2000年 第3半期のTV表 2
2000/07/29


 てなコトで、続きです。

土曜日

★『フードファイト』
 企画:野島伸司
 脚本:山崎淳也
 出演:草なぎ剛・深田恭子・佐野史郎・宮沢りえ・八千草薫・筧利夫

 まあ…何というかねえ…。
 なんでこんな企画がOKなのか?とか考えると大人の世界のことになりそうなんで考えないことにしますが(^^;;)、まあ一言で書けば「大食い対決を舞台にした『タイガーマスク』」。
 真剣に見るとバカ見そうですが、流しで見ている分には、まあ…。
 でも見ている間「なんでオレは『FF』を休んでまでコレを見てるんだろう?」って疑問が沸いちゃいますけど。
 で、見ていたらふと、野島伸司って実は「古いアニメとか漫画が好きなんじゃないか?」って気がしました。
 この作品は『タイガーマスク』だし、『一つ屋根の下』は…『てんとう虫のうた』だと思うんだけどなあ、オレ。
 でも、出演者は大変だよなあ。撮影で一杯食べなくちゃならないし。
 食が細く、そもそもそんなに「食べたい」という欲自体が少ないオレは、見ているだけでウップ!ってなります。


★『未来戦隊タイムレンジャー』
 これは少し前の「32歳児」で書いたんで割愛します。


★『催眠』
 脚本:田子明弘
 出演:稲垣吾郎・瀬戸朝香・羽田美智子・藤竜也・矢田亜希子

 あの東芝日曜劇場で「サイコホラー」(なの?)。ずいぶんとまあ思い切った冒険に出ましたね。
 視聴者が日曜の夜にこういう作品を見たいのかどうか?が前例がないんで成功するかどうかは未知数です。
 タイトルとキャスティングでおわかりの方もいると思いますが、昨年映画化・公開された同じ松岡圭祐による原作小説の続編です。
 それも、映画版の後日談…というか映画版があったコトが大前提になってキャラクターが描かれているんで、映画も小説も知らない人にはちょっと不親切な導入かも知れません。(まあどうやら、事件そのものは続いている物ではないようだから、それさえ気にしなければ大丈夫か、と)
 ちなみに映画で作られた続編(なのか?原作読んでないから知らないけど)『千里眼』は、あまりの不入りでちょっと大変だったようです。
 んで!その『千里眼』と同日公開だった同じくサイコホラー映画『クロスファイア』で主演していた矢田亜希子がこのドラマに出ています。
 そう!矢田亜希子!「また」矢田亜希子ッスよ!!
 なんだろーなー!
 TVの『リング』『らせん』、映画の『クロスファイア』。んで『催眠』。
 ホラー女優でも目指してるんでしょうか?カワイイからいいけどさ。
 余談だけど、矢田亜希子はTVの『らせん』で転生後の山村貞子を演じてましたが、映画『らせん』では同じく転生後の貞子を中谷美紀が。『リング0』では生前の貞子を仲間由紀恵がそれぞれ演じてました。
 こう考えると、貞子ってやっぱ美人だよね。(^^)


 んで、最後はコレ。
★『愛をください』
 脚本:辻仁成
 出演:菅野美穂・江口洋介・伊藤英明・原沙知絵・筧利夫・杉本哲太・陣内孝則

 なんだろーなー!!!
 いやもう、久々にドラマ見て毎週毎週プンスカ怒ってるんだけどさ。
 「なら見るなよ」って意見もあると思うけど、なんつーかなー…
 まあ、とにもかくにも腹が立ってるんですよ。見てて。いや、「腹が立っている」んじゃないな。「許せない」ってレベルに近い。

 菅野美穂が演じている主人公は「寂しさや孤独感を紛らわすためにしょっちゅう抱いてくれたり、妻がいるのに言い寄ってきたあげくにストーキングしてきたり、一緒に路上でフォークソングを歌ってくれるような男達は掃いて捨てるほどいるんだけど…

