ワンフェスに行ってきたですよ。

text : 岡野勇

2003/08/03


 あー…なんかコレといって書くこともないなあ。(おい)

 行ったのが遅かったせいもあるけど、12時着でめぼしい物は何も残っておらず。
 「お、いいネ」と思った物は当然のように無くなっていたし。

 転売屋とかがせっせと買い占めちゃってますしね。(←いや、普通のガレキファンも買っていると思いますけど。 ^^;;)

 なので「何々を買った」みたいなレポは何もナシです。

 そういうのを期待されている方にはごめんなさい。

 ジジくさいこと書くけど、売り切れるのが早くなったよなあ。
 昔は12時頃ならまだいろいろ残ってたんだけど。


 まあ、最大の目的は「03年夏のワンフェスを感じに行く」ことだったので、ガマンしますか。



 岡田さんの『王立科学博物館』先行売りがあったんですけど、これはね…もう財布を握りしめつつ欲しいのを「あえてガマン!!!!」

 なんでか?! というと、なんかコレに関しては「オレはコレをコンビニで買いたい!!!!」ってのが巨大なんですよ。心の中で。
 コンビニでコレが売られるのだ! というのをね、実際に近所のコンビニで買って感動したい。(笑)
 もう、そのこと自体がイベントだろと。
 「コレはそこで買うから意味がある」みたいな物ってあるじゃないですか。
 タレントショップの商品を通販で買っても意味がない。そのタレントショップで買ってこそ意味がある。そういう感じの意味。
 驚異の真性ロリフィギュア『リカヴィネ』を「こんな! ロリフィギュアがコンビニで!! …大変!!!」みたいな興奮とともにセブンイレブンを荒らしたように、「こんな! ロケットがコンビニで!!!」というのを感じたいと。

 なのでガマンしたですよ。



 で、とりあえずがーっと全部見て回るだけは見てきました。
 途中、「あ、前に雑誌で見たものすげーエヴァが!」と思ったら若島あさひさんの「模型の王国」でした。
 先日『パンドレッタ』でお世話になった挨拶などしつつ、クッキー貰いました。(^^)

 その後、会場内を歩いていたら今度は元OTCの木全さんにバッタリ。

 そんなこんなで。

 あの、出ているディーラーのレベルがね、凄いんですよ。
 ストレートに「すご!」みたいな。
 だけど冷静に見ていると、会場規模に対して「ガレージキットを売っているディーラーの数」がそんなに多く感じられなかったんですよ。
 いや、多いのかなあ。会場が広いのでそう感じられなかったのか、はたまた「GKスペース→オモチャスペース」の順で見て回ったせいで、後半の印象が強いせいなのか…

 でで、ふと思ってしまったのが

●結局、古くから作っている人たちが、長年の造形活動の中で造形力がどんどん上がってきた。(なので上手いところが多い)
●けど、新規の「俺もガレージキット作るぞー!」みたいな人たちがあんまり入ってきていない。(なので上手いところばっかり)
●なので、古参&極少数の変わり者の(笑)新規 という、当たり前だけど「ディーラー数が増えていない」状態に。


 どうだろ。間違ってるかな。(←間違ってると思うよ。)


 買い手は若い人もいっぱいいるんですけど、これだけ見ていると「ホントに今ガレージキットは売れてないの?」という疑問すら感じてしまいます。
 でも実際問題売れてないんですから、この人たちがある種の公約数になってしまっているのかなあ?

 もしくは「やけに人がいるけど、実はガレキ買っている人はそんなにいない。あるいは買っている人の多くが転売屋」とか。
 あー、なんか人として最低な推測くさいな…(^^;;)

 でも実際「ねえみんなちゃんと作ってる? シンナー臭部屋に充満させてる?」みたいなことを問いたくなる気分ってのもあるわけで。

 今、GKを買ってきてちゃんと組み立てる人ってどれくらいいるんですかね。
 あー、気にしなくていいような気がしつつもやっぱコレは気になっちゃうんだけど。

 今日会場でドカドカ売れた物が「転売用投資商品」ではなく、「それが気に入って組み立てられる物」ってどんくらいあるんでしょ。

 そんなことオレが心配しても仕方ないんだけどさ。
 とりあえず、「ソフト99のサーフェーサーはここ数年で成分が変わったんで、レジンに使うのはもう止めとけ!」と。


 まあ実際、昔に比べたら(ジジくさい言い方だ…)、ウェーブもボークスもコトブキヤもムサシヤも、そういった大手GKメーカーのブースが確実に小さくなっているのも事実なんですが。


 あー、そうだ。「ウホッ!」と思ったのが、ボークスのブースなんか激小なんですけどね。
 もうね「オレんところは自分のイベントあるからここに来ているのは“お約束”だから」みたいな感じで、申し訳程度の卓なんですよ。
 まあそれはいいんですけど、そのボークス卓の真向かいが「アゾン」なんですよ。
 このへん、ドール者としては「ウホッ! この通路、空気悪!!」なんですが。(^^;;
 海洋堂とフルタが向かい合っているかのような凄い配置だ。



 傾向としては…むう。
 ちょっと偏屈な憶測などしてみますか。

 個人的に狙っていったのは『おねがいティーチャー』物でした。
 結構出ているところありましたね。
 しかし軒並み売り切れていたんで1個も買えませんでしたが。(泣)

 ただ、「それが仮に売り切れていなかったとして、オレはそれを買ったか?」と考えてみたときに「たぶん買ってない」ものがほとんど。
(ミも蓋もないって言うか、失礼だなあ…)


 なんか「そのアイテムが売れることが昨冬くらいまでで判明したので、よくわかりませんがウチも参入してみました」みたいな感じがするところが結構あってですね…
 無駄にエロくすりゃいいだろ みたいな感じのヤツとか。
(結局買えなかった妬みか?)

