Michael Palin


BiographyPalin
マイケル・ペイリン。1943年5月5日、イングランドのヨークシャーはシェフィールドの生まれ。コメディ・グループ「モンティ・パイソン」のメンバー。オックスフォード大学在籍中から本格的に演劇にめざめ(大学卒業時の専攻は歴史)、大学で知り合ったテリー・ジョーンズとともにコメディの世界に足を踏み入れる。BBCの番組を手がけるようになり、知り合ったジョン・クリースらとともに、1969年からはじまった『空飛ぶモンティ・パイソン』のメンバーとして世界的スターに。やさしく知的な容貌をフルに活かした校長先生や学者などの役柄から、小心者の会計士、ホームレスからおばさんまで、得意とする役柄は非常に幅広い。破壊的な笑いよりは、人情味あふれる笑いが本来の持ち味だが、脚本次第でだれよりも危険な存在になることが可能。メンバーのなかではもっとも家庭的な一人で、1966年からつれそうへレン夫人とのあいだに子ども3人あり(長男なかなかハンサム)。人柄の良さは随一で、サッカー好き、電車好き。旅行好きでもしられ、BBCで放映された紀行番組が大評判となり、旅行記もベストセラーとなった(翻訳あり)。脚本や小説など、作家とし ても幅広く活躍。

