01年第2半期のTV表・3
2001/04/27


 てなわけで残りです。


金曜日

★『ウェブダイバー』

 なんとなく見始めた第1回。
 クレジットに現れた「監督 ねぎしひろし」の名前を見たときに「ダメだこりゃ!!」と速攻で思ってTV消そうと思ったんですけど、ガマンして本編を見ていたら…意外にも結構面白かったです。(何様だよ。>オレ ^^;;)
 近未来。世界を繋ぐ電脳ネットワークを管理する「島」があって、そこに住んでいる子供達がある日「電脳内遊園地」で遊んでいたところ何者かの攻撃を受け、全世界で30万人の子供が電脳空間に残されてしまう。(現実にログアウトできなくなっちゃう)
 実はこの攻撃はネット内の暴走したセキュリティプログラム(自我を持っている)からのもので、その中、セキュリティプログラムを「裏切った」プログラムが主人公の少年と戦いを始める…というストーリー。
 プログラムは電脳空間で「ロボット形態」で闘います。(なので「ロボット物」です)

 ……「へー」とか思いながらこういう第1話を見ていたんですけどね、ところがふと思ったのが…「ありゃ?この話、どっかで聞いたな…?いや、聞いたんじゃない…自分で書いたな?」。
 数年前にあるゲーム会社(今はもう潰れてしまった)から、「ネット物のアドベンチャーギャルゲーとしてストーリーのプロット書いてくれ」という仕事が来たときに書いたストーリーの基本設定がコレに似ていたような…。似てないか?…いややっぱ似ている?…う〜ん…(ロボットは出てこなかったけどね)
 少なくとも「近未来。世界を繋ぐ電脳ネットワークを管理する「島」があって、ネットの中からの攻撃を受ける」ってのは同じだな。
 誰でも考えつくような程度のネタって事か?
 ちなみにこのゲームは、プロットを始めに書いただけでオイラは抜けて、その後、某有名人とかが絡んできたり何だったりしてプロットは影もカタチもなくなり製品化されましたが、わたしゃ現在に至るもプレイしたことないです。(面白く無さそうだったから…)


★『天国に一番近い男』

 ちょっとビックリ。
 年末に放送していた前シリーズの完結編で「次回シリーズは学校を舞台にした物」というのはわかっていたんですが…作品の雰囲気そのものをここまで変えちゃうとは…。
 コメディ色が強かった前シリーズですが、今回はそういうカラーがほとんどありません。シリアスです。
 陣内演じる天界からの使者・天童のノリも前シリーズとは全然違います。
 これをヨシとするかどうかで前シリーズのファンでも楽しめるかどうかが変わっちゃいますね。
 オレは今のところ「う〜ん…なんでコメディ色をここまで薄めちゃったんだろう…」と思いつつ見ていますが。

 内容的にも、前シリーズの松岡は、毎回「天からの命題」をクリアするたびに何かを学んでいたのに対して、今回の主人公の松岡は今のところ何も学んでいないようです。
 まだ何とも評価不能ですね。

 個人的には加藤あい演じるクラスでノケモノにされているオタク少女が胸キュン指数高いです。(^^)


土曜日

★『ちゅらさん』

 『イグアナの娘』『ビーチボーイズ』『彼女たちの時代』などの岡田恵和シナリオなので、実に10数年ぶりに朝の連ドラを見始めました。(キチンと最初から最後まで朝の連続テレビ小説を見たのって、『スケバン刑事』直後に斉藤由貴が出た『はね駒(こんま)』が最後だぜ…。だいたい、あんな時間に起きてないし)
 相変わらず会話が岡田脚本らしいテンポのよさで、毎日楽しんで見ています。(もちろん、あんな時間には起きれないのでビデオに録画して見ているわけですが。もしくは土曜に衛星で放送する1週間分まとめたヤツを録画して見てます)

 主演の国仲涼子もカワイイっすな。
 小さめのTシャツ姿は、よく見ると胸が結構大きかったりして。(バカ)

 劇中、主人公一家に莫大な借金だけを残していった「ゴーヤーマン」のグッズ、ホントにNHK関連のグッズを扱っているショップで売っているんだって。(ストラップとか)
 欲しい…。(^^)

 今週の放送分では、弟・恵達がやっとギターを買いましたが、いきなりフェンダーとか買っていて驚きました。(レプリカという設定か?)


