『踊る大捜査線2  The MOVIE2』
2003/08/30


 先ほど、久々に自分の正しい年齢を知った管理人です。
 36だったのか。
 最近、年齢を聞かれた時に「37です」とか言ってたよ。(ボケ?)


 久方ぶりの更新であるわけですが、夏に信州に行ってきまして。
 オイラは東京の生まれ育ちですが、家族の出がこっちなので。
 なので生まれてから毎年来てるんですけど、コレといってすることもなく。
 ガキの頃はプール行ったりしましたけど、すでにそういう歳でもないので。(っていうか泳げないしな。>オレ)

 暇つぶしに、町の映画館に行きました。
 なんかもう、「絵に描いたような地方の場末の小さな劇場」なんですけどね。
 オレがガキの頃以前からあるんですが、よくまあ潰れない物だと。

 で、『踊る大捜査線2  The MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』を観てきたんですが、ビックリですよ。

 上映2分前に着いても「場内の客、10人!!」みたいな。
 ホントに大ヒットしてんのか? と疑いますな。
 そんなこんなで、ガラガラの劇場で楽しんで観れました。
(たぶん、9月に入って空いてきたら東京でもう一度観に行くと思いますが。)


 んで、映画の感想ですが、面白かったです。
 もうね、『踊る〜』ファンとしては、大満足でした。
 『踊る〜』をさっ引いても十分に面白いですよ。

 以下、あまりネタばれたりしない範囲で。
 まだ未見で「観る予定の人」は、とにかく「事前情報は何も知らないで観た方が絶対に面白い」と思います。









 スケールは大きくしつつも、『踊る〜』の基盤にあるものは全く壊していないし、「前作からの5年」という時間もきちんと反映させているし。
(それはキャラクター描写にしても、舞台設定にしても)

 この「5年後」を上手く描いているので、「ヒットしたから作った続編のための続編」という印象は薄かったです。
 「シリーズの続きとしての続編」「あの物語の現在」としての雰囲気はあったなと。

 TVシリーズから『踊る』がやってきたドラマ部分の「現時点での結論」というか。
 もう「いいとこどりの固まり」という感じで。

 『1』も好きな作品でしたが、『2』を観ると「前作は自分の中で不満があったのだな」と言うことに気づかされました。
 『1』のラストでは室井が上層部を振り切って青島を動かしてしまったわけだけど、アレは別に「青島と室井の考え目指している警察の(捜査現場の)姿」そのものの具体性には描写としては弱かったと。
 カタルシスはあったんだけど、それ以上になっていなかったわけで。

 でも今回の『2』では、それが「どういう姿なのか」を室井が具体性を持って捜査現場で行うのがクライマックスであり、作品のカタルシスになっていたし。
(あのシーンを「嘘くさい」と捉えてしまう人には、あの作品の評価そのものが大きく変わってしまうわけですが。)

 また、お台場近辺は一時期仕事場だったんで…っていうか、2年半だったか。移転間もない頃のフジに常駐していたんですけど
 「空き地しかなかった頃」
 を知っているので、劇中で描かれている「街の変化」に改めて驚かされたり、それを上手く使っていたりと関心。


 本編中で描写はない「前作から今回の間にもいろいろあったよ」的なセリフの数々も楽しかったですね。
 なんだよ。「潜水艦事件」って。(笑
 「観る側の想像力にゆだねる部分」ってのがオレは好きなので、そういうところも楽しめました。

 ただ、それらとは別に予告編やパンフでのキャストインタビューを読むと、たぶんかなりカットしているんではないかと思われますね。
 魚住係長はフィンランド人の奥さんと別居状態にあるようですが、その辺ほとんど出てこなかったし。(話に関係あるのか? というと「たぶん無い」んだけど。)

 あと、予告編で前作同様「本編中のキーワード」が文字でいっぱい出てきたけど、あの中の「育児休暇」とかそのへんの部分も何もなかったし。

 DVD化の時に全部入れて欲しいなあ。


 映像も「TV的な感じが強かった」1作目に比べると、映画的な感じになりましたな。
 シリーズ本放送時から言っていることなんですが、『踊る〜』ってTV屋…それも外部会社ではなく本局だから作れたドラマなんですよ。良い意味で。
 それは、当時プロデューサー補であった高井一郎氏の報道警視庁記者クラブ時代の経験が生かされているとかそういうことも含めて。(そんな経験している映画人はいないし。)
 全く同じアイデアがあったとしても、映画会社とか映画専門の制作会社では「絶対にアレは作れない」と言うのがオイラの考えです。

 基本的に、年輩の映画人の方というのは「TV屋が作る映画」ってのを格下に見る人が多いというか、「認めない」とかそういうのがあって、1作目の時にも「でもコレは映画じゃない」と否定していた日本映画人たちを多数見ましたが、この『2』はそういうことへのカウンターでもあると思います。
(それでも彼らはコレを否定すると思うけど。)



 あえて不満というか、「そりゃ無いんじゃないの?」というのを挙げると、前述のお台場描写が「コミック的」といいますか。
 かなりデフォルメで誇張されている部分も大きかったりするわけで。
 中盤で問題になる「封鎖」とかね。
 あの封鎖の仕方はないだろ、みたいな。

 あと、スリーアミーゴスが「遊びすぎ」かなあ。
 あまり目立って遊ばせてしまうとおふざけにしかならないわけで、そういう意味ではTVシリーズ中盤くらいの感じのウェイトの方が好きなんですが。


 まあ、これは良くも悪くもですが、物語(というか作品そのもの)の展開をシノプシスレベルに分解した時に、

 「展開・構成の仕方が1作目と全く同じ」

 なんですよ。
 意図的なのか、「結局そうなっちゃった」のかは不明ですが。



 あーとね(まだあんのか)、今回ついに「青島が愛用しているコート(M51フィールドパーカー)」について語られるんですけど、それはそれでいいエピソードで今回の物語の比喩になってるんですが…

「買った時からずっと同じのを着ている」

 はないだろう…とか。(^^;;
 というのも、オレも同じコートをすでに17年来愛用していて、1年の内の8ヶ月以上着てますが、その頻度で着ると「保ってだいたい4年」なんですよ。
 (オイラのはすでに5着目。現在もクリーニングに出している間の予備を含めて2着持っています。)



 劇中の青島と同じことよく聞かれますね。
 「いつから着てるのー?」とか。
 古い友人に冬場たまに会うと「まだそれ着てたの?!」とか驚かれますが。

 パンフ見ると「青島コートの通販」広告が載ってます。
 29800円か…
 一瞬「高!」と思ったけど、確かあの衣装で使われているのはアルファ社製のインナー付きなので、まあ、その値段ですかね。
 アルファ社以外のものならインナー付きでももう少し安いです。
 メーカー不明・インナー無しなら1万円以下でも買えます。

 このコート、「店に出回る年と出回らない年」があって、出回らない年に買い換えがぶつかると「気に入るのを見つける」のがスゲー大変だったり。


【了】

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