だらりと今期のドラマについて少しだけ。
2004/01/31


 珍しく忙しい年末年始でした。
 まあ、暇で年が明けるよりは良いことですが。

 この2ヶ月ほどを振り返ると、11月に岡田さんの『食玩同人誌』用に、サイトに書いた食玩テキストをリライト。
 『オタク大賞』用資料のまとめ&進行台本など。(年表資料そのものは、実は1年毎日チマチマやってきた作業なのでこの時点ではほぼ出来ているんですが、最終的な見落としがないかのチェックです。)
 12月は『オタク大賞』収録が終わると同時に書籍版関係のテキストなどを。主に脚注ですね。
 これが今回(スタッフ的に考えていた潜在テーマもあって)膨大な量になってしまい、そのまま年越し。

 とまあ、こういうことをしていても世間とかは動いているわけで、テレビドラマなんかも諸々始まっていたり。
 ちょっと自分メモ的な意味でだらりと短めに少しだけ。

 ちなみにオイラが今見ているドラマは
『新選組!』
『ファイヤーボーイズ』
『僕と彼女と彼女の生きる道』
『エースをねらえ!』
『白い巨塔』
『砂の器』

 他にもちょろちょろ見ているのはありますけどね。『乱歩R』とか。
 キムタク&野島伸司の『プライド』は1回目で見捨てましたが。
 見捨てたというか、全く誰にも感情移入できなかったので。

 上記ドラマの中で、特に評価高くて気に入ってるのは『白い巨塔』と『僕と彼女〜』。


★『白い巨塔』


 『白い巨塔』は実際にはすでに前期からのドラマですけど、やっぱ「田宮二郎版」というモノスゴイ名作があるわけですが、それに負けることなく新しい(しかも面白い)『白い巨塔』であるなと。
 (ちなみに二郎版は3クールだったんですが、今回のは2クールの模様なので、特に後半のシリーズ構成はかなり変わるんではないかと。)
 脚本は井上由美子さん。なんというかモノスゴイ力量だなあとただひたすら感心して毎回見ています。

 なんちゅーか、見ていて非常に思ってしまったのが、「いかに最近、各局ともにガキ向けのドラマしかなかったか」ってのを改めて思ってしまったですよ。
 好きだの恋だのそんなのばっかりのヤツね。
 僕は昔からそういう中身のないドラマが嫌いで、世間的には名作である(らしい)『東京ラブストーリー』も『101回目のプロポーズ』も全部ダメ。(僕と同世代の非オタ系な友人らの中では共通言語みたいな作品ではありますけど。)
 それが最近では「キライ!」を通り越して嫌悪にすらなってきたあたり「ああ、年とったなあ…」とか。(^^;;)
 で、「年とったなあ」とかなんとか以前に、「大人見るに堪えられるドラマが見たい」わけですよ。早い話。
 少なくとも『なんとかラブストーリー』とかそういうのは僕にとって「大人が見るに堪えられるドラマ」じゃないんですね。完全にガキ向け。それも難しい設定とか理解できないアタマの悪い人向け。(僕が「そういうドラマが『仮面ライダー』に比べて幼稚すぎる」とかねがね書いているのもそういう理由です。見る側が脳を使う部分が全くないから。)

 そんな中で『白い巨塔』ってのは、久々に大人が見るに堪えられる作品といいますか。
 実際、いちばん驚いているのは、普段ドラマなぞあまり見ない母が毎週必ず見てるってことですかね。

 結構、細かい部分でも人と話していて楽しめる作品です。
 僕周りだと結構おきやすいのが「唐沢と江口のキャスティングはどう?(合っている?)」的な論争。
 賛否ともに楽しんで見ているのは確かです。

 あと、企業内組織の話がウェイトデカイので、お父さん層にも人気あるようですな。感情移入しやすいんでしょうね。(このへんは昨年の山田洋次の映画『たそがれ清兵衛』のヒットなんかでもそうでしたけど)