日曜日

★『コメットさん』

 オレら世代には懐かしの作品がアニメになってリメイクです。
 オイラは大場久美子版はほとんど見ていなくて、九重佑三子の初代コメットさんの印象の方が強いんですが、たぶんこれは再放送で見ていたのだろうなあ。(いずれにせよ年齢を感じるが)

 このリメイクの噂が聞こえてきたとき、当初「前田亜季ちゃんが主演!!」と聞いて「こいつぁ毎週S−VHSで保存録画だぜ!!」とか思っていたんですが、実体は「アニメ」でした。
 「え〜?!アニメかよ!!」と思ったら、このアニメのコメットさんの声が前田亜季ちゃんだったんですな。
 で、前田亜季ちゃんが声をやっているんで見始めたんですけど、今のところ良心的な作りもあって楽しんで見ています。
 いやいや、ファンの贔屓目で書くんじゃないけど、声だけの出演とはいえ、マジで前田亜季ちゃんが上手いです。
 そのへんの「アイドル声優」なんかよりも遙かに上手いのではないでしょうか。(で、ルックス勝負になったら、アイドル声優ごときのルックスじゃ亜季ちゃんに勝てないしね。勝ちっぱなしだね)


★『機動天使 エンジェリックレイヤー』

 『カードキャプターさくら』の大ヒッツが記憶に新しいCLAMPによるマンガのアニメ化です。
 これまでのCLAMPのアニメ化作品と違って、CLAMPメンバーの1人である大川七瀬が今回はシナリオを担当していません。(これが吉と出るかどう出るか…)
 やってることは15年くらい前の『プラレス3四郎』と全く同じなんだけど、そこにいまやオタク市場で人気急上昇中の「ドールフィギュア的要素」とかね、最新の「ウケ線」を入れてますね。
 ただ、主人公がなんで「エンジェリックレイヤー」という人形のバトルに魅せられたのか?とかが全然わからなくて、なし崩し的に(己の可愛がっている人形を傷つけることに疑問などを持たずに)バトルを続けてしまっていることには(作劇として)大きな疑問を禁じ得ません。
 ちゅーか、不満。
 しかもトントン勝ち進んでっちゃうし。
 こういう部分の「説得力の決定的な欠如」は相変わらず「CLAMPだなあ」という感じ。

 何と言うかなあ…。オイラ、CLAMPのマンガってそれほど好きじゃないし、評価しているわけでもないのだけど、でもその「マーケティング能力」だけは実に高く評価しています。
 もしかすると、バックに電通でも絡んでいるのかなあ…。>CLAMP
 いやホント。わかる人は思い返せばわかると思うけど、CLAMPの作品って決して一般的に大ヒットするワケじゃないんだけど、「狙った層」には確実に毎回「商業的に大きな成功」をしているわけです。
 「ピンポイント的に確実に狙いを当てる」「一歩先の(女の子文化やオタク市場での)流行物の要素を着実に入れる」という、ほとんどスゴ腕スナイパーみたいなモンですけど、こういうことって、よっぽど高い分析力とかがないと出来ないんだよね。
 そのへんの「知った風なことを言っている」だけの人はもちろん、年季の入っているオタクにだってオタク市場の先読みなんて難しい。
 ふつーのTVの世界でも視聴率とかを元に、日々こういうことを考えている人はいるけど、それでも確実に狙いを当てる事なんて確率的には実はかなり低い。
 ヒットメーカーと言われた秋元康や小室哲哉だって、大失敗した企画はいくらでもあるわけですし。(ヒットした物のインパクトでそれらが見えにくくなっているだけで)
 ここ20数年、すっかりマーケティングリサーチという「宗教」に振り回され続けているハリウッドメジャーの映画会社だって、その当たりハズレで言えば、たぶんハズレの方がはるかに多いです。
 多くないとしても「大ヒット」と呼べるレベルにまで当たった物なんかたかが知れている。(この場合の「大ヒット」は興行収入から製作費をさっ引いた金額によります。例えばスピルバーグの『フック』は世界中でヒットしたけど、元々の製作費が莫大な物だったから実質的な儲けは実は大した金額にはなっていない。なのでハリウッド的には「ヒット作だった」評価は受けていません。ハリウッドの映画会社が求めている「大ヒット」ってのは『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』や『ターミネーター(1作目)』のような、元手があまりかからず、かつ「数百倍・数千倍の利益を上げる作品」のことです)
 余談だけど、かつてスピルバーグが『E.T.』の企画を持ち込んだときに、「マーケティングリサーチの結果ではこんな映画は当たらない。市場が求めているのはこういう企画なんだよ、チミィ!!」と『E.T.』を蹴って映画会社がカーペンターの『スターマン』を買ったのは有名な実話。マーケリサーチの出した“数字”では『スターマン』は史上最大のヒット作品となる「はず」だったのだ。この時『E.T.』の企画を買わなかった重役は後にクビになった。それから10数年を経て登場したジョン・マクティアナンの『ラスト・アクション・ヒーロー』もリサーチの出した“数字”では記録的な大ヒット作品になる「はず」だったんだけど…。


