2000年代4半期のTV表
2000/10/28 (29日に修正)


 あー、更新するのすごく久々…。
 3週間ぶり?
 こまめに訪れてきてくれていた皆さん、申し訳ありませんでした。
 ちょっと仕事の方が珍しく立て続けに〆切あったもので…。

 さてさて、そうこうしている間に、TV業界は20世紀最後のシーズンを迎えてしまいました。

 例によって、コレはビデオ録ってまでチェック入れている物に限っているので、流しで見ているバラエティとかニュースとかは外してあります。

曜日 放送時間 ch 番組名 ジャンル
火曜日 18:00−18:30 BS11 『だぁ!だぁ!だぁ!』 アニメ
21:00−21:54 フジ 『編集王』 ドラマ
水曜日 18:00−18:30 BS11 『ベルサイユのばら』 アニメ
21:54−22:48 テレ朝 『はみだし刑事情熱系 V』 ドラマ
22:00−22:54 NTV 『ストレートニュース』 ドラマ
フジ 『新スタートレック』 海外ドラマ
木曜日 22:00−22:54 フジ 『ラブコンプレックス』 ドラマ
金曜日 19:30−20:00 BS5 『まりんとメラン』 アニメ
日曜日 07:30−08:00 テレ朝 『タイムレンジャー』 特撮
08:00−08:30 テレ朝 『仮面ライダークウガ』 特撮
08:30−09:00 テレ朝 『おジャ魔女どれみ#』 アニメ
       (放送曜日・時間 及び放送局は東京エリアの物です)

 あー、減った。それもものすごく。
 新規は『編集王』『はみだし刑事情熱系 V』『ストレートニュース』『ラブコンプレックス』だけ…。
 アニメに至っては、新番組は雑誌の記事を読んだ時点で見る気が起きなかった物か、実際に見てみたけど早くも見捨てた物ばかりなので新規が1本も無し!!
 中でもTBSで始まった『トライゼノン』の「狙うだけ狙いまくっているけど、サッパリ面白くないあたり」は、さすがに『スレイヤーズ』『ロストユニバース』の監督であるなあと感じさせてくれます。(あんなのでも、今の中高生アニメファンには受けそうだなあ…)

 今回は楽だ。1回で書き切れるぞ。(^^)


火曜日

★『編集王』
 脚本:秦健日子
 出演:原田泰造、中山秀征、京野ことみ、真中瞳、八嶋智人、大竹しのぶ、蟹江敬三
 プロデューサー:森谷雄

 コレに関してはプロデューサーがA級戦犯だと思うので、あえてP名も書いておきます。

 以前スピリッツに連載されていた土田世紀の同名マンガのドラマ化。

 一言で書けば「予想以下」の出来でした。
 番宣を見た時点で全く期待していなかったんですが、あそこまでヒドイとは思わなかった…。
 表面だけなぞって、「マンガチックってのはこういう物」的な感覚がプンプン。いや、「マンガチック」「コミック感覚」ってのを完全に勘違いしている。
 オレの「もっとも嫌いなタイプのマンガ原作物の映像化」ですね。

 とにかく見ていて感じるのは、作り手(プロデューサーも作家も演出も)が、原作を含めた「マンガ」というものに全く思い入れ・愛情を持っていないってコト。
 全く感じません。サッパリ。微塵も。
 少なくとも第1話から3話までに登場する漫画家達を見て、オレはそういうものを感じませんでした。
 第1話の小泊先生にしたって、「自分が描きたい物が描けない状況」や「自分が描かなくてもいい企画物への不満」などなどを差し置いて、彼が好きな女性への想いがウマクいかずにマンガが描けないと言う「寝言は寝て言え」っていうか、「情熱持ってる奴がそんなヨソ見してるんですか。ヘェ」的な物でした。
 「本当に自分が貫きたいことがあるなら、他のことを犠牲にしなくちゃならない時がある」というのを全くわかっていないバカ脚本。
 第3話に出てきた「晴海先生編」は、オレ的には原作でもっとも好きなエピソードで、読んだときには滝涙だったんですが、ドラマの方はなあ…。あれで泣くわけないじゃん。
 それこそ原作だと晴海先生は上記のような「捨てることの覚悟」を背負ってマンガ描いているわけですな。
 家族も人並みの幸せも捨てている。
 捨てた部分は全部マンガにつぎ込む情熱にしている。
 それは多くの人にとって明らかに「間違っていること」「認められないこと」なんだけど、それを覚悟した上で行っているから、彼の「ヌルさへの否定」は意味があったわけです。
 第1話を見た段階で「ああ、コレを作っているヤツらに晴海先生の考え方は絶対に理解できないよね」と思ったんですが、案の定、理解不能だったのか、晴海先生は「独身の、ただワガママな漫画家」になっちゃってました。
 最悪です。

