今期のTVはどーだったのよ? 1
2001/07/11


 あー…いつの間にか梅雨が明けたそうです。(関東甲信越)
 あんまり降ったように思えないんだけど…8月とかになってまた水不足か?

 暑いねえ…
 とにかくオイラ暑いのダメなんで、すでに道を少し歩くだけで倒れそうになってます…。(-_-;;)
 暑いの禁止!!
 夏の間だけ関東地方が空を飛んで(『1000年女王』みたいに)、涼しい土地に行くとかってできねーのかな…

 遅くなりましたが前期の番組感想です。
 書いていないのは「面白くもつまらなくもなかった」か「まだ感想保留」の作品です。


★『ラブレボリューション』

 流し見だったけどいやもう、面白くなかった。それもハンパでなく。
 別の言い方すると、流し見しているオレを本格的に食いつかせることが全く出来なかったわけです。(エラソーだなあ…。^^;;)

 内容的にもキャラ設定的にも「10年以上前のバブリーな時期のトレンディドラマ」から何も進歩しておらず、逆に考えればこの手のドラマの送り手がここ10数年何も新たな提示をしてこれなかったことを証明した1本であったんではないかと。

 方法論としても、1時間の最後にヒロインが何かどうでもいいセリフを大声で叫んで(「それでもワタシはあなたが好きなの!」とかそんな感じのヤツ)、そこに主題歌がドド〜ンと流れる…とかさ。『東京ラブストーリー』の頃と同じ事を相変わらずやってる。
 あまりにも幼稚で、見てるだけで恥ずかしかったです。
 ついでだけどタイトルセンスも10年前ですな。
 作り手が「『ラブレボ』とか略されて呼ばれるようになったりして、こりゃ巷の人気になるぜ!」というようなホクソ笑みをしている姿が見えますが(オレには)、なんかこの「狙い方」に『シベリア超特急』冒頭の「ラストの二段どんでん返しは、決して他の人には話さないでください」というクレジットのような「自信あったんだろうなあ…」というようななんというか…想像したコッチが悲しくなってしまうのはナゼでしょうね?(しらねーよ!)

 この手のドラマがオレ的に「なんかナットクできないなあ、ボカァ」って気がしちゃうのは、どうにもこうにも「んじゃ、そこで描かれている『愛』ってヤツは何なのよ?」ってことに対する「定義」が、サクッと20年ほどおざなりにされ続けてきたまま…だってことなんです。
 オザナリつーかさ、なんか「いや、そのへんはみんなわかってるでしょ?」ってな感じで意図的に説明されてないんだよね。こんなのは以前から「ラヴ撃」でも書いている「勝者の理屈(勘違い)」でしかないんだけど。

 だけど、景気や不景気も含めて、社会の在り方の変化の中でこれらの「価値観」ってのも相当変わってきていると思うんですよ。オレは。
 旧態然とした「この人が私の全て!」だとか「この人がいるから私は生きていられる」みたいな、他者に己の価値観や存在をゆだねちゃうような宗教じみた恋愛観でも、まあいいんだけどさ…。(オレ自身はそういうのかなりバカにしてるけどね。宗教じみたものから派生するキモチなんざ、ほぼ全てが「勘違い」だし)
 でも、良くも悪くもこれだけ様々な「生き方の選択肢」ってのが生まれてきた中で、そういうことに己の価値観を預けない(もしくは「そんな感情に己の価値観を預けたくない」「その感情と己の価値観を預けることは全くの別問題」と考える)人ってのも実際かなりいるワケじゃないですか。
 だけどこういう恋愛ドラマの多くが提示している「恋愛観」って、いまだに20年くらい前の感覚なんだよね。(「恋が全て!」みたいな。オマエの人生、他に何もないのか?と言いたくなる)
 仮に20年とは言わずとも、この10年間全く進歩していないのは確か。
 なんかねー、そのへんをオレは見たいんだけど、全然描かれていないというか、ね。
 オレはそういうのよくわかんねーから、わかってる(と自称している)人たちがちゃんと書いてよ!というかさ。
 まあ、自称「恋愛をわかっている人達」が書いているコト自体が相変わらず上記のような旧態然としたことばっかなんだけどね。
 (もしかすると、そう考えると少し前にやっていた『ラブ・コンプレックス』はこういう旧恋愛価値観へのカウンターだったとも解釈できます。あのドラマではそういう古い恋愛ドラマ要素で描かれていた「キャラクターの感情」や「恋愛設定」を全部イヤミに、破綻させることしかしなかった)