「私は孤独だ〜。誰かナントカして〜。私を愛してー!誰もナントカしてくれないなら世間中の幸せ者に人誅を加えてやる!!」

 …とか言っているワケです。(まあそういう言い方はしていないが、そういうことを言っている)
 なんかもう、「ナニ言ってんの?オマエ?」っていうか寝言は寝て言えっていうか…様々な複雑な想いが浮かぶんですが、一言で言えば「甘ったれてんじゃねーよ、バーカッ!!」って感じ。
 「人誅」するにしても「ラヴ誅」するにしても、そこまで受け身姿勢にヤツに、そんなことする資格はねえッ!!とか。
 そんだけいろんな男が自分の方に愛情を向けていて(まあ、ストーキングは困るがな)、それで「孤独です。さみしーです」だって?

 はあ?

 まあ実際、若者向け雑誌とか掲示板とか本とか読んでいると多いですね。こういう人。オレの周りにも結構いたし。
 んで、この怒りは過去にもそういう人に会う度にも思ってきたことなんだけど。
 だってさあ、この菅野がやっている主人公みたいに「寂しさや孤独を紛らわせるために誰かに抱かれたい」と思った時に、行きずりじゃなくてさ、それを受け入れてくれる相手がいるとかさ(その時点で「孤独」じゃないだろ、と思いますが)、そもそもそんなコト(「さみしーから抱いて」とか)を伝えられるほど器用(器用でしょ間違いなく。不器用ってのはそういうことを伝えられないヤツのことです)な生き方を出来るヤツだったら、「そんだけで十分幸せじゃん」とか思うワケですよ。オレは。
 まあ「んじゃ、それで誰かに抱かれてホントに孤独が癒せるの?」と思うけどさ。少なくともオレは(自分自身も含めて)それで孤独が本当に癒されたヤツってのを見たことがないんだけど。
 大体、「その程度で癒せる孤独なら、本当の孤独じゃないでしょ」って思う。

 乱暴な言い方すると「思い上がり」「自己陶酔」。だから「甘え」なんじゃないかなあと思ってしまうんです。
 なんでか?というと「自分がどれほど幸せか?」を全くわかっていないよなあ、と。
 この話をしていたときに先輩は「幸せを感じる心が枯渇してる」って言ってましたが、名言だと思いました。
 もちろん「幸せ感」なんてものは相対的なモノだし主観だから仕方がないといえば仕方がないんだけど、公式サイトのBBSを見ていたら「他人の幸せはわかりやすいのに、自分のはわかりづらい」とか書いている人がいたんですね。
 いや…う〜ん…。
 そもそも「幸せって物を他人との比較で考えている」ってことに疑問感じるんですよ。
 なんかねー…隣の芝を観てキレイだ、いいなーって言ってるのと同じような気がします。
 それが冗談やギャグならまだしも、マジだもんなあ。

 ただでさえ目に見えなくて、数字で表せるものでもないのに、そんな風にしか比較しなかったら「キリがない」じゃないですか。大体ナニを基準に比較してるんだろう?自分?なら自分のナニを基準にして?
 で、その「基準」を考えると、なんかね、こういう人たちって「自分が一番(とまでは言わずとも「かなり」)不幸だ」「自分が一番孤独だ」と考えているフシがあるよね。
 「思い上がりも甚だしいだろ」と思います。
 オレは最近、これは「ある種のナルシズム」だと思ってますが。
 なんかね、「そういう自分に酔ってるでしょ?アンタたち」というか「それで自分の行為を全部正当化しようとしてるでしょ?」と。
 相田みつをの「にんげんだもの」とかと同じでさ。言い訳にしてるでしょ?って気がする。(あ、オレは相田みつを大ッキライです。「にんげんだもの」で終わらせたら、もうそこでその人の進化自体が終わってる。もうその後を考えなくてもいい。最終形態にでもならねー限り、そんな言葉は吐くな!って思う)
 さらに乱暴な意見を言うと「自分は汚れている、と思い込むことによって、普通の人(これも定義が成されぬまま)とは違う自分ってのを演じようとしてない?」とか「これまでモノを考えてこなかったヤツに限ってこういうことを言って、それが「自分」だと思おうとするんだよ!」とすら思います。
 別の捉え方すると、一頃流行った「不思議少女」と同じで、「個性ってモノを完全に勘違いした考え方の程度の低さ」ってのも根底にあるんじゃないか?と。