Filmography

  1. You've Got Mail (1998)
    未公開。トム・ハンクスとメグ・ライアンのラブ・コメにゲスト出演。
  2. Ex-S (1997) (TV)
    BBC製作のドキュメンタリー。
  3. Full Circle with Michael Palin (1997) (TV Series)
    マイケルがまた旅に出ました。はやく日本でも放映してほしい
  4. Fierce Creatures (1997) 『危険な動物たち』
    ジョン・クリース脚本・主演。小動物しかいないつぶれかけた動物園の園長(クリース)がアメリカ人投資家(カーチス&クライン)を相手に騒動をくりひろげる(『ワンダ』の焼き直しと一部で酷評)。マイケルの着ぐるみ姿がラヴリーなのでいいんじゃない? ジョンもまあまあ。
  5. The Wind in the Willows (1996)
    日本未公開。名作童話『たのしい川辺』の映画化。テリー・ジョーンズのひきがえるさんとエリック・アイドルのねずみ君は似合いすぎてて笑えないかも? マイケルは太陽さんでゲスト出演。原作にくらべドタバタ過剰かもしれないけど、公開してほしいですね。
  6. Monty Python & the Quest for the Holy Grail (1996)
    #29の、いわゆる完全版。オリジナルより数十分長いヴァージョン。
  7. Palin's Column (1994) (TV Series)
    データないです。sorry!
  8. Pole to Pole (1992) (TV Series)『地球縦断4万キロ』(のち改題『東経30度地球縦断』)
    BBCの紀行番組。数人のクルーと一緒にマイケルが旅をする。好評だった#11の世界一周が西から東へだったので、今回は北極から南極までの旅。アフリカでかなり時間をくってしまい、キツイ旅に・・・。
  9. GBH (1991) (mini) (TV Series)
    チャンネル4製作のドラマ。かなり話題になった秀作。 Jim Nelson役。
  10. American Friends (1991)『オックスフォードの恋』
    マイケルの祖父の話をもとにしたロマンチック・コメディ。堅物のオックスフォード大学の教授が恋をしたのはアメリカからきた女性だった・・・。コニー・ブース共演。
  11. Around the World in 80 Days (1989)(TV Series) 『80日間世界一周』
    BBCの紀行番組。ジュール・ベルヌの小説のように、80日間で飛行機を使わずに世界一周ができるか、マイケルが数人のクルーのみをつれて挑戦する。旅そのものが起伏に富んでいておもしろい。日本ではカプセルホテルにとまってカラオケを熱唱。英国ではこの紀行番組が大ヒット。その後の彼の道を決定づけたといっても過言ではない。
  12. Monty Python's Parrot Sketch not Included(1989) 『ベスト・オブ・モンティ・パイソン』
    スティーブ・マーティンがホストをつとめるアメリカTV製作の結成20周年特別番組。最後に、病み衰えたグラハムをいたわるようにして全員が出演。
  13. Consuming Passions (1988)
    ヴァネッサ・レッドグレーヴが出演したブラック・コメディ。マイケルはテリー・ジョーンズと一緒に脚本&ちょこっと出演している。
  14. A Fish Called Wanda(1988) 『ワンダとダイヤと優しい奴ら』
    出演したマイケル・クラインがアカデミー賞助演男優賞をうけて、世界的にもヒットしたジョン・クリース脚本・主演・監督の快作。ハンサム美人ジェイミー・リー・カーティスも魅力的。アメリカvsイギリスのカルチャーギャップ・コメディは失敗作が多いが、これはめずらしく成功した例。しかしマイケルは暴力的なクリースの演出の犠牲に・・・。
  15. Brazil (1985)『未来世紀ブラジル』
    公開と同時にカルト化したテリー・ギリアム監督の傑作SF。見事な美術、暗黒の未来像にはただうっとり(は?)。マイケルは小役人の役だが、その職務は・・・。一度みたら忘れられないでしょう。
  16. A Private Function (1985) 『最強最後の晩餐』
    なんなのこの邦題は。共演に再び名女優マギー・スミスを迎えたコメディ。アラン・ベネットが脚本を担当。戦後混乱期の英国で、王室晩餐会に供する闇豚をめぐる物語。
  17. The Secret Policeman's Private Parts (1984) 『モンティ・パイソンのプライべート・パーティ』
    チャリティ・ショーにモンティ・パイソンが出演。けっこうベタなギャグが舞台で炸裂。前座みたいなかんじでローワン・アトキンソンが出てる。(みえないピアノ芸とか、やってましたっけ?)
  18. Monty Python's The Meaning of Life (1983) 『モンティ・パイソン 人生狂騒曲』
    カンヌで賞をとった傑作なれど、初心者がみたら食中毒をおこすのではないかというどぎつい作品。マイケルはおかしなパブリック・スクールの先生から子沢山のカトリック教徒(『オリバー』のパロディ)まで、バチあたりな役をつぎつぎこなす。
  19. The Missionary (1982) 『ストップ・ザ・売春天国』
    崇高な原題になんというバチあたりな邦題! 今世紀初頭、アフリカでの伝導をおえてロンドンにかえってきたプロテスタントの宣教師チャールズにくだったつぎなる使命は、街の娼婦たちに教えをひろめよという難題だった。共演のマギー・スミスが謎の貴婦人役で花を添える。いいよ、これ。
  20. Monty Python Live at the Hollywood Bowl (1982) 『モンティ・パイソンのライブ・アット・ハリウッド・ボウル』
    ハリウッド・ボウルの巨大ステージでおこなわれたモンティ・パイソン・ライヴ! 冒頭から大いに笑わせてくれるが、のりのよすぎるアメリカ人ファンたちがこわいくらいの盛り上がりをみせるのにもびっくり。
  21. The Secret Policeman's Other Ball (1982)
    チャリティ・ショウに出演。
  22. The Secret Policeman's Ball (1981)
