■角河書店 (かどがわしょてん) |
老舗の大手出版社。充実した各文庫(ブランド)や翻訳、雑誌などのほか、映画や音楽といったメディア展開にも積極的なオールラウンダー。 |
■講淡社 (こうたんしゃ) |
実績と歴史のある大型新人賞をはじめ、国内ミステリや冒険小説関連で一般に良く知られている大手出版社。漫画雑誌やコミックスの分野でも大きなシェアを誇る。 |
■新朝社 (しんちょうしゃ) |
一般書籍においては広義のミステリ、また海外作品の翻訳に強い老舗の大手出版社。雑誌も強い。クィンは、こことTV旭日と共同主催する「超熱血長篇大賞」で特別賞を受賞し、この出版社からデビューを果たした。ちなみに同社のケン・スミス・クィン担当編