34歳児の地図
2002/05/27


 当サイトを読んで頂いている方の何人かから、「オカノ通信などで過去にアップされたドラマや映画などの感想をインデックス形式で見れるようにして欲しい」という要望がありましたので、トップページから「作品別感想インデックス」を見れるようにしてみました。

 まあ、稚拙な感想ですが、そのような反応がいただけて嬉しい限りです。


★鬱の過ごし方。

 10日ほど前から久々に(?)鬱期が訪れていまして、何もやる気が起きません。
 困ったモンです。

 「鬱」といっても誘発因子は人それぞれなんでしょうが、オレの場合はどうやら「パニック障害」とワンセットになっているようです。
 なのでパニック障害の治療で服用するクスリにも「抗鬱成分」が入っているんですな。(←成分入っているクスリ飲んでいるのに何で鬱期になるかなあ…。>オレ ^^;;)


 「鬱」ちゅーのは、どーやら慣れていない人が入ってしまうとかなりツライようなんですが、オレとか「基本的にナチュラルロー」な人間…というか「鬱慣れ」(そんな日本語あるのか?)しちゃっている人間にとってはもう、「ああ、キましたね」みたいな感じだったりして、過ごし方も慣れてしまっていると言いましょうか。

 慣れていない人はヘタすると自殺とかしちゃうんですが。

 まあ、慣れていても楽しい時期ではありませんけどね。
 楽しかったら鬱じゃないだろと思いますけど。

 で、この時期は五月病とか「そういうモードに初めて入っちゃってどうしたらいいのかワカラナイ」という方もいると思うので、オレなりの鬱期の「思考」を書いてみましょう。

 いやもう簡単です。

 「しばらく放っておきゃヌケるから、テキトーに悪あがき」

 コレにつきますな。
 ちなみにポイントは「悪があき」です。
 コレを止めると、そのままズルズルと堕ちていくので注意です。
 別に極度にムリをする…と言うことではなく、その状態に耐える精神状態を維持していればOKというか。

 簡単な方法としては、「鬱状態」とは対極にある「大バカ映画」とか「コメディ映画」のビデオとか見るとかもテです。
 『オースティンパワーズ』とか。(山寺宏一による吹き替え版がコレまたグー!)
 ズッカー兄弟(ZAZ)の傑作『トップシークレット』とか、ランディスがまだ絶好調だった頃の傑作『アメリカン・パロディシアター』なんかもオススメ。

 『東京ミュウミュウ』とかもイイかも知れません。人生がいかにチョロいかを教えてくれるので、鬱ごときで悩んでいることがバカらしく思えてきます。

 実際オレなんかも「鬱期なんだけど、ちょっと仕事関係で精神状態をサルベージしなくちゃならん時」などは、ビデオに録画しておいたバカ映画を観たりしてますが。

 大概の「軽い鬱期」くらいならコレでしばらく放っておけば、数週間もすりゃヌケます。


 まあ、それでも「鬱はイヤだなあ」と思うのが人として正しい精神状態だと思いますが、「鬱期はデメリットしかない」のか? というと実は、長年の経験で「そうでもない」とも言えるんですな。

 どういうことかというと、精神状態が非常に「冷めている」というか、カッチョイイ言い方すると「クレバー」な状態になっているので、ある意味、客観的な視点で仕事を進めることが出来るとか、余計なことに注意が行かなくなりにくいとかがあります。

 実際オレも今、このテキストも相当冷めた感覚で打っていたりします。

 あと「冷めている」ので、資料整理などに関しては「冷静な分析をしやすいモード」であるとも言えます。


 ただ問題は、基本的に「鬱」であることに変わりはないので、この肝心の「仕事をやる気」がなかなか起きにくく、「ああ、もうイイや今日は。何もしない!」とかにも行きやすいと言うか。
 で、そうやって、ただでさえ少ない仕事がどんどん減っていったりするんですが。(爆。 んじゃダメじゃん。)

 あと感覚が「冷めている」ので、出来上がった仕事が良い出来かどうかの判断がイマイチ自分でわかりづらいとか。


 まあ、これらをクリアできれば「鬱期」そのものにはメリットもあるよ、と。


 余談ですが「鬱より躁の方が良い」と勘違いしている方が時々いますが、躁状態ってのはコレはコレで、実はテンションが高いとかそういう状態ではなく「常に何かに焦っている状態」に近いんですな。
 例えばウンコしているときでも「ウンコしてる場合じゃない。新聞読まなきゃ!」とか。で、新聞読むと「新聞読んでいる場合じゃない。メールチェックしなくちゃ!」とか。そんな状態。
 なので、注意力は散漫になるため、あまり「仕事向き」のモードであるとは言えません。



