02年第4半期のTV表・1
2002/10/26


 オイラの仕事場のあるビルはムチャクチャ古い建物で、どれくらい古いかというとオレの年より古いくらいなんですが、さすがにここまで古いと近代テクノロジーに置いてけぼりになっている部分が多々ありまして。
 例えばTVアンテナ。
 これがもー、最悪なまでに映りが悪いんですよ。ゴースト出まくりで。
 で、いいかげん古いってんで、建物全体のアンテナが新しくなりました。
 なんでもBSも(チューナー付きTVやビデオ持ってれば)映るようになるそーです。ビバ。
 それに伴って室内に引かれているTV配線も新しくするってんで、各部屋ごとの工事があったんですよ。
 オレの部屋は「今週の木曜の午後です」という通知が来ていたんで、「留守の場合は勝手に入ってやってくれ」と管理人さんに言っておいたんですね。

 でまあ、工事の人が来るわけですから、水曜日から部屋の中を激しく片づけたんですわ。
 いやもー「こんな惨状、知らない人に見せられねーだろ」とか思って。
 大量のエロ本。大量のフィギュア。大量のガチャ。大量のエロゲー。
 これらがまったく片づけられもせずに散乱しておるわけです。

 ちょっと凄かったですよ。片づけても片づけても…何かを掘るたびにガチャポンが出て来るんですよ。
 一体この部屋には何個のガチャポンがあるのか?
 整理してみたらダンボール2箱ありました。

 エロ本も片づけて…壁の巨大な「ジオン公国旗」も一応はずしておくか…

 翌日も早めに行ってセッセセッセと片づけをして…
 ナゾ物品も多数発掘。
 何故にこの部屋には(全く使うことがないと思われる)「ハンダ小手」などがあるのか? (しかも買ったまんまの新品で。一体コレでオレは何をしようとしていたのか?)
 何故にオレはこのような(まったくストライクゾーンから外れている)マニアックなエロ本などを買ってしまったのか?
 ナゼ、オレがこの部屋を使い始めたのよりも古い年の新聞紙が当然のようにあるのか?
 もはやオーパーツの倉庫です。(^^;;)

「よっしゃ! これでもー人に見られて恥ずかしい物は隠蔽したぜ! 工事屋! いつでもドンと来い!!」

 と待ちかまえていたんですが、待てど暮らせど来ませんで。
 半日経っても来なくて、しまいには工事の人帰っちゃったんですよ。

「ありゃりゃ?」

 ヘンだなーと思って管理人に聞いたら

「予定繰り上がって昨日やっちゃいました」

 前日、オレがいる間には来なかったわけですから、つまりはオレが片づけを始める前に工事は終わっていたわけで、早い話「人に見られたらマズイよな」と言うことで前日からやっていた数々の物品を隠す行為は「全くのムダ」だったんですな。(^^;;)

 ジオン公国旗も散乱したガチャポンもフィギュアもエロ本もすでに見られた後だったという…。

 中でも一番人に見られてみっともないと思われる、机の上に出しっぱなしだった「エロ本のお気に入りグラビアの切り抜き」も見られたんですな。間違いなく。

 「穴がないから自分で掘って入りたい」って気分です。

 とりえず、TVの映りはスゲー良くなったんですが、いかんせん使っているTVそのものが20年以上前のボロなんであんまり恩恵がないです。
 いいかげんTV買い換えるか…

 と、どーでもいい話はコレくらいにして、今期オイラが見ているTVはこんな感じ。

曜日 放送時間 ch 番組名 ジャンル
月曜日 18:00−18:30 BS11 『ぷちぷり・ユーシィ』 アニメ
18:30−19:00 BS11 『宇宙船サジタリウス』(再) アニメ
21:00−21:54 フジ 『ホーム&アウェイ』 ドラマ
深夜 フジ 『超重神グラヴィオン』 アニメ
深夜 テレ東 『KYO』 アニメ
火曜日 18:00−18:30 BS11 『十二国記』 アニメ
18:30−19:00 BS11 『ガンバの冒険』 アニメ
18:00−18:30 テレ東 『スパイラル』 アニメ
22:00−22:54 フジ 『アルジャーノンに花束を』 ドラマ
21:15−22:00 NHK 『プロジェクトX』 ドキュメント
深夜 フジ 『キディ・グレイド』 アニメ
深夜 TBS 『ヒートガイ・J』 アニメ
深夜 テレビ東京 『ウィッチハンターロビン』 アニメ
水曜日 19:27−20:00 テレビ東京 『ヒカルの碁』 アニメ
23:00−23:30 フジ 『HR』 ドラマ
00:55−01:25 テレビ東京 『シスプリ』 アニメ
深夜 フジ 『灰羽連盟』 アニメ
深夜 テレビ東京 『熱血電波倶楽部』 アニメ
木曜日 21:00−21:54 テレ朝 『逮捕しちゃうぞ』 ドラマ
22:00−22:54 TBS 『真夜中の雨』 ドラマ
金曜日 19:30−20:00 テレ朝 『あたしンち』 アニメ
土曜日 08:00−08:30 テレビ東京 『東京ミュウミュウ』 アニメ
08:30−09:00 テレビ東京 『ミルモでポン!』 アニメ
18:00−18:30 TBS 『ガンダムSEED』 アニメ
19:30−20:00 BS5 『キングゲイナー』 アニメ
日曜日 06:30−07:00 テレ朝 『セーラームーン』(再) アニメ
07:30−08:00 テレ朝 『ハリケンジャー』 特撮
08:00−08:30 テレ朝 『仮面ライダー龍騎』 特撮
08:30−09:00 テレ朝 『おジャ魔女どれみ』 アニメ
09:30−10:00 テレ東 『ギャラクシーエンジェル』 アニメ
19:30−20:00 フジ 『ワンピース』 アニメ
※放送日・時間は東京での物です。