    チャリティ・ショウに出演。
  23. Time Bandits (1980) 『バンデットQ』
    テリー・ギリアムの傑作タイム・トラベラー・ムービー。子どもが一応主人公だが、どこか後味が悪いので子ども向けとはいいがたい。ショーン・コネリーが実に渋い役(再ブレイクする布石になってる)。マイケルたちはゲスト出演といった役どころ。
  24. Monty Python's Life of Brian (1979) 『モンティ・パイソン ライフ・オブ・ブライアン』
    ナザレのイエスの生涯を徹底的にパロディ化して、国によってはXフィルムに指定されてしまった快作。ローマ人を父にしてうまれたユダヤ人青年ブライアン(グラハム・チャップマン)は、ユダヤ解放戦線の美女に魅せられ組織に加入。いつしか救世主にまつりあげられて・・・。マイケルはローマ総督ピラトほか、いろいろな役で登場。
  25. All You Need Is Cash (1978) (TV) 『ザ・ラットルズ』
    エリック・アイドルがジョン・レノンと同じ声をもつ男、ニール・イネスとくんで放った傑作ビートルズ・パロディ。すでにオリジナルをはるかに超越したバンドの、記念碑的フィルムとなった(ホントか)。ビートルズの一部メンバーほか、ミック・ジャガーまでもが「ラットルズの時代」を証言。名曲「アウチ!」のクリップはもう涙なしには見られない。
  26. Ripping Yarns (1977)(TV Series) 『毛をむしられて・・・リッピング・ヤーン』
    BBC製作の1話完結コメディシリーズ。テリー・ジョーンズとマイケルが組んだ本格的なドラマじたてのシチュエーション・コメディ。わずか30分に人情話からパロディまでぎっしり。日本ではビデオが一本しかでてません(たしか全9話)。"Tomkinson's School Days"は彼の有名なパブリック・スクール小説をからかいまくった超傑作。これもおかしくって泣けてきます。ほぼすべてマイケルが主演。
  27. Jabberwocky (1977)『ジャバーヴォッキー』
    テリー・ギリアム監督の中世騎士道もの。怪獣ジャバーヴォッキーを倒しに行くのは・・・、なんとマイケル! 小心ものでちょっとにぶいデニス(マイケル)はいかにして怪獣をたおすのか(もしくはたおす手伝いをするのか)。
  28. Monty Python Meets Beyond the Fringe (1977)
    データないです。sorry! キャストよさそうなショウなんですけど。
  29. Red Dress (1977) (TV)
    データないです。sorry!
  30. Three Men in a Boat (1975) (TV)
    スティーブン・フリアース監督のBBC製作ドラマ。なんとトム・ストッパードが脚色してるコメディ。
  31. Monty Python and the Holy Grail (1974) 『モンティ・パイソン・アンド・ホーリーグレイル』
    ともに中世大好きのテリー・ギリアムとテリー・ジョーンズが撮ったアーサー王と円卓の騎士物語(パロディだけど)の決定版! ロケも大変美しい。マイケルは純潔の騎士ガラハッド。かわいいです。
  32. And Now for Something Completely Different (1971)『モンティ・パイソン アンド・ナウ』
    初期総集編といったおもむきの映画版。
  33. Monty Python's Flying Circus (1969) (TV Series) 『空飛ぶモンティ・パイソンVol.1-14』
    コメディの聖典。すべてのはじまり。
  34. Complete and Utter History of Britain (1969) (TV Series)
    テリー・ジョーンズらと組んだテレビコメディ。スケッチ形式の歴史おちゃらけ番組。
  35. How to Irritate People (1968) (TV)
    ジョン・クリース、グラハム・チャップマン、コニー・ブースらと組んだスケッチ形式のコメディ。
  36. Do Not Adjust Your Set (1967)(TV Series)
    テリー・ジョーンズ、エリック・アイドルらと組んだ子ども向けコメディ番組。ニール・イネスがなぞのカルト・バンド、ボンゾ・バンドで出演。
  37. Twice a Fortnight (1967)(TV Series)
    テリー・ジョーンズらと組んだコメディ番組。

TV guest

  1. Fantasy World Cup (1998)
    バディエルとスキナーがやってるお笑い系サッカー番組のワールドカップ特番にゲスト。
  2. Home and Away (1997)
    オーストラリア(!)のドラマにゲスト。ソープかな。
  3. The Frank Skinner Show (1996)
    フランク・スキナーがやってるお笑い番組にゲスト。
  4. Sunday Night Clive (1994)(episode # 1.2)
    Clive Jamesのショウにゲスト出演。
  5. Saturday Night Live (1984)(episode # 9.10)
    アメリカの超人気番組にゲスト出演。以下同(SNL)。
  6. OTT (1982) (episode # 1.7)
    データないです。sorry! ゲスト出演。
  7. The Innes Book of Records (1979)(episode # 4.18)
    ニール・イネスの番組にゲスト出演。
  8. Saturday Night Live (1979)(episode # 3.1)
  9. Saturday Night Live (1979)(episode # 4.10)
  10. Saturday Night Live (1978)(episode # 3.16)
  11. Broaden Your Mind (1968)
    BBC製作のコメディ番組にゲスト出演。


*その他、BBCの紀行物でぬけおちているものがあります(『鉄道の旅』とか)。そのうち、確認して追加します。


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