 なんかねえ「考え無しな、原作をデチューンするひねりやアイデアはてんこ盛り」なんですが、「ちったぁ考えろや」と思う部分のひねりやアイデアがまるで入っていないんですね。この作品。
 劇中マンガの『ブルセラムーン』の描写にしたって、あれはあの原作が描かれた当時の『セーラームーン』人気があればこその設定であって、「今やるなら他になんか考えろや」とか思ってみたり。
 んでオタク的にツッコンだこと言えば、あの劇中絵柄の『ブルセラムーン』でね、そんな大ヒットなんかしないですよ。(笑)
 見てて「ああ、なるほどネ。読んでみたいなあ」と全く思わない。(原作ではマンガの画は一切出てこない)

 ちょっと話がそれますが、そういう意味でメチャクチャ上手かったのが、夏に公開された日本映画『ブリスター!』。
 これの劇中に架空のアメコミとして『ヘルバンカー』という作品が出て来るんですが、こいつはもう絵柄から設定から基本ストーリーから「ああ、ホントーにアメコミにありそう!!」感で一杯でした。(でも、スタッフの創作です。スタッフがそういうの大好きなんだろうなあと、画面からも感じました)

 他にもねえ…第1話を見てて驚いたけど、小泊に担当編集者が「あなたは『ブルセラムーン』の担当だと胸を張って言えるか?」と問われる場面があるんですが、問われた編集者が「こんなのの担当だなんて恥ずかしくて人前で言えない」って答えるんですな。
 いくら無能でバカでも、担当作家(それもヒット作品を生み出している)の前で、こんなことを言う編集がいるわけないじゃん。
 素人目にも「絶対にあり得ないセリフ」がバンバン出て来るんだな。
 しかも全部「薄っぺら」。
 「マンガがわからないならTV業界に置き換えて考えてみろや」って思うんだけどさ、そういうことを全く考えてないんだよね。
 だってさあ、野島伸司の前で「あんたの書いたドラマのプロデューサーやってるだなんて、恥ずかしくて人に言えないよ」なんていうヤツが、この業界にいるわけないじゃん。
 陰口でならいるかも知れないよ?でも面と向かって本人の前で言うヤツがいるわけがない。
 しかも、「あんたのホン、最近ヒドイよ」とかそういう「意見」とも違うでしょ。それは。
 そういうのだったら親しい仲間だったら言うヤツがいるかも知れないけどさ、「あんたの書いたドラマのプロデューサーやってるだなんて、恥ずかしくて人に言えないよ」ってのは違うじゃない。「意見」にも「否定」にもなってない。

 シナリオを書いている秦健日子さんというのが、どういうところから出てきたいくつくらいの方なのかは知らないけどさ、悪いけど、素人の書いたシナリオだよ、これ。
 あまりにも考えナシだ。
 いや、正確にはこの人が望んでこんな風にしちゃってるんじゃなくて、プロデューサーがそういうモノにしちゃってる可能性もデカイから、この人だけが悪いんじゃないと思うけどさ。

 その他部分でも、「有害マンガ反対!」と出てくる変なオバサン達とのやりとりの描写が、そもそも原作で何でこのネタが入っているかって言うと、あれが描かれた当時(90年代初期から中期)ってのは「有害図書問題」ってのがかなりヒートアップしていた時期だったんだよね。
 成り行きだったんだけど、オレも「規制反対派」の集会とかに何度か顔出したりしてました。
 でもドラマでは「有害図書問題」がなんなのか全然考えずに描いている。
 作っているヤツら、ジャンプに載っていた桂正和の『電映少女』が袋だたたきにあったことなんかも知らないんだろうなあ…。

 「マンガをドラマに置き換えて考えて見りゃ、土田世紀の原作にあったモノが感じ取れるでしょ?」とか思うんだけど、それすら出来ないってのは、作っているヤツらがよっぽどのバカか、ドラマ作りに対しても大して愛情を持っていないってことでしょう。
 ホント、「最悪」っていう評価以外何も思い浮かばないんだな。
 「コレに関わっている奴、全員、二度とドラマ作るな!!」とすら思う。

