01年第4半期のTV表・2
2001/11/09


 あうー。仕事などでドタバタしていたために更新がすっかり遅れていました。

 この間、いろいろありましたな…
 『ラブひな』の連載が終わったとか、『エイケン』が「たぶんコレ、単行本化で修正されるよね」と思える画が載ったとか、『バビル2世』が相変わらず面白くならねえとか、腰が壊れたとか、正和が銀行への復職の話を蹴ったとか、『ちっちゃな雪使い シュガー』がサガとシュガーたんがケンカしてしまい(オレが)ハラハラしているとか。

 中でも驚いたことの一つがフジの『スタートレック:DS9』。
 いやー、ビックリです。
 例によって相変わらず放送がねぇなあ…と思っていたんですが、いつの間にやら木曜深夜枠から「月曜深夜枠」に移動してやがりました。
 いいかげん勘弁してくれ。>フジ
 これじゃまるで、本放送の時の東京12チャンネルの『伝説巨神イデオン』だぜ…。(夜になったり夕方になったり早朝になったり…。ビデオなんか無かった時代によく追いかけてたもんだ。)

 あー、あと、ここでは取り上げる予定がない番組だけど、日曜の『笑う犬』がリニューアルしたとたんにつまらなくなってしまいガックリです。(相当つまらなくなったと思うぞ、あれは。)

 てなところで、前回の続き。
 今回の「TV表」。今期はオレ的に豊作なこともあって、長いです。全4回くらいになる予定。(長!)

 あ、前回『さよなら、小津先生』で書き忘れてしまいましたが、この番組。終わった後に「この番組の撮影現場スタッフ」の登場するオリジナルの缶コーヒーのCMが入ってます。
 ちょっと面白い試みですが、「珍しいCMマニア」の人は要チェキ。(間違っても他の局では流れないと思うので。しかも1バージョンにつき1回のみのオンエアです。)
 しかしホントーにフジはこういう局制作CMが多いなあ。

 あと『アンティーク』は演出に本広克行が参戦。期待です。


■水曜日

★『ヒカルの碁』

 大きなお姉さん達にとっては「碁の勝負がキチンと描けているのか?」よりも「ヒカル君が可愛く描けているのか?」が気になるところでしょう。
 かなり良いスタッフを揃えて作っているので、作品クオリティはまずまず…というよりむしろ良好。
 原作の小畑の画は、「アニメっぽさを含みつつ、どちらかというと写実的」だったりするんで作画スタッフは苦労しているそうですが、イイ感じなのではないかと思います。

 内容的には今のところ原作を逸脱することもなく。(いきなり時代劇になったり、ヒカル君が裸エプロンになったりするようなこともないです。)
 ヒカル君も可愛く描けています。
 このアニメ化で新規ファンも流入し、次のコミケでは爆発かと。

 コミックを読んでいない人向けに書いておくと、今のところヒロインくさい感じで「あかりちゃん」が出ていますが、しばらくしてプロ昇進の話になるあたりからキレイサッパリ出てこなくなります。
 このマンガの決定的な弱点ですな。>ヒロインがいない

 原作読んだ人ならわかると思いますが、囲碁の世界を舞台にして、対局シーンも多々あるんですが、実際には「囲碁のルール」について触れられている箇所はほとんどありません。
 よく言えば「オレみたいに囲碁のルールがサッパリわからない人でも見れるようになっている作品」なんですが。(このへんは『月下の棋士』の将棋の扱いと同じですな。)
 でも、13巻まで読んだのに、いまだに「半目」とか「コミ」とか、用語の意味もサッパリ分からず。少しくらいは作品中で教えて貰いたいと思うのもまた人情です。(そうかな?)
 そういうことに対応するためなのか、番組最後にコミックの囲碁監修もしている梅沢ゆかり先生による「囲碁講座コーナー」がついてます。
 けっこう美人ですな。
 変なファンが付くのは必至でしょう。(握手会とかあったら大変かと)


★『レッツゴー!永田町』
脚本:伴一彦
出演:石橋貴明・西村雅彦・鈴木杏樹・桜井幸子・柴咲コウ・辺土名一茶・江守徹・佐藤B作・吉田日出子・塩見三省・岩城晃一

 原作は一応、マンガ『票田のトラクター』です。
 代議士の秘書を主人公にしたドタバタ&永田町内幕モノ。
 1回目を見たときには、主立った大臣とかが実在の(現職の)人をパロッた名前になっているというのが良く言えば「時事性」だけど、悪く言えば「小手先のギャグ」に思えてしまい(こういうネタはCMネタと同じですぐに風化するし)気にくわなかったんですけど、2回目とか見ていたら「あまりにも雰囲気つかんだキャスティング」に笑っちまいました。(^^)
 田中真紀子に相当する田坂真以子外務大臣を演じているのは室井滋。(消臭剤のCMでは沢口靖子が同様の役をやってますな。)
 濱田マリも辻元清美みたいな「関西弁でとりあえずガーガー吠えて噛みつくだけ」の議員をやってましたが、あまりにも特徴つかんでて笑えました。
 総理大臣・和泉を演じてるのは岩城晃一。(「こう」の字が出ないよ。)
 さりげに細かい部分では、本人が渡米したときにブッシュに貰ったのと同じ様な革ジャケットを着て登場したり。

