15世紀頃の絵画や像に多く見られる「セイレーン」です。この頃の人魚は
「畏れ」や「不安」「堕落」などの代名詞で、当時の宗教画などにもこれらの誘惑
を表現する際によく使われていたようです。
人魚というより半魚人的な趣であります、この2本の胴(脚?)を使って陸上を
歩き回る猛者もいたようですけど、18世紀頃になると現在のような単胴の人魚
が主流となり、こういった双胴タイプは姿を消していきます。