 そもそも『いいひと。』『100億の男』、そしてこの『編集王』と、スピリッツ作品原作によるドラマ化(全部フジ系列だ)って、全て失敗してる。失敗なんて物じゃない。「フザケルナ!!」って言いたくなるほどヒドイ作品になってしまっている。
 『100億の男』は、原作は大嫌いだったし、面白いとも何とも思わなかった(つーより「つまらん!!」と思っていた)けど、それでもあのドラマの出来には、原作の国友やすゆきに同情を禁じ得なかった…。
 一体、あの原作のどこをドウしたら、ああいうモノに変わってしまうのか?が凡人のオレにはサッパリ理解不能でした。例えるなら「ミカンが材料なのに、肉ジャガを作られた」というような驚きでしたわ。
 『いいひと。』は論外。原作の高橋しんが怒り、数話目でクレジットから「原作」の文字が消え「協力」だか「原案」になっちゃったり。
 しかも、なんかのインタビューを読んでいたら、あのドラマを見て高橋は「自分の作った作品を守るため、そしてそれを支えてくれたファンのためにも、連載を終わらせる」ことを真剣に考えたようです。

 すごいよね。
 このドラマのプロデューサー氏は、自分でどういう自己評価をしているのか知らないけど、少なくともマンガ原作のドラマ化には全く向いていない。つーか、2度と作るな。ホント。マジで。
 視聴者と、その作品の原作者、その原作のファンのためにも。


★お詫びと訂正
 10月28日更新時に、このドラマのP森谷雄氏が「『いいひと。』のプロデューサーでもあった」と書いてしまいましたが、間違いでした。
 まことに申し訳有りませんでした。



水曜日

★『ストレートニュース』
 脚本:伴一彦
 出演:三上博史、原田知世、大塚寧々、米倉涼子、黒谷友香、田口浩正、竹中直人など

 視聴率が低迷しているニュース番組を舞台にしたドラマ。
 いちおーオイラも局の報道にいたことがあるので、第1話を見た感じでは「う〜ん……」だったんですが…。
 特に、報道フロアのセットや、劇中ニュース番組の「作り」とか。
 報道フロアのセットは良くできているのに報道フロアに人が全然いないとか、気になるところも多数。
 いくら深夜とはいえ、夜になるとあれしか人がいないの?アレじゃ○○の報道局だよ…(爆)
 番組終わりの反省会に6人くらいしかいないんだものなあ…。
 番組スタッフがあれしかいないの?少ねー…。ADなんか学生バイト入れて2人しかいないし…。(んで社員ADはやけに偉そうだし)
 見ていると、D2人くらい、AD2人、編集1人くらいで番組作っているように見える。
 タイトルでもある『ストレートニュース』ってのは、劇中舞台となるニュース番組のタイトルでもあるんですが、このニュース番組、映像にナレーションが付いてないのね。キャスターの生読み。
 うーん…23時スタートの番組って設定になってるけど、あの時間帯でナレーション入れてないのってNHKくらいじゃないか?
 どれくらいの時間枠の番組って設定なのかがよくわからないんだけど、見ていると「これが10分以上の番組だったら変だよなあ」とか思います。
 あと、「こんなん流せないんじゃないのか?」ってものを平気で放送していたり、「こんな言葉遣い、ニュースじゃしない!」とかいう部分も。(^^)
 ニュース部分の原稿はシナリオライターが書かずに、「どういう事件か?」だけを書いて報道の手空きのヤツに書いてもらえばいいのに。(数話前の『仮面ライダークウガ』で劇中に「やじうまワイド」が映るシーンがあったんですが、これではどうやらそうしていたようで、いかにも「やじうま」らしい言い回しや見せ方になっていました。あと、こういうのが上手かったのは『平成ガメラ』ね)
 他にも、某BBSで報道編集マンの人が言ってたけど、田口演じる編集が使っている編集デッキは、古い上に使い物にならないことで有名なビクターのデッキだそうです。(^^)

 しかしこの番組…オレもいた某ニュース番組にいた人々の間ではチョット(別の意味で)話題になってます。
 23時台スタートのニュース番組で、視聴率がヒト桁。報道局上層部がなんとかテコ入れを計ろうと躍起になっていて、番組トップの首がすげ変わりっぱなし。キャスターまでいきなり変わっちゃったりして。しかも、報道局の一部勢力の中には、この番組の放送枠をバラエティに売ろうとか考えている奴までいる…。
 「おいおい!コレって、オレらがいた番組と同じじゃん!!」(爆)
 ちなみに、舞台になってるTV局の名前は「テレビ・ジャパン」です。(-_-;;)


