34歳児の地図
2002/06/26


★ご感想などありがとうございます。

 早くも収束している『妹!』騒動の中、オレの書いた前回までの感想にも多くの方から様々なご感想を頂きました。

 あのテキスト。作品論的な部分からはかなりズレちゃっているんですが、たまたま今回、ああいう作品を通して書くことになったんですけど、そもそも本来はあの「作品からズレちゃって書いた部分」に僕はここ数年、巨大に興味があったのですね。
 んでまあ、ああいうテキストになったんですけど、批判・反論も含め、新たな発見をもたらせてくれたご意見が多かったです。
 ありがとうございます。



 先週・今週と珍しく諸々お仕事が忙しかったので、実は今週はそれほどモノを考えていなかったり。

 そんな中、わりとダラダラ思ったり買ったりした物など。


★W杯もクライマックスですが。

 韓国も惜しかったですな。でもベスト4。
 なかなかに見ていて燃える試合でした。

 少し前までアキバも各国からやってきたサポーターの皆さんが観光やらなにやらできていたのでものすごく外国人客で賑わっていたんですが、試合が進むに連れ当然減ってきていますね。

 なんか時期的にサッカーのこととか珍しく考えてしまったわけですが。
 で、「サッカーマンガ」のこととか少し思ってしまったり。
 先日、2ちゃんねるとか見て回っていて気づいたんですが、女性は「サッカーマンガといえば『キャプテン翼』」という人が多いんですが、男性は「サッカーマンガといえば『俺たちのフィールド』」って人が多いですね。

 まあ、そもそも前者は「それがサッカーかどうか?」ということよりもキャラクター重視のような気もしますが。

 で、僕も「サッカーマンガといえば村枝賢二の『俺たちのフィールド』」派だったりします。
 つか、どうにも『キャプテン翼』ってのは好きになれなかったんで。なんでか知りませんけど。
 たぶん「スポーツマンガだったから」かなあ…とか思ったり。
 スポーツぜんぜんやら無いですからね。オレ。だからスポーツマンガも滅多に興味行かない…と。
 例外は『帯をギュっとね!』くらいかなあ。

 んじゃなんで『俺フィー』は好きなのか? あれは「スポーツマンガじゃないの?」と言われると、『俺フィー』の面白かったところって、「世界のサッカーの認識を初めて日本で描いたマンガだった」ところだったんじゃないかと。

 この作品って、それまでのよくある「サッカー! スポーツ! 友情!!」というスタイルの作品じゃなくて。
 『俺フィー』で描いているサッカーってアルゼンチンとかイタリアとかスペインとかイングランドとか…そういった強豪国が持ち続けている「サッカーはスポーツじゃない! 戦いだッ!!」って思想なんですよね。
 「スポーツマンガ」じゃなくて「バトルマンガ」なんですよ。果てしなく。
 たぶんそういうところに惹かれたんだと思いますけど。
 アルゼンチン編で出てくるダミアン・ロペスなんか、ほとんど永井豪が描くデビルマンみたいですしね。(顔が)

 あと、時代背景を上手く取り入れていましたわね。

 主人公である高杉ってのは、ひたすら自分を高めることに貪欲で。
 アルゼンチンにサッカーの勉強に行って、そこで前述のような「世界のサッカーの考え方」ってのを知っちゃって。
 その間に日本では連載のリアルタイムに合わせてJリーグが発足しているわけですけど、それで「日本もこれで!」と思って数年後にやっと帰ってきたら、もうその頃には「Jリーグ参加はとにかく金がかかる」ってことで企業があんまり乗り気に無くなっちゃっていて。
 これなんかもちょうどその頃の風潮をちゃんと入れていましたしね。

 とにかくヴェルディ(というかナベツネが)「地元密着型」でスタートさせて企業名をチーム名から廃していたJリーグの中で、「ヴェルディをサッカー界の巨人軍に!」と一人で騒いで、読売系列のTVや新聞だけは最後まで「読売ヴェルディ」という呼び方を続けて他局などからは失笑を買っていて。
 んで「川崎じゃダメだ。東京にホームを!」とかいって川崎市民にまでソッポ向かれたり、金にモノ言わせた選手の集め方ばかりして「ものすごく金がかかる」ようにしてしまい、大いに盛り下げてくれて。(少なくともオレの中では。)

 で、高杉は自分の亡き父が所属していたヤマキ自動車の実業団チームに入ってJリーグを目指すわけですけど、ヤマキ自体が前述のような「Jリーグ3年目あたり」の風潮の中で「Jリーグ参入はしない」って言い出しちゃったり。
(んで、あの「Jリーグ昇格編」があるわけですが。オレはもう連載で読んでいて泣きましたね、アレは。)

 その後もリアルタイムで「W杯 フランス大会編」になるわけですが、ここでそれまで日本人が持っていた「サッカー=スポーツ」という考え方を徹底的に廃させますしね。
 ドーハ経験者の伊武。そして海外経験者の高杉たちによって一気に「サッカー=戦い」という世界の思想を持ち込んじゃう。
 「サッカー=スポーツ」と思っている内は日本は勝てない! と。

 あとまあ、細かい部分ですけど「サポーターが何で12人目の選手」なのか? をさりげにちゃんと描きましたね。
 高杉の幼なじみに愛子ちゃんという女の子がいるわけですけど、この子も子供の頃は高杉らと少年チームでサッカーをやっていたわけですが、中学にはいったらもうできない。
 まだ当時は女子サッカーがそれほどメジャーではなかったというのもありますけど、そもそも愛子ちゃんがやりたかったのは「女子サッカー」じゃなくて、高杉達と同じサッカーなんですよね。
 だけどそれはどう望んでもできない。

 で、彼女は高杉たちを応援することしかできないわけですが、応援することしかできないからこそ、そこにものすごく一生懸命になる。
 もうね、物語クライマックスで愛子ちゃんがスタンドで「もう負けちゃうかも…」と気弱になった他の観客達に叫ぶ「負けると思うヤツはスタジアムから出ていけ!!」はね、もう連載読んでいてこれまた号泣しましたよ。オレ。(T_T)

 とか考えていたら一気に読み返したくなってるんですが…。

 いつ全巻まとめ買いしちゃうか不安です。



★食玩『和食処』購入

 いやー、失敗。
 コレ「箱に、中に何が入ってるか書かれている」のね。
 てっきりよくある「開けてみないと何が出てくるかわからない商品」だと思って4個買っちゃったんですけど、気が付いたら「そのうち2つがトンカツ」でした。
 大きさ的には1/6です。いいですね。



★んで…

 その店でゲーセンプライズ品の「綾波・最終回制服バージョン」人形が売っていて。
 原型は確か「あげたゆきお」なんですけど。(T’sの宮川だったか?)
 出来が良いので、雑誌告知見たときから気にはなっていたんだけど、わたしゃクレーンゲームとかダメな人なので、まあ安かったし買っちゃったんですよ。
 したら、その後、隣の店に行ったら「400円」も安く売ってやがるの。

 400円。
 牛丼一杯分。
 オレのおクスリ数日分。
 缶コーヒー3本分。

 ちょっとショック。(T▽T)


【了】

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