 キャスティング的には、実はそれほどキライではなかったんですが。(押上とかはキライだけどね。典型的な「女にはモテるが、同性からは好かれないヤツ」って感じ)
 ただ、主役から準主役に至るまで、全員が「脇役でこそ栄える役者」だったような気がしてならないです。
 メインじゃないだろ…っていうか。
 主役の江角も『ショムニ』とかで主役をやっていたけど、オレ的には出世作の『輝け!燐太郎』のマミコちゃん役以上の役を見たことがないんだよね。
 米倉涼子もなあ…なんか最近、「連ドラの女王」とか言い出してますけど…。
 この人はモロに「脇役俳優」だと思うんだよなあ。
 『天気予報の恋人』くらいのポジションが一番栄えているような気がする。
 主役クラスに持ってきたときに、とたんに輝きがなくなるというか…。皮肉なことに脇役をやっているときの方が目立つ女優だと思う。

 今どきこんなのやられてもなあ…受けるの?というのが疑問でしたが、最終回が時間拡大枠ではなく、通常の54分枠のままだった…ってのがこのドラマの受け手側の反応の全てを表しているような気がします。


★『学園戦記ムリョウ』

 なんかまだ評価不能ですな。
 個人的には楽しんで見てますが。


★『ジーンシャフト』

 23世紀の地球圏に突然現れた謎の巨大な「リング」と、それを破壊するために作られた巨大ロボット「シャフト」。だけどシャフトは初めての交戦時にシステムがブッ壊れ、OSに大量のバグを抱えたまま出撃…
 見る前はそんなに興味持っていなかったし、期待もしていなかったんですが、意外や意外(?)、結構楽しんで最後まで見ることができました。

 わりとデカイスケール(つか設定)でスタートしてたんで「コレもWOWOWアニメにありがちな尻切れ終わりか?」と不安いっぱいで見ていたんですが、それなりにやるこたぁやってちゃんと終わらせたって感じ。
 内容的にも、キチンとSFっぽくやっていたのは評価。
 各話のサブタイトルもSF小説などからの引用だったりして、まあ、そういう人がターゲットなのだろう…と。
 けど問題は、基本ストーリーがちょっと「今更」な感じがしちゃったところか。
 気に入ったところは多々ありましたが。
 この作品に登場する人間(というか地球人類全て)は、「21世紀に地球を滅ぼしかけた人類」の反省から、完全にDNAがコントロールされて「作られている」ため、男女間の恋愛感情だとか(もちろん性的な行為も)親子関係であるとかそういうものが「存在しない世界」なんです。
 その「作られたときに持たされたスキル」によって生きるため、間違っても再び破滅に向かうようなマネはしない…と。
 人間はDNAが持つ「スキル」を義務として行うことが「存在意味」になっているってのは面白かったです。(作られた段階で「DNAスキルが低いヤツと高いヤツ」という区別が明確にある。その高低によって人生が決まります)
 で、このスキルを遂行するに当たって不必要であれば感情や記憶すら消去することで成り立ち、生命としてのピークである45歳になったらあとは下るだけで役に立たないのでライフサイクルが終了するように作られている。
 まあ、ある意味「最悪な未来」です。
 おそらくオレらがこの世界に放り込まれたら人生つまんなくて大変でしょう。(劇中の1エピソードでも21世紀のシャトルがタイムスリップしてきてしまい、主人公らと接触。その人としての在り方を受け入れることが出来ない…って話がちゃんと入れられていましたが)
 で、こういう設定にしている以上「それは人の在り方として違うんじゃねえか?」って方向に話は進んで行くんですが、それがわりと丁寧に描かれていたように思えますね。
 まあ、丁寧故に、劇的に「違うだろう!」みたいな事を言い出すわけでもないんで、じれったい…というか中盤まで主人公達になかなか感情移入できないんですが。(^^;;)
 好感が持てたのは、この設定にあって、感情部分に一番劇的な変化をもたらしたキャラクターを主人公ではなく「脇役にしてた」ことかな。
 このベアトリーチェという補佐官が、初めて自分の感情に基づいて行動するときに、ブリッジクルーをそれまでのような肩書きではなく名前で呼ぶというシーンはちょっとキました。(オレは)


★『グレート弾劾凰』

 あうあう…何と言えばいいものやら……(-_-;;)
 やりたいことはナントナクわかる最終回だったけど、だからといって「んじゃソレは面白いか?」つったら面白くないでしょ。全然。

 「ハァ…だから何なの?!」
 という印象しかなかったですな。>最終回

 今更『エヴァ』みたいなことやられても…
 見てる方が困っちゃいます。
 つか、昨日今日出てきた新人じゃないんだからさ…。数十年選手なんだから、ちょっと考えろや。>平野
 これじゃあ『トライゼノン』とかの方がはるかにマシだぞ。(マジで。この評価って相当「低い」ってことだよな)


 …と、ここまで書いただけでかなり長くなったんで、残りは次回。
(忙しいとか言ってるクセに、いつこんな長いの書いてるのよ?と思う方もいるでしょうが、仕事のあいまあいまにチマチマ書いてるんですよ。 ^^;;)


【了】

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