 んでまあ、こういう人たちは、こういうコト言うと「あなたにはわからない」って言うんだ。必ず。(^^)

 じゃあ、ナニか?彼らの孤独感ってのは他人にわかって貰いたいけどわかってもらえないってコトなのか?
 冷たいこと書くけどわかるわけないじゃん。他人なんだし。
 逆に言えばだから「個」ってものが存在し定義されるわけでしょ?
 個じゃない方がいいの?『スタートレック』に出てくるボーグ(個が存在しない。全員が意識を共有している集合体)みたいになりたいの?
 つまるところ『エヴァ』の「人類補完計画」みたいなことを求めているの?
 オレは少なくともアレを観たときに「どんなにツラくても、個である方がマシだ」と思いました。でなきゃ自分が生きてる意味がない。
 大体「わかってくれる人だけを捜そうとしている」その考え方もイヤ。そもそも本当に他人に自分をわかって貰うとするほど、人に対して真剣に付き合ってるのか?とも思うし。

 大体、生きてることがツライのなんか当たり前でしょ。ツラくない生き物なんかいるのか?って思う。そのカタチが千差万別なだけで。スズメだって自由そうに見えるけどカラスに襲われたり猫に喰われたり。2年しか生きられないし。
 コレがわからなければ、もう「山田花子(自殺しちゃったマンガ家)が見た世界」に行っちゃうしかないでしょ。

 なにをそんなに理解して欲しいの?って思う。
 仮にわかって貰ったとして…だから何なんだ?って気もするし。
 だいたい、わかってくれるヤツが自分が望むような相手では無い可能性もあるでしょ。
 「自分が他人に理解されちゃうほど中身の薄い人間で満足なの?」とか、すげードライなこと言えば「そもそも自分は他人がわざわざ理解したいと思うような価値のある人間なのか?を考えろ」って思います。(ドライというか、冷たいね。 ^^;;)
 「わかるわかる。オレは君のツラさわかるよ」なんて言ってくるヤツは、断言しますが下心があるから口から出任せ言っているだけか、もしくはただのロクデナシです。もしくは読心の出来るエスパーか「最後の使徒・カヲル君」。

 とかこういうこと書いていると「アンタはさぞかし心が強いのだろう」とか思われそうですが(え?思わない? ^^;;)、激弱ですよ、オレだって。弱すぎ。
 弱いんだけど、だからといってそれを理由に終わらせちゃったら、それこそ「にんげんだもの的解決」じゃないですか。

 もちろん人が誰かに理解されたいと思うのは当たり前だとは思うし、それ自体全てを否定する気はないけど、それには「限界がある」ってことが理解されぬまま、際限なく求めちゃっているような気がする。
 徐々に徐々にその「人と人の間合い」を詰めていくようにせにゃイカンのだろうなあと思うんです。
 まあ、ドラマの話に戻ると、こういう方向に進んでいってくれりゃいいなあと思って見てるんですが。

 とかナントカ、毎週プリプリ怒りながら見ているんですが、ただなあ…、厄介なことに気づかなくていいことに気づき始めちゃったんですね。オレ。今週の『愛くだ』(←勝手に変な略し方をしてみた)見てて。
 なんで自分があの作品にここまで必要以上に嫌悪感を抱くのかがわかってきちゃった。
 今週の菅野のセリフで「人は必ず裏切る」ってのがありましたが、コレを聞いていたときに…
 「あれ?」
 なんか…よ〜く聞いていると…これだけじゃなく…あの菅野が言っている事って…オレが前よく言っていたことに近い?!(-_-;;)

 オレってこんな「バカ」で救いがたいヤツだったんだぁ…。(T_T)

 いやもう、たぶん自己嫌悪とか近親憎悪に近いのかなー?って。
 久々に自己否定。
 自沈。つーか自爆。
 オレもチューリップ帽子被って路上でフォークでも歌うか…。

 誰かオレを理解してー!(核爆)

 【了】

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