 肝心のドラマ本編も面白いです。
 上記のような「現在の顔ぶれ」をパロっているだけあって、原則的に「最近の政治劇の舞台裏」をパロっているというか皮肉った内容になっています。
 ただ、これが中途半端な「パロディ」や「皮肉」なら大して面白くもないんでしょうが、このドラマの巧いところは、「実際に起きていた思われること」をかなり取材した上で描いているらしいなあという所でしょうか。
 少し前のエピソードでは「内閣に不信任案を提出。与党を離脱して新党結成」を目論む議員の話があり、これはまあ、明らかに少し前の「加藤さん」の騒動をモチーフにしているんですが(クライマックスで「あんたが大将なんだから!」のセリフまである。 ^^;;)、なんつーか、すげー「わかりやすかった」です。
 下手に(局によっては時々見受けられる)ニュース番組でやってる「ニュースをよく見ているような人にしかわからないような言葉での解説」よりも100倍わかりやすかったですな。
 また、「選挙区内の冠婚葬祭に関し、議員秘書が代理で行った場合、議員の名前でご祝儀を出すことは違法なんだけど、議員の奥さんの名前で出すことはOK」とかね、裏テク的な要素も満載。
 選挙特番とかでよく「選挙戦の裏側」みたいなドキュメントがありますけど、ああいう報道局が作る番組では絶対に出てこない(出せない)ような要素が描かれているのも興味を惹かれる部分です。

 基本はコメディーなんだけど、おそらく報道記者などへの取材もきっちりやっていると思われ、なおかつ「プラスα」の裏話的側面も取り入れているため、視聴者の知的好奇心などもくすぐってくれる、他の政界内幕モノのドラマとは一線を画している作品に仕上がっています。

 個人的に「なるほど!」と思わされたのは、前述のように「最近の政治劇の舞台裏」をモチーフにしており、この企画そのものが「小泉人気」に便乗しているにもかかわらず(^^)、小泉に相当する和泉総理を「人気者」に描いていないところでしょうか。
 西村演じる稲村代議士は、現実の自民で言えば橋本派に相当する「野本派」の議員ですし。(野本って名前はおそらく橋本+野中ではないかと。まあ、野本もかなりイヤなヤツとして描かれていますが。)

 脚本の伴氏をはじめとして、基本的なスタッフは昨年の『ストレートニュース』と同じようです。

 ついでに「世界観」も同じようです。劇中に出てくるニュース番組が「テレビジャパンの『ストレートニュース』」ですし。(^^)
 さすがにキャスターは変わってますが。

 どーでもいいけど、キャスティングは豪華だね。
 個人的には映画『バトルロワイアル』で一気に注目を浴びた柴咲コウが出てるのがポイントかと。

 余談ですが、日テレ前に貼ってある番宣ポスターは、各出演者ごとに「選挙ポスター風」になっていて面白いです。(^^)


★『ハンドク!!!』
脚本上等!!!:大石静
演出上等!!!:堤幸彦
出演:長瀬智也・内山理名・二宮和也・真中瞳・岡本麗・沢村一樹・野際陽子

 今期、ドラマファンの最大の泣き所ですな。
 上記の『永田町』と、放送時間がモロに表裏でぶつかってます。
 しかも、両作品とも「面白い」のが困りものです。
 ビデオデッキ1台しかない人は、必然どちらかはリアルタイムで見ないといけません。
 これを意識してのことなんでしょうが、11月7日放送回では、主人公・バカイチのセリフで以下のようなものが…

バカイチ「なんだ?! おめー(『レッツゴー!永田町』)見てんのか?! あっちはビデオで見ろよ!!」

 すまんバカイチ。オレ、こっちビデオ録っちゃったよ…。(永田町は仕事場で見ていたので…)

 『ケイゾク』『池袋ウェストゲートパーク(IWGP)』とヒットさせてきた堤D・植田Pコンビによる新作です。
 期首特番の『ブラック・ジャック3』(演出・プロデュースはこれまた同じく堤・植田コンビ)に、脇役でヤケ〜に目立つ医者が出ていて「コイツはいったい何じゃろ?」と思ったんですが、このドラマの舞台である病院の医者でした。(^^)
 雰囲気としては『IWGP』の医者版?
 主人公は元暴走族のほとんどチンピラみたいな医師。
 テンポとか勢いは相変わらずで楽しめます。
 内山理名の女医姿だけでも萌えです。

 オープニングクレジットが笑えますな。なんでもかんでも「上等!!!」で。
 「制作上等!!! TBS ENTERTAINMENT!!!」には笑いました。
 あと、全く意味もなく、OP画面の右上にナゼか主題歌の「ギターのコード」が表示されています。(ホントに意味がない…)

 しかし前期の『救命病棟』といい、病院モノが最近多いね。


 てなところで次回に続く。
 次回はちょっと長いです。(すでに書いてあるんだけど、ある作品について書いていたらベラボーに長くなってしまったので分割しました)


【了】

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