 まあ、残り1クールでどうなるかが楽しみです。


★『僕と彼女と彼女の生きる道』


 んで、もう1本スゲー気に入ったのがこの作品です。
 ある日妻に離婚を言い出され一方的に家を出て行かれた男が、小学校低学年の娘と2人で暮らすことになる…という話で、正直、見る前は全然期待してなかったんですよ。
 なんか地味そうだったし。
 いや、実際に見ても地味な話なんですけど。ただ、なんといいますか。「ものすごく地味なことに、ここまで温度を持った伝え方をしている」ってことにひたすらノックアウトで。
 友人と話していたんですけど、例えば第3話で、主人公と娘が座ったベンチが「ペンキ塗り立て」で服にペンキが付くというシークエンスがあります。
 これなんか、たぶん普段なら「いまどきこんな古くさいシークエンスねえだろ!!」とか怒り出しそうなんですけど、ここに至るまでの物語が上手いので、2人が服に付いたペンキを見て笑い合うという映像だけで、ポロポロ泣いてしまうという。

 見ていない人に(どこが良いのかの)説明が難しい作品なんだけど、主人公は完全に仕事しか考えずに生きてきたような男なわけで、まあ、彼なりに子供のことなどを愛してきてはいたんだろうけど、それが全く伝えられていないわけです。早い話、「子供の愛し方がわからない父」。
 なので2人きりになってしまったときに、彼はどうしていいかわからないし、正直な部分では子供の存在が負担になっている。
 第1話では「そんな父が娘に(精神的に)捨てられる」わけですが、第2話では出て行った妻から「実は私は娘を愛していなかった」という衝撃の告白を聞き、第3話で「娘と生きていく」ことを決意する…と。
 いや、本当に地味な話なんですけどね。
 地味なんだけどものすごく心にくるって言うか。
 滝涙とか号泣じゃなくて、気が付くとポロポロ泣いているような。
 脚本は『僕の生きる道』などの橋部敦子さん。


★『エースをねらえ!』


 別にいいんだけどさ…
 でも、お蝶夫人の頭が「マンガそのままのカツラ」ってのはさ、「もう少し頭の使いようがあるだろう?」というか…
 コントだよ、あれじゃ。

 あと、第1話の段階でモノスゲー腹立ったのが「上戸彩のスカートの中」。
 試合中に転んだシーンで、下にアンスコじゃなくて「短パン」履いてたのね。
 コレがもうさ、本気で腹立って。

 別に「上戸のアンスコでパンチラ最高! が見たかった!!」とかじゃないんですよ。(ものすごく誤解されそうだけど。)
 だってさ、変じゃん。スカートの下に短パン?!
 理由はわかりますよ。
 人気アイドルの上戸彩にパンチラまがいのアンスコちらりはやらせられない! とかいう事務所だとかなんだとかの思惑みたいなさ。そういうの。
 でもさ、変じゃん。
 スカートの下に短パンってあり得るかフツー?
 少なくとも、僕が知ってる岡ひろみはそんなんじゃなかったわけで。
 で、何が腹立ったのかっていうとさ、「事務所とかの考えていることはわかる。わかるけど、テニスのユニフォームが試合中にアンスコが見えるなんていう、テニス物で“当たり前のこと”すらさせられないんだったら、そもそもそんな役引き受けるなよ!!」と。
 結局その程度の「甘えた部分」で挑んでいる低い意気込みに腹が立ったんですけど。

 「そういう選手もいる」のかもしれんけど、それはあくまで「そういう選手もいる」っていうレベルでしかないわけで(少なくとも、WOWOWでよくやっているテニスの試合中継ではそんな選手見たこと無いがな)、一般的な「テニスのコスチューム」でもなんでもないわけです。事務所の都合でしかない。
 極論かもしれんけど、僕には「時代劇のオファーが来たのに“ウチのタレントにマゲ姿などさせられません!”って言ってるような物」にしか見えないんですよ。

 僕が大嫌いな「コミック原作の映像化なんてのはこんな物」な空気がバンバン漂っているドラマ。


 アニメは、なんか尋常じゃない量を見てるんですけど、イマイチ書きようがないのが多いな…(^^;;)



【了】



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