終戦の日です。
終戦の日にはいつも感慨深いものが、戦争を知らなくても
ありますね。
正確には昭和20年8月15日で軍隊が消滅したわけではないのですけど、
軍隊の終焉の日には違いがないです。
日本陸軍と海軍の終焉。
これは日本の歴史の非常に重要なページです。
ところで、日本帝国の海軍と陸軍の寿命は人の寿命と
同じような長さで70年です。
この70年という歴史の長さが、日本と世界に与えた影響は
計り知れないものがありますね。
神のようなものであり、悪魔のようなものです。
巨大な軍隊は、そのようなものらしいです。
軍隊は不思議なもので、勿論、人の集団です。
集団のトップの言葉が集団の合言葉になる時もあります。
で、人の集団が神が話す言葉を話します。
ハルゼーというアメリカ海軍のトップが言い続けた
言葉を知っていますか?
彼は戦争の最中にこう言い続けました。
「日本人を殺せ!日本人を殺せ!日本人を殺せ!」
これは人の言葉ではないですね。
で、正直にアメリカ軍はそうしました。
日本人を殺すことが、この戦争の目的である以上、原爆という
合理的な兵器があるのですから、
躊躇なく、広島と長崎が現出します。
アメリカの戦争の目的はある意味では広島と長崎を作ることでした。
いくつもの広島と長崎を。
これは前の戦争のある面です。
別の面もあります。幾百もあります。
結局、戦争は人が神になり悪魔になり、虫けら
のようになる。
という事なんでしょうか?
個人的にこの数年間は戦争の事ばかりを調べていました。
でも、本当に分らないですね。
戦争ばかりは。
[2000年8月15日 17時16分15秒]