 それはともかく(ともかくかい!)、そういうおそらくオレも自分が報道にいなかったのなら気にもならないであろう部分を除いて、純粋にドラマ部分としての感想を述べるなら、実は面白いのかも知れない、このドラマ。
 正直、第2話までは「むー…」って感じだったんだけど、今週放送された第3話はオレの中での評価はかなり高いです。感動しましたね。伴一彦氏によるシナリオを、素直に凄いなあと感じました。
 「疑惑の人物」として過熱する報道され、生活がメチャクチャになってしまう男。さらに、逮捕されるんだけど「証拠不十分で釈放」。その後、生活がメチャクチャになってしまった男は、幼い娘を残して自殺をしてしまう…。というもので、かなり興味深く見ました。
 「疑惑の人物を過熱報道する側の理屈」としては、「番組中では“犯人”とは言い切っていない」というもの。
 どう見ても「明らかに真っ黒な人」「視聴者に対し誤解を招くような伝え方」をしておきながらも、だけど「番組中では犯人だという言い方はしていないでしょ。あくまでも社会が注目している話題だからそれを取り上げたまで」というのは、林真須美が「逮捕される前」の報道を思い出して貰えばわかりやすいと思います。あれらを見て「中立的な伝え方」と受け取った人っているのか?どう見たって「この人アヤシイです」でしょう?
 だけど「番組中では犯人だという言い方はしていない」わけです。
 ほとんど「言葉遊び」みたいな言い訳・逃げ口上・自己弁護ですが、自戒も込めて書きますが、実際にもこういう理屈はまかり通っています。それも決して珍しい例としてではなく。
 この第3話を見ていて興味深かったのは、劇中で浅野ゆう子が演じている社会部デスクが「裁判での判決が出るまでは、報道も推定無罪で取材・報道を行うべきではないのか?」という意見を言うシーンでした。正しい意味での「報道の自由」とか「中立的な報道」という言葉から考えたら、この解釈はある意味正論だと思えます。
 だけど、正論が正論として通用しない世界だから難しいんだな、コレが。
 「報道の常識は、外の非常識」なんて言葉もあるくらいだし。
 ある意味、政治家お得意の「永田町の論理」ってヤツと似たようなモンです。

 ラストの、死んでしまった男の最後のビデオレターを番組中で流すというシーンは、結構いいなあと思わされました。涙を流しながらその放送を見ている番組プロデューサーの三上とか、ジーンとさせられましたね。

 ご都合主義的にあまりにも三上の作戦が次から次にウマクいってしまうとか、気になるところもあるんですが、テンポ、ドラマとしてのカタルシス、見た後の印象など、ベテラン・伴氏がシナリオを担当していることもあり、見ている側を飽きさせないっす。


木曜日

★『ラブコンプレックス』
 脚本:君塚良一
 出演:唐沢寿明、反町隆史、木村佳乃、りょう、小雪、西田尚美、高橋ひとみ、段田安則

 人によって露骨に好き嫌いが別れそうなドラマです。それもストーリー的なコトじゃなく「作り」が。
 唐沢と反町という2人を主役に据え、大手企業の有能なヤンエグ(爆)が社内の横領事件の真犯人を捜すべく「男嫌いの女ばかり」の秘書室に配属される…という内容ですが、これだけを読んで思ったイメージと、実際に見て受ける印象はだいぶ異なりますね。
 説明するのが難しいんですが、この「見せ方」って果てしなく「深夜ドラマ」とかさ、そういう時間帯で一部の洋画好きの若手がやるような見せ方だよね。
 場面展開のところに字幕を持ってくるってのは、映画をよく見ている人なら決して珍しいわけではないんだけど、この時間帯のTVドラマでやるのは冒険だよなあ。
 こういった「作り」だけでも、いきなり“スタンダードなパターン破り”なんだけど、キャラクターの見せ方がコレまた…。
 主役2人は、一見、セリフも行動もよくある「出来る男」風に自信たっぷりに動いていきますが、実際はかなりダメダメで、彼らの自力では何もできていません。
 特に唐沢のやっている役は強烈ですな。デタラメ、いい加減、嘘つき、女好き、皮肉屋、突然の非常識な言動…これをあそこまで軽妙に演じられるのは確かに彼しかいないような気がする。(^^)
 横領の目星を付けた女性を見つけると「とりあえず食っちゃえ!自分の虜にして情報を引き出すんだ!」とか言ってますが、見ていればわかるとおり、1度も成功していません。
 女性キャラの方も、全く感情も私生活も見せない秘書室のリーダーとか、男に金をだまし取られ変な宗教に入っている女とか、同僚女性と出来ているレズとか、いわゆる普通のドラマで出てくるような「まともなキャラクター」が一人もいませんな。
 また、彼女たちの「美人で有能で、どんなトラブルも一致団結で解決していく」という設定“だけ”を見ると『ショムニ』などと同じなんですが、実際に見るとだいぶ違います。『ショムニ』の主人公達が、最終的には友情や仲間意識からトラブルに立ち向かっていたのに対して、こちらはあくまで業務的。
 そもそも、第3話まで見た感じでは、タイトルにある「ラブ」が全然出てきません。出てこないどころか「ラブ」はかなりほど遠そうな感じです。
 なんかね、前述のように、キャストと基本ストーリー、そしてタイトルで思い描いたのと同じようなドラマってのはこれまでにいくらでもあったわけです。ゲップが出るほど。
 対してこの作品は、その「ゲップが出てるほどあった設定」を、全部ひっくり返しちゃってますね。それも明らかに確信犯として。

