今期のTVはどーだった?・1
2001/04/12


 なんか、異常に多かった「オレ今期のTV番組視聴リスト」ですが、最終的に見続けた主な番組は以下でした。(他にも多少はありますが)

★『HERO』
★『地球少女アルジュナ』
★『地球防衛家族』
★『女子アナ』
★『2001年の男運』
★『ロケットボーイ』
★『カバチタレ!』

 例によって今回はこういったことを諸々書いていきます。


★『HERO』

 面白かったと思います。
 見ていて爽快だったし、キャスティングも好きだったし。
 全話が視聴率30%以上を獲ったとか、そういう意味でも話題になりましたな。
 ただ…確かに面白かったし、視聴率をある程度獲るのはわかるんだけど、「毎回30%以上も獲るほどの物か?」と考えたら、「そこまで優れたドラマではないだろう」という印象は拭い切れません。
(まあ、オレがそう思おうが何だろうが、現実としてそれだけの数字は獲っているんだけど)
 その数字を支えた一端が主演の木村拓也であることはどんなバカでもわかることなんだけど、でも、キムタクだけでそこまでいくのかね?
 キムタクの過去のドラマを考えても『ビューティフル・ライフ』も『ギフト』も、確かに数字は良かったし、最終回で爆発的な数字を記録してきたりしたことはあるんだけど、全話30%以上獲るなんてことはなかった。
 あくまでオレ推測なんだけど、30%の内の20%くらいは、確かにキムタクだと思うんですよ。
 んじゃ残りの10数%は何なんだろう?
 放送中からずーっとこれを考えているんですが、実はいまだにオレの中で納得のいく答えは見えていません。
 シナリオは悪くなったけど、でもこの作品、複数の人が書いていたんで、必ずしも作家の功績ってワケでもない。(ただ、多くのエピソードを担当していた福田靖氏の回は他の人の回よりも1ヒネリ・2ヒネリあったりして面白かったです)
 結局、内容的な物(ヒーローとしての検察の存在)が、昨今の警察汚職なども当たり前のようになってしまった風潮に対して、視聴者側の望む物を見せてくれたのかも知れないとか、放送時間帯がヨカッタとか、そういういくつもの要素が実に上手く噛み合わさった結果の数字なんじゃないかと思うんですが、でもそれだけでは割り切れない感じがしているのもまた事実。
 まあ、面白いことは面白かったんだけどね。


★『女子アナ。』

 見る前はそんなに興味持っていなかったし、期待もしていなかったんですが、意外や意外(?)、結構楽しんで最後まで見ていました。
 テンポも良かったし、良心的な作りをしていたと思います。
 実際の女子アナの仕事の仕方とか局内のシステムとかそういうのとはだいぶかけ離れていると思うけど、まあ、そのへんはフィクションってことで。(^^)
(だからって、ああもしょっちゅう担当番組がポンポン変えられてしまうのでは、見ている視聴者が付いてこないと思うが…)
 残念だったのは、大友康平演じる番組プロデューサーの描き方が、最後にイキナリいい人になってしまい、まあ「そうなる」ことは最初から予想していたことなんだけど、だったら途中途中でもうちょっと彼のエピソードや伏線みたいのを丁寧に張っておいて欲しかったことです。
 なんで彼はそこまで数字(視聴率)に固執するのか?昔と変わってしまった彼の「理由」は何なのか?それがものすごく見えづらかったというか、最終回でイキナリわーっと少し出てくるんだけど、あれをもうちょっとチョロチョロと入れていって欲しかったな、と。
 あと、最終回のラスト…。
 ものすごく極私的な感想でナンなんですが、大友が局を辞めて自分のプロダクション(報道番組専門らしい)を作り、再びパシフィックテレビの報道局にやってくるわけですが、この「局プロデューサーよりも力(人望とか社内政治力とか)を持っている外部の人間の誕生ってのは、個人的には「う〜ん…」でした。
 どういう意味での「う〜ん…」なのかはいろいろ問題ありそうなのであえて書きませんが。(^^;;)
 まあ、あれによって「船頭が2人になってしまった」あの番組の行く末が気になるところです。