 と、話がそれましたけど、まあCLAMPのこういう「着実な狙い方」がオレも含めて「ハナにつく」って人がいるのも事実なんですが、そのヒット率は無視できないでしょう。(『CCさくら』も、連載始まった当初からオレは「アニメ化狙いを確実に意識しているなあ」と思ったし。で、ほんとにアニメ化したけど)
 原作マンガの掲載誌が『少年エース』であることを考えても、このマンガ(アニメ)は明らかに「女の子向け」ではなく「オタク層向け」であって、まあ、面白いかどうかはともかく、しばらく様子見って事で。
 でも、『CCさくら』人気が下降してきた今の時期に、ちょうど「エロ同人誌の台風の目」としては急浮上するんではないかと。(あと、もしかしたら、アニメファン層に「ドール人気」を呼び込むとか)

 個人的に気になったのは、まあ、作中に出てくる人形は今の我々の前にある人形とは別の素材で作られているのだろうけどさ、第1話を見ていて「人形の髪がフツーのハサミで切れるかあッ!!」とか「計画性をもってカッティングしろ!!」とか思いました。(^^;;)
 でも、あんな風に思い通りに動かせるドールフィギュアが出て欲しい物ですな。


まとめ

 ドラマはとにもかくにも、今期は恋愛物ばっかりでオレ的にはどーでもいいちゅーか、見るものが少なくて助かるというか…です。
 月9も実は流し見で見てはいるんだけど、全然面白いと思わないし。
 アニメは本数がとにかく増えましたけど、しょっぱなから「おお?!こ…これは!!」とおもわさせてくれる物は少なく、ほとんどが「様子見」といった感じ。
 この様子見している作品の中から「ああ、見ていて良かったなあ」と思える物が出てくることを願いますが。
 あ、『ガオレンジャー』は見るの止めました。つらくて。(^^;;)
 『仮面ライダーアギト』はかろうじてまだ見ていますが。
 以下ちょっと『アギト』の話。

 「傑作」というより「異色作」という評価の方が適切だと思われる前作『仮面ライダークウガ』の「異色部分」をスタンダードにしようとしている節が見えますけど、その描き方は『クウガ』に比べて確実に劣っていると思われる上に、スポンサーだから仕方ないんだけど「バンダイからの無茶な要求(設定やオモチャ展開が可能な新兵器の導入)」に対して適度に反発心が伺えたストイックさは見る影もなくなっています。
 例えば最近聞いた話ですけど、『クウガ』では、ライダーが乗るバイク・ビートチェイサーが中盤からパワーアップし、遺跡から出てきたパーツがくっついて「ビートゴウラム」ってのになっちゃいました。
 これはモロに「スポンサーの都合」で出てきた設定ですね。
 が、さらにバンダイサイドが決定したビートゴウラムのデザインは、ビートチェイサーがスペインの「ガスガス」というメーカーのトライアルバイクを使っていたのに対し、ビートゴウラム形態ではヤマハのV−MAXになってしまったんですね。(そもそも「ガスガス」のマシンが選定されたのは、本編を見た方ならわかると思いますが、あのメチャクチャ激しい…というよりムチャなバイクアクションに対応するためだったようです)
 トライアルバイクとドラッグマシンですから、大きさも排気量も形状も全然違います。
 いくらスポンサーが「OK」だろうがなんだろうが、それまでかなりポリシー持って『クウガ』を作っていたスタッフ達はこれに対して相当な拒否反応があったそうで、そのせいか、ゴウラム登場時にライダーに変身する五代君にわざわざ「ほら、ゴウラムになるとここ(フレーム)の形も変わっちゃうんですよ」というセリフを言わせています。
 このセリフ、本放送の時にオイラはえらく違和感を感じたんですけど、最近になってその理由がわかりました。
 おそらくスタッフ達からバンダイへの「イヤミ」だったんでしょう。
 なんかね、そういう物をあまり感じないんですよ。>『アギト』
 悪い意味で「ラインに乗った作品になってしまった」なあという印象です。
(ちなみにアギトに出てくるバイクはホンダのスポーツタイプなので、『クウガ』のようなバイクアクションはあまり望めません)

 アンノウン(敵怪人)による「不可能殺人」とか、サスペンス的な見せ方は上手いと思うんですけどね。
 だけど1クール以上経つのに、いまだにアンノウンの目的がわからないんだよね。
 どうやら「超能力」を持つ人間とその家族をターゲットに殺人を繰り返していて、どうやらそこには数年前に起こったという「暁号事件」というのが絡んではいるようなんだけど。
 まあ、ダラダラと見続けてみようかと。そのうちに「おおう?!」と言うほど化けるのかもしれないし。



【了】

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