 まあ、問題はここまで“スタンダードなパターン破り”をしちゃって、視聴者に受け入れられるの?っていう部分です。正直、ウケるかどうかワカランすな。キャストと「ラブ」ってタイトルだけからなら「ウケるでしょ」って断言できるんだけど、書いたように実際に見てみるとだいぶ印象違うからねえ…。

 シナリオは『踊る大捜査線』の君塚良一氏。  しっかしこの人、ホントーに『踊る〜』で化けましたねえ…。いや、化けたって言うより、あれ以降「調子の波に乗っている」って感じなんでしょうか。
 『踊る』以前の作品って、すでに思い出すこともできないようなモノばかりだったんだけど、あれ以降の『世界で一番パパが好き』『GOOD NEWS』『TEAM』などなどの作品はどれもこれも「大ヒットな傑作」ではありませんが、かなり良質で、個人的には好きなものばかりです。
 しかも毎回毎回、全然違うカラーの作品ばかりな上に、『GOOD NEWS』では「良くも悪くも『東芝日曜劇場』という枠の雰囲気に合わせたドラマを見せる」など、フレキシビリティの高さにも驚かされました。
 オレ的には君塚脚本ってだけで、見る価値がある作品です。(^^)


オマケ・土曜日

★『無敵王トライゼノン』

 アニメです。
 『スレイヤーズ』『ロストユニバース』と同じ渡部高志監督作品。
 ある意味、スゴイ。
 やってること、前作と全く同じ。何の進歩もひねりも無し。ロボットが出てくるようになっただけ。
 しかも「面白くなさ」も全く変わっていないので、なんだか落語の「大家の下手くそな義太夫を聞かされている人」とか「ジャイアンリサイタルを聞かされているのび太たち」みたいな気分になってきます。


★総評

 見てるモン少ないわりには書くこといっぱいあったなあ…。(^^;;)
 新規アニメはほぼ全滅。「不作」と言われていた前シーズンをさらに下回る「凶作」ぶりです。
 雑誌記事読んだだけで「見なくていーや」って思わされてしまうようなのしかないってのは問題だろう。
 ドラマもなあ…。なんかほとんどが「20世紀最後のラブストーリー」をキャッチコピーにした同じような恋愛モノばかりで、「どーでもいーや」って気になります。
 実際には上記リスト以外にも、仕事場で流し見的に毎週見ているこういった恋愛ドラマが何本かありますが、ホント、「ドウでもいい」的なのが多いです。
 前も書いたかも知れないけど、恋愛ドラマって基本的に嫌いなんですよ。
 いや、「ラブ」だからイヤだとかそういうコトじゃなく。(^^;;)
 だって、恋愛ドラマって、最後が「くっつくか、くっつかないか?」の1/2の確率のオチしかないじゃない。ヒネくれた考え方だけどさ。
 最大の売りである「恋愛部分」のオチが、この1/2の確率でどちらかになる。別の言い方をすれば「1/2の確率でオチが読める」ワケです。
 対して、恋愛ドラマじゃないドラマって、オチが全然読めないから面白いよね。
 まあ、そのオチが脱力度MAXだった『眠れる森』とか『氷の世界』とか言ったドラマもあったけどさ。(爆)
 あ、余談ですが、先日本屋に行ったら「『眠れる森』『氷の世界』などはこうして生まれた!野沢尚のミステリーの世界」とかいう研究本が出ていました。
 知りたいか?あんなのがどうして書けたかなんて?(いや、逆の意味では知りたいか。 ^^)
 分析するような内容のモンかい。
 どうせなら『柏原寛司のアクション作劇術』とかを併売して欲しいぞ。

 まあ今期は見る物が少ないんで、そのぶん他のことに時間使えるのが救いっすな。
 久々に模型作ったり。


 【了】

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