★ワールドカップ開催間近

 スポーツ系はさっぱりダメで、番組仕事でも「スポーツ物は引き受けない」くせして、ムリにこんな時事ネタ入れることもないだろと思いますが。(^^;;)

 何と言いましょうか。サッカーとかW杯そのものより「中山」がメンバー入りしたことが嬉しいというか。
 同じ歳なのでね。(そうは見えないが)
 同じ年齢の男が頑張って闘っているのかと思うと、こちらも気力が貰えるような気がしますな。(たぶんサッカーファンじゃなくても同様の雰囲気を感じている同世代は多いんじゃないかと。)

 あと、ジュビロがJリーグ入りした年にサッカー番組を仕事でやっていまして、実際に中山に会ってサイン貰ったりしたことでもありますし。(これはいまだに居間に飾ってあります。 ^^)

 サッカーマンガというと、多くの方は『キャプテン翼』だと思うんですが、オレ的に思い入れがある…というか好きなのはサンデーで連載されていた『俺たちのフィールド』でした。
 コレ読んでいると何となく「アルゼンチンにこそ行っていないものの、高杉(主人公)のモデルって中山なんじゃないかなあ」と思えてならないんですが。
 (バンデッツ東京の前身が「ヤマキ自動車」という設定も、ジュビロの前身がヤマハであることなんじゃないかと。)

 フィールドに現れた瞬間にムードが一気に盛り上がる感じってのも高杉に似てますな。
 まあ、そんな感じで、4年前に続いてまたもやゴールを決めてもらいたいものです。



★『ほしのこえ』を見ました。

 今年1月に小劇場で公開されて一部で話題になっていた自主フルCGアニメ『ほしのこえ』を見ました。
 見ましたというか、DVDをイキナリ買ってしまいました。
 開いてみたらジャケの内側がいきなり割れていて鬱に。
 めんどくさいが交換してきました。

 で、内容ですが…。

 確かにこれを1人で作ったというのは凄い! 凄すぎる!!
 キャラの画がヘタレですが、「それもまた味」だという気すらします。

 基本ストーリーはもう最高のアイデアだと思いますな。

 ヒロインが地球から離れれば離れるほどメールの送受信にかかる時間がどんどん大きくなっていき、ついには「送信時間8年」。
 地球と宇宙によって引き裂かれてしまった、まだ始まったばかりの恋人達の物語…という設定だけで涙が出ます。

 出ますって言うか、泣きましたよ。はい。(T_T)

 基本的に「メールによるやりとりだけで行われる少年少女の想いの伝えあい」の物語なんですが、SF的な設定にしてしまったのは、「どんどん着信時間が離されていく」という状況を作るためだったのでしょう。
 なので、そのへんへのこだわりは余り感じられないと言うか、設定上は「2040年代」ですが、風景とかはあくまで「現代」だったりね。


 だけど、それらの「出来が良いところ」「すごいところ」が抜きんでているがために、余計に「なんでビジュアルが全体的に『トップをねらえ!』なのか?」という、おそらくは見た人間の誰もが感じるであろう部分への疑問符が余計に大きく感じてしまうわけです。

 『トップ』的である必要性はあったのか?
  なんで10数年も前の作品からの引用・オマージュ・コピーなのか?

 なんか、あそこまで良い話なのだから、ロボット戦闘なんか入れないで「物語を中心に」「独自のビジュアル」で見せて欲しかったという印象が強いです。

 まあ「全部1人で作っている」わけであって、これはつまりある意味「=完全にオレの趣味。オレがそういうの見たかったから」と言われてしまえばそれまでなんですが。

 ただ、(ものすごい労力はかかるのだろうが)「1人でこれだけの物が作れる」ことを証明してしまったという意味ではやはりエポックだと言えるでしょう。
(で、エポックだと感じたから余計に「もっとオリジナルであって欲しかった」というジレンマになってしまうんですが。)

 個人的には時間と距離にどんどん引き裂かれていく恋人達の物語だけで見せて欲しかったなあ。

(とか思いつつ、翌日また見たら、今度はその辺全然気にならず、素直に泣いてしまったんですが。)

 なんと言いましょうか。
 「1人ガイナックス」って感じの作品ですね。
 フルCGで「板野サーカス」やられるとは思いませんでした。
 前述のように、様々な意味で見る価値はあると思いますので、レンタルなどで見るのもいいんではないかと思います。


 てなところで。


【了】

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