 例によって多いんで、途中で見るの止めちゃうの多数だと思いますが。
 気になった物だけ書いていきます。


■月曜日

★『ホーム&アウェイ』

脚本:君塚良一
出演:中山美穂、西田尚美、酒井若菜、小泉孝太郎…ほか

 君塚良一脚本の新作です。
 エリート金持ちと結婚間近。寿退社をしたばかりという人生上り調子だった主人公女性が、最後の独身旅行で上海に行ったものの、帰りに様々なトラブルが起きて、ハッと気が付けばナゼか北海道の見知らぬ場所に放り出されており…

(説明が難しいですが、「上海で飛行機に乗ったときに、婚約指輪を無くしていたことに気づいて乗り遅れ」→「公園のトイレで指輪を見つけ、数時間後の飛行機に乗れたものの、成田が悪天候で飛行機は仙台に」→「仙台からの電車の中で、隣の席の取り立て屋にお土産のお菓子を全部食われる」→「やっとこさ帰宅したと思ったが、マンションの玄関前で隣の部屋の一家が夜逃げするところに遭遇。間違えた夜逃げ屋に一緒に車に乗せられて、気がつけば北海道」という流れ。)

 んで、東京に帰りたいんだけど、道中いろんな事(やっと乗れた漁船が難破するとか、乗れたトラックが大阪経由だったとか)が起きてなかなか帰れない…というストーリー。

 基本的にドタバタのコメディ色の中、道中様々な人と出会ったりしていくなかでドラマがあるという、まあなんつーんすか。『裸の大将』というか、人情物みたいな要素もあったり。
 肩の力を抜いて楽しんで見れる1本です。

 ただ、個人的に気になったのは、こういう「様々な人との出会い」&「人情物」のテイストを入れるなら、主人公はもう少し性格がイケスカナイ奴でもヨカッタのではないか? と。(それがだんだんいろいろ学んでいく…とかね。)

 タイトルからすると『キャスト・アウェイ』あたりをヒントに出た企画なのかなーと思ったんですが(第2話では無人島に流れ着いた主人公が火を起こすことも出来ず「あの映画をもっとちゃんと見ておけばよかった!」と後悔するシーンがありましたが)、内容や雰囲気はどちらかというとスティーブ・マーティン&故ジョン・キャンディの佳作『大災難PTA』に近いです。(オレは大好きな映画なんですが)
 個人的には全く先が読めず楽しみ&好きな作品。

 しかし、ロケがスゲー大変そう…


★『超重神グラヴィオン』

 常に5年以上遅れて過去のヒット作をパクる男・大張正己監督の最新作。
 この段階で「期待しない」度200%くらい。
 なんでこの人がいまだに監督やったり出来るんかなあ…(政治力? コネ?)

 んで見た第1話。
 見ているあいだ脳裏をよぎっていたのは

タリィ…チャチィ…ヘボい…つまらん…え? まだAパート? …ショボーン…全然盛り上がりませんね…ああ恥ずかしい…まだ終わんねーのかよ!?…

 こんな感じ。
 この第1話だけで文句言い始めたらキリがないくらい文句言える。

 まずアバン。
 OPをやらずに、何か物語の導入部を見せる…ってのはこの手の第1話では良くある手法で、この作品でもソレをやっていたんだけど、根本的に「何を見せているのか? 見せたいのか? 起こっていると言いたいのか? がサッパリワカラナイ」というアバンでした。
 こういうものは「お?! 一体ナニが起こったの?!」という期待を膨らませる物になっていなければ意味がないわけだ。
 他作品を例に挙げるなら、(作品的にどうよ? という意見もあるかと思いますが)『KYO』の第1話がやはりこういう始まり方でしたが、これでは「関ヶ原の合戦のど真ん中にいきなり宇宙から隕石が落ちてくる」という映像で見る者を引きつけようとしたわけです。
 少なくとも「え? 何が起きたの?」とは思わされますわね。