★『2001年の男運』

 上記の『女子アナ。』から続き時間帯で放送していたので、TV付けっぱなしにしていたりして何だかんだでダラダラと見てしまっていたんだけど……
 いやいや…ヒドイと思いました。それもハンパでなく。
 出来のレベルで語れば、途中で見るのをやめてしまったその他のドラマよりも遙かに悪かったです。
 それでも最後まで見てしまったのは前述のように「『女子アナ。』からの続き放送だったので、TV付けっぱなしにしていた」以外にはありません。意図的に見ることがあったか?と問われたらそれは全くなかったです。
 ヒドイって言うか、怖かったです。見てて。
 とにもかくにもヌルい考え方(生き方も恋愛観も)が骨の髄まで塗り固まっている登場人物達。
 しかも、彼・彼女たちの会話の95%以上が「誰々が好き」だの「誰と誰がくっついた」だの「惚れた」だの「好き」だの「別れた」「ふられた」「できちゃったかも」「男ってのは…」「女ってのは…」「彼が…」「彼女が…」…………
 こんなんばっかし!!!!
 エロゲーで「CGの95%がエロ画像です!」ってのはウレシイですが、ドラマでこれは勘弁してくれと思いました。
 オマエらそれ以外に考えること無いのか?!
 幸せなヤツらだなあ…
 またもや菅野美穂は『愛をください』同様「私は不幸だ〜!彼が欲しい〜!」とか言っている。(で、これまたまたもやですが、寝てくれるような男はいたりします)
 いやもう、ソレしか考えることが無く、それしか話題が会話に出てくることがない登場人物達を見ていたら、腹が立つよりも本気で怖くなってきましたよ。わたしゃ。
 「こいつらは色情狂か極度の欲求不満かバカかクルクルパーだ!!」とか思ってしまって。(^^;;)
 たぶんコイツらよりも「あ、ドリキャスの『こみパ』限定版、早く予約しなっくちゃ!!」とか考えている人の方が、まだ有意義な思考をしていると思います。オレは。
 いやー、ホントにひどいドラマだと思いました。
 「2ちゃん」的な言い方すれば「逝ってヨシ!!」って感じかなあ。
 まかり間違ってもビデオ化はもちろんですが、再放送すらして欲しくないです。資源の無駄だから。


★『ロケットボーイ』

 面白かったです。うん。
 主人公達とオレが同世代だってこともあるのかもしれないけど、(職業的な違いはある物の)わからなくはない部分が多々感じられましたし。
 なので、織田裕二の病気による休養で全7話に短縮になってしまったのは返す返すも残念でした。
 かなり楽しんで見ていたので、全11話で見たかったな、というのが一番大きな印象でしょうか。
 宮藤官九郎(くどう・かんくろう)によるシナリオは、相変わらずテンポもセリフも面白かったし、出演者陣もユースケが「いつものまま」なのはともかくとして(^^)、見る前は不安要素であった市川染五郎も良かったと思いますし。
 基本的に「いい人」ばかりしか出てこないのはどうなんだろう?って部分で、意見が分かれるところだとは思うんですが、まあ、たまにはこういうのもいいんじゃないかとオレは思いました。その「いい人」たちのキャラクターの描き方も好きだったし。(渡辺いっけいとか)


★『カバチタレ!』

 全体通してかなり面白かったですが、最終回にもうちょっと工夫というかヒネリというか、大きなカタルシスが欲しかったです。
 ブワーッと一気にしゃべりまくる深津絵理は、今までに演じてきた役とは違って見ていて楽しかったんですが、海外ドラマの『アリー・My・ラブ』の影響かなー?という感は拭いきれなかったのもまた事実。
 しかし、随所に入る主人公の妄想がどんどんレズの匂いが強くなっていくのは何だったのか?(^^;;)
 深津が「自分は常盤演じる女の子とどういう関係でありたいのだろう?」とか考えるんだけど、行き着いた妄想が「彼女がエプロンをしていて家で待っていてくれて、自分は仕事からその家に帰る、一般的な妻と夫の関係」なんですな。(この妄想劇の中の深津はちゃんと口髭まで付けていたり)
 なんか、パート2はわからないけど、特番形式では続きやりそうですね。


★『お前の諭吉が泣いている』

 放送時間帯が変な時間なのでついつい見逃してしまうことが多かったのが残念でした。(この放送時間どうにかしてくれ。>テレ朝)
 再放送があったときにはまとめて見てみたいと思います。
 一言で言えば『王様のレストラン』の学校版だったんだけど、結構面白かったです。
 主人公の「全てを金に換算した考え方をする経理の男」を東山がいい感じで演じていたと思います。
 一見むちゃくちゃドライに感じられる考え方を、「1万円があれば奇蹟を起こすことができる」とただドライなだけにしていないのが上手いなあと思いました。

 さて、なんかこの後がえらく長くなってしまったので、今回はここまで。(^^;;)

【了】

もどる