01年第2半期のTV表・2
2001/04/26


 てなわけで前回の続きです。

木曜日

★『ジーンシャフト』

 作画などは良いんですけど…内容はどうなんでしょう?
 面白いのかなあ…
 まだわからないっすな。
 様子見。
 これもWOWOWアニメなので尻切れになるのではないかと不安。(あまりにも尻切れが多いから、オレは最近WOWOWアニメに警戒心を持ち始めています)


★『R−17』

 少年犯罪に柴田純が挑みます。(ウソ)
 高校の心理カウンセラーとして赴任した中谷美紀が、毎回生徒達の心の問題に迫るという物。
 ネタがネタだし、時期的な物もあるし、暗い雰囲気になってしまうのは仕方がないでしょう。(産経新聞の番組表では「もっと明るくならないか?」とか書かれていましたが。 ^^)

 おそらく野島伸司&伊藤一尋コンビとかがこれをやったら、例によって「ショッキング性だけが売りの見せ物的」な内容薄っぺらい物になると思いますが(決めつけ)、寺田敏夫氏のシナリオ、そして中谷美紀の好演は「わからないならわからないなりに」真っ正面から挑んでいるように思え好感が持てます。
 たぶん、個人的にはものすごく好きなタイプのドラマであるのかもしれません。

 まだ明確な評価はできないんだけど、少年少女の心の闇というネタを扱う以上、どこまで現実的な部分にまで迫ることが出来るのか?が分かれ目ではないかと。
 個人的には『TEAM』にあった「やりきれなさ」のような物があるドラマを期待しているんですが。

 中谷が赴任した高校の教師である桃井かおりも「人間のイヤな部分を直視する存在」としていい味を出しています。
 中谷美紀って事で、あえて『ケイゾク』に例えれば、「真山」のような役どころでしょうか。
(まあ、真山だったら毎回銃を乱射しているような陰湿な事件が続きますけど。 ^^;;)

 本編の出来とは関係ないけど、この『R−17』ってタイトルはカッコイイですね。


★『ムコ殿』

 今期のドラマは、なんかやたらと「ラブ〜」とか何とかそんなんばっかりで、オレ心にヒットする物が少ない(というか「どーでもいい」物が多い)んですが、そんな中で数少ない見ているドラマ作品として、今のところ結構お気に入りです。
 笑わせて、ジーンとさせてくれます。
 主演の長瀬も上手いし。
 唯一不満があるとすると、オレは大嫌いなつんくが出演&主人公である歌手の歌のプロデュースをしていることでしょうか。
(ホントに嫌いなんですよ。つんく。『ずるい女』を聞いたときに「この世にこれよりもクダラナイ歌はあるのだろうか?」と思ったくらい)


★『ノワール』

 先に、少しだけBBSの方に書いちゃいましたけど、なんというか…ある意味注目してもイイのではないか?と思われる「空回り作品」です。

 記憶が無いんだか、よくわからないんだかな日本人娘(女子高生)が、自分のナゾを探るべくパリで殺し屋をするアクションもの。
 娘はナゼか銃の扱いに異常とも思えるほど慣れていて、これがナゼなのかは本人もまだわかってないんだけど、この特殊能力でバシバシ人を撃ち殺していきます。

 …この設定だけでも園田健一のマンガみたいというか、10数年前の同人マンガみたいな作品。もしくは一昔前のあんまり売れなかったビデオアニメみたいです。

 いやまあ、それはいいんだ。たぶん。
 おそらく作り手的にはベッソンの映画とかが好きで、『レオン』や『ニキータ』の路線を主人公を女子高生にして作ろうと思ったとか、そんなこってはないかと思うんですけど。
 うーん…だけど、肝心の舞台となるフランスの描写が、ほとんど『サクラ大戦3』レベルの「画に描いたようなパリジャンライフ」だとか(^^)、フランスで秘密の殺し屋だっつーのに殺しをするときまでセーラー服着てる主人公とか…スゲー目立つだろ、それって。(-_-;;)
 オレ的にはベッソンと言うよりロジャー・コーマンプロダクションの映画みたいないい加減さ(というか「バカバカしさ」「安さ」)を感じてしまいます。
 いや、作り手は「大マジメ」でやっているくさいなあ…とか思うんだけどさ…。

 幸か不幸か、この「バカバカしさ」を今のところ楽しんで見ているんですけどね。(^^;;)
 一歩引いた感じで見てます。(なぜ? ^^;;)

 ただ、仮にこれらを「OK」だとした上でも気になる部分ってのはあって、それはナニか?つーと、たぶん「ウリ」であるガンアクションっす。
 オイラは以前からアニメでガンアクションをホントーにカッチョヨク見せるのって、実は結構難しいのじゃないかと思ってます。
 ビデオアニメってのが出てきた頃に、エモーションレーベルのそれなりの大作として『アーバン・スクウェア 琥珀の追撃』ちゅーガンアクションもののビデオアニメがあったんですけど、これ自体のガンアクションは「普通のハリウッドアクション映画」レベルの物であったと思うんですけど…アニメで見ると、とにかく迫力を感じなかった。
 で、その後も数作いろいろ見たんだけど、ここ10年ちょっとで個人的にガンアクションが「カッチョイイ!」と強く印象に残っているアニメって『GHOST IN THE SHELL』『カウボーイ・ビバップ』『トライガン』の3本くらいかなあ。
 これはもう「見せ方」とかそういう問題なのかもしれないけど、「実写じゃ映像として再現が不可能に近いんだけど、ガンマニアが見たら「うひょ!」と思うような見せ方をしてくれている」画があったか否かってのがデカイのではないかと。
 例えば『GHOST IN THE SHELL』だったら、さりげなことだけど強壮弾をサブマシンガンで撃つところの描写とか、クライマックスの戦車と素子のバトルで、素子が焼けたバレルを交換するところとかがオレはしびれました。
 『トライガン』はねえ、あの最終回のヴァッシュとナイブスのガンバトルはシビレまくりましたし。
 素早い動きでお互いの眉間に突きつけられる銃口。同時に両者共、左手で相手の銃のシリンダーを掴み「発射不可能」の状態に。(リボルバーなので、撃鉄が起きていない状態では、構造上これをやられると撃てない)
 次の瞬間、両者の左手の指が相手の銃のシリンダーロックを外し、ブレイクオープン。弾丸を排莢させる!(ここで両者が使っているのが同型の「中折れ式」の銃であることがうまく活かされています)
 で、宙を舞う弾丸の中から1発づつを瞬時にキャッチ、再び装填!シリンダーを回して銃口を再び相手の眉間へ!
 いやもう、このシーン見たときに「30過ぎてるんだから尿漏れ禁止!」と言い聞かせつつも尿漏れしそうになりましたよ。(^^;;)
 たぶんジョン・ウー映画とか意識していたのかもしれないけど、ハッキリ言って「ジョン・ウーだってこんなシーンはまだ作ってねえよ!!」と思いました。
 こういう「シビレ」が今んとこないですよねえ…。>『ノワール』

 キャラクターデザインはある意味狙い筋というか、エロ同人誌が出てもおかしくない物なので、まあこれが救いでしょうか。(どーゆー救いだ、そりゃ)
 見ていて不満なのは、今のところ彼女らが殺しをする相手が、必ず「悪党」だということ。
 たぶん『仕事人』とかそういう路線狙いなのかもしれないけど、『仕事人』狙いのアニメなんかこれまでにもいくらでもあったんだし(『バブルガムクライシス』とかね)、ここは一発差別化のためにも「善人がターゲットになる話」があっても良いんじゃないかと。


★『グレート弾劾凰』

 深夜3時過ぎからという放送時間の強烈さもスゴイですけど、『ダンガイオー』つったらすでに10数年前のビデオアニメで、どーして今この企画が出てきたのかが不思議です。
 監督も旧ビデオ作品と同じ平野俊弘氏。
 ただ、ビデオ版とはタイトル以外は設定から何から全部別物。(だったらこのタイトルでなくてもいいんじゃなかったかなあ…?)
 一言で言えば「懐かしのスーパーロボット物路線にエヴァ物のテイストを入れてみました」な感じで、志自体はそれほど高い物を感じません。
 個人的にはこういう「スーパーロボット物が好きだった人が、ソレを今リメイク的に繰り返す(ただし見た目はパロディとしての方法論を用いて)ノスタルジーで作られたような作品」ってのは、あまり好きじゃないんですが。(つまり「子供向け」ではなくあくまで大きな人向けの作品として「スパロボ」の記号がなぞられている物)
 いや、その方法論自体が悪いとか、「もー作るな!」とか言う気はないんだけど、この方法で作られた作品には「どーしょーもない作品」がヤケに多いんだよね…。
 前期にTVで放送していた『無敵王トライゼノン』なんかもそうだったけど。(マジでひどかったね、アレは)
 ただ、このやりかたを否定しちゃうと『ガンダム』以降に出てきた「リアルロボット物」なんか、ほぼ全部『ガンダム』のマネって事になっちゃうし、否定はできないししたくないのですけどね。(んじゃ詰まるところ「面白くない作品がたまたま多い」からキライ!ってだけなのか)

 オレの中でこの手の作品で面白かったのって、1発目とも言える『トップをねらえ!』『戦え!イクサー1』以上の物がないんですよ。アレくらいやってくれれば面白いんだけど…。
 …なんだけど、なぜか(?)この『グレート弾劾凰』は、それなりに毎回楽しんでみています。(^^;;)
 描き方が上手いのかな。面白いです。
 キャラクターデザインは『バブルガムクライシス』の山田正樹氏で、これが個人的にヒッツと言えばヒッツなんですが。(『ソウルテイカー』の渡辺氏に並んで、最近のアニメで好きな絵柄っす)
 全話ビデオ録っておけば良かったなあ…

 余談ですが、フジの『学校の怪談』(マニアは『学怪』と呼ぶらしい)が終わった今、TVアニメでは一番のパンチラ指数を誇っている作品ではないかと。(毎回誰かのパンチラがあります)


 あー、この後も書いたんだけど、ものすごく長くなったんでまた次回!
 (しまった、今回、木曜日分しか書いてないじゃん)

【了】

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