 で、そういう点ではこの『グラヴィオン』第1話のアバンは「全く無意味」。
 早い話、見せ方が最悪なまでに下手クソなんだけど。

 本編に至っては……ああもう何をどう言っていいものやら…
 少なくとも「誉められる所」は一カ所もなかったんですが…

 スーパーヒーローロボット物らしいですけどね。
 この段階でオレだめなんですよ。
 いや、スーパーロボット物は好きですよ。
 でも、「子供向けの作品としては面白い物が過去に多々あるジャンルだけど、大人(というかマニア層向け)に作られたスーパーロボット物で、マシな物を見た記憶がない」んですわ。(除・『トップをねらえ!』)
 で、その「不安要素モロに的中」な感じでした。

 ただ過去の様々な作品の「記号」だけを組み合わせた安くてチャチィ映像や設定や画面が30分ノンストップ。
 海外のパチモン商品見せられている気分になってきますが、画面からは堂々とした
 「庵野秀明だってそれをオマージュだコピーだと言って成功させたんだ! オレだって…大丈夫さ!!」とでも言っているような志の低さが溢れ出ています。
 (こういうのが庵野言うところの「コピーのコピーの粗悪品」なんだろうな…)

 主人公達の乗るメカの搭乗員やスタッフは女性キャラが無駄に多いんですが、これがまた、どういう設定なのか(それがコスチュームと言うことなのかは不明だけど)「みんなメイド服」という「狙いましたよ! ハイ。ほら、いいでしょ?! イケてるでしょ?! 画面に釘付けだろ?! ガハハハハ!」というイケて無さが爆発。
 ついでに「メガネをかけているけど、外すと美少女」という、イマドキ感溢れる見ている側が恥ずかしくなっちゃうキャラもいたり。

 あ、そうだ。オーバリ先生ですからね。とーぜん女性キャラの胸はムダに揺らすことも忘れてませんよ。
 「ホラ! いいでしょ! キャッチーでしょ! こういうのがヒットに繋がるんだよ! ガハハハハ!」とでもいいたいんでしょう。
 おそらく『トップをねらえ!』を見たときからこの人の頭の中は何も変わっていないと思われ。
 この段階でオレはもう見るのイヤになっていたんですが、ガマンしました。
(ちなみにこの時点で、まだ始まって5分くらいです。)

 ストーリーの展開もダメダメ。
 いきなり変なメカに乗せられてしまった主人公少年(コイツがなんなのかも説明が全くなくよくわからないんですが…)は、いきなり宇宙からやってきた異星人だかなんだかのメカと闘うハメになりますが、この段階で「見ている側」にとっても主人公にとっても、そのメカや、メイド服の他メカに乗っている彼女たち、そしてそのメカを持っている組織が何であるか? はトーゼン全くサッパリこれっぽっちもわかっちゃいません。
 これらが合体して巨大メカになるんでしょーけど、この時点では視聴者側はそういうメカが何台あるのか? もわかっちゃいないんですよ。

 だけどイキナリ現れるナゾのサポートメカ。(「イキナリ」ってワードが多いですが、とにかく何でもかんでも「イキナリ」なんですよ。この作品。)

 「そんな…5台目があったなんて聞いてないわ!」

 ハァ? 何言ってるんですか? 5台目もヘッタクレも、見てる側はオマエさん達が何台いるのかも知らないんだから、5台目がいようが何だろうが不思議でも何でもないんですよ。
 オイラにしてみれば「1台目があることも聞いちゃいねえ」ワケで、それが1台だろうが5台だろうが100台だろうが同じなんです。
 それが驚きのポイントなのか? なんで彼女は驚いているのかもサパーリわからないんですな。
 もう完全に視聴者おいてけぼり。

 他にも(第1話だけで)ツッコミはじめたらキリがないくらいツッコめるんですが…

 さらに致命的なのは、一見テンポが良さそうに見えるんだけど、実際に見ていると「ソニックムーバー」(by『リターナー』)で体感時間が20倍になったように感じられるくらい「タリィ………」ってところです。
 まあ、こんだけ視聴者おいてけぼりにしてりゃタルく感じるのも当然ですわね。
 全然わからない上に引きつけられないんですもの。

 アニメの製作はGONZO。
 これまで「中身スカスカ。でも画のクオリティだけは高レベルをキープ」してきた同社ですが、この作品ではその最後の砦だった画のクオリティもぞんざいです。

 早い話「見る価値ネエよ」と。
 『ドン・ドラキュラ』のように3回くらいでとっとと終わってください。資源のムダです。

 とにかくなんでオレはこの大張監督のアニメが大ッ嫌いなのかって言うと、ここまでイケてないのに、作品の画面や、雑誌のインタビュー読んでいると
「オレってスゲエだろ?! グレートだろ?! 勢いのある作品は俺に任せろ!! ガハハハハ!」
 な自意識過剰というか、(全部借り物のクセに)自己を過大評価しすぎというか、カンチガイも甚だしいというか…そういうのが炸裂しちゃっているようにしか(オレには)感じられなくて、なおかつそれを全く恥ずかしいと感じていない厚顔さにあるんですけどね。


 てなとこで。


【了】

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