは下りますよ」という部分しか最後までウリにならず、結局誰も「そのイベントや、その“場”そのものへの思い入れ」なんてものは持たなかったんだから。

 ワンフェスが「ガレージキットの祭典」ではなく「造形物の祭典」になってから数年が経っているわけで、現実的なそういう風潮の中で「完成品販売はダメ」とかバカなこという気はないです。
 完成品ブーム以降にフィギュアとかに接し始めた人がメインストリームになってしまっている現状では「ガレージキットの方がスゴイ」なんて評価観はもうとっくに壊れているし、多分いまワンフェスに来ている若い人の多くも「完成品ブーム以降」に入ってきたのかも知れないし、そういう世代にとって「GKの方が上」ってのはもう「古い世代の固執」なのかもしれない。まあ、僕は明らかに古い世代ですけど。(^^;;)
 また実際(技術の進歩ってのは大きいのでしょうけど)「ヘタなGKなんかよりはるかにキレイに抜けていて、かつ、出来のいい完成品」なんてのも出てきたわけだし。
 そういうものまで「完成品だから、GKより下」的なバカなこという気はない。
 でも、転売屋ばかりが「俺らが勝ち組」だとかバカなことを意気揚々とホザいて帰るような「ヌルい層だけが喜べる“場”」ってのは何なんだ?
 確かに「お祭りを盛り上げるために、イベント限定品というものがあったほうがいいんではないか?」って考え方はわかるんですよ。
 それはあった方が楽しいかも知れない。
 でも、その時に販売する限定品を、ホントに『リセヴィネ』ってカタチでしかあり得なかったのか? という疑問も強烈に感じた部分。
 むしろ今みたいなヌルい層も大量に立体物を手にするようになった今だからこそ、完成品であっても「ヌルい層にはわからない、転売しようにも売れるかどうかすらわからない」、「目利きが要求されるような」限定品が必要なんじゃないの? と。
 『リセヴィネ』にするならするでもいいのだけど、その場合「オープンにしたバラ売り・あるいはセット売り」にしちゃって良かったんじゃないかとも思います。
 以前『食玩テキスト』で「ブラインドによって価格が安くなっている」理屈を書きましたが、もちろんその場合「ブラインドで売られていたリカヴィネより3倍とかの価格」で。
 そうするとたぶん「海洋堂は儲けに走った」とか安易なこというヤツってのが絶対にいるんだけど、「なんでリカヴィネは300円で、これはその3倍なのか?」とかさ、考える人には考えさせるいいキッカケになったんではないか? と思うのですよ。
(それでも考えないヤツは、もう何をどうやったって考えない人…だと思うよ。)


★と、感情的なのはここまでにして…

 で、数日クールダウンして、感情的な部分の中で埋もれてしまっていた部分などの掘り起こしなども含めて、諸々さらに考えてみたんですよ。
(そら、また長くなってきたぞ… ^^;;)



【つづく】
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