 まあ、こういう傾向は今に始まったこっちゃないですけどね。
 かといって、かつての『オレンジロード』や「アニスブーム」ほどのブレイクには至っておらず、中途半端なブレイクという感じ。
 これから来年にかけてまだ広がるのかもう終わるのかが微妙な感じですか。
 広がる場合「粗製濫造」みたいな状況に成るであろうことは過去が証明しているんで、買う側の目が求められますけど。


 個人的にはアマ物・メーカー品あわせた中で『おねてぃ』立体物は、マックスファクトリーの物と、コトブキヤから出ているヤツ(中でも「水着みずほver2」)以上に「うぉッ!! スゲ!!!!」な物って今のところ見あたらないんですよ。
 で、マックスファクトリーの物は今度完成品版がリリースされますし(もう予約しました)、コトブキヤの物はいつでも店頭で買えますし(つか買いましたが)。
 正直言えば「この2つあれば、後はいらねーじゃん」とか思っちゃうんですけどね。


 他は…こう、いくつかメジャーな物が(偏った人気で)ばばばーん! とある反面、あとは「オレなんかは知らないようなマイナーなキャラ物ばかり」で判断難しいんですが。
 でもまあ、そういう「マイナーな物もある」のが「作りたい人」にとってこの場の意味でもあるわけですから、これは同時に「まだ全部終わっちゃったワケじゃない」という印象でもありました。
 ただ、一頃に比べたらやはりマイナー物の数も減っていたかなあ。
 やっぱ全体的に数が発表作品数が少なかったような気がする。(気のせいかなあ…?)


 あ、あと印象的だったのは、会場中央に諸々海洋堂の食玩関係のブースとかあったんですけど、その場所の取り方に反して、個人的には(意外にも?)
「海洋堂が出てます!」
 みたいな印象がものすごく希薄だったような気がします。
 それはまあ良いも悪いも双方の意味でって気もしますが。
 ドルパのボークスみたいに前面に出られると萎えるし、かといって「あまりにも見えない」のもなんか不安。(ビミョーな恋心みたいな。)
 もっとこう「ガーッ!!!」っと前面にあるような感じだったじゃないですか。
 宮脇専務の顔が空間に浮かび上がって見えるような。


 ただ、思想的な部分では「運営する海洋堂のワンフェスに対する姿勢」ってのは昔から変わっていないわけで、それを知っている人にとっては「今さら別にバババーン! と前面に出てこなくたってわかっているよ」という側面も大きい。そういう意味ではやっぱ「別に無理に出て無くてもイイ」わけですが。

 そんな微妙な感じがしたと。
 まあ、今回は「会場限定のおまけ付き水」とか売ってなかったってのもあるかもしれませんけど。

 あとステージイベントみたいな物がなかったってのも大きいかもしれませんね。
 でもこれももう「今更ワンダーショウケースについて、わざわざ初歩的な部分から語って伝える時期は終わった」わけであって、それを今また再放送のようにやっても仕方ない。
 その意味において当然だとも言えます。


 実際問題、『ワンダーショウケース(WSC)』がスタートしてからかなりな時間が経過し、確実に「ワンフェスにおける思想の記号」となってきたわけです。
 送り手サイドはこのシステムってのを「明確な考え方とラインに乗せた」わけで、ソレが何であるかを伝えることは伝えてきた。
 もちろんそこには「その情報を受けた側が考える余地」ってのを意図的に(それも多分に)設定した上で。

 なので、あとはこの『ワンダーショウケース』ってのを受け手がそれぞれの中でどう考えているのか(あるいは「どう理解しているのか」)の問題なわけです。

 どうなんだろ。
 「またなんか変な物を持ち上げてきた」とか思っている(そこで思考停止させている)ヤツもいるんだろうなあ。
 「ワンフェスが好き!」「海洋堂が好き!」かどうかは別として、少なくとも「GKや造形物が好き!」であの場にくるなら「取り上げられた作品」以上に「WSCって何なのか?」ってのを真剣に考える時期だと思うんですけどね。

 特に「受け手(自分でGKを作る技量はなくても、立体造形物が好きな買い手)」は。

 「オレ解釈」ってのは出てるんですけど、まあ、それはここで書いても意味がないので。
 あくまで「一度、個々の中で考えるべきこと」だと思ってますから。
 それに「それはあくまでオレ解釈」ですし。


 「特に受け手」って書きましたけど、オレ解釈では「送り手は基本アビリティとして持ち得ているはずの考え」なのであえて除外。
 なんかね、ホントに…「受け手の問題」ってのがものすごく大きいんですよ。オレの中では。
 少なくともオレ解釈では「あー、でもソレって絶対にテンバイヤーとかには理解不能の世界だよ」っていうか、「GKに限らず立体物全般について今内包している見えざる危機への回答」って感じなんですけど。

 「書くのは意味がない」と言いつつかなり書いちゃいましたね。


 その他に気になったのは…
 来春海洋堂からリリースされることが発表された大嶋優木氏のオリジナルフィギュア企画『週刊 わたしのおにいちゃん』を、そりゃもーのっぴきならないほど首を長くしつつ待つことにしたですよ。(萌) ←使ってみましたよ。>小泉さん(^^)

 たぶんね、ロリフィギュアの伝説が生まれますよ。
 伝説って言うか奇蹟。
 もしかすると犯罪。(笑)


 そんなところで、全く役に立たないワンフェスレポートでした。(^^;;
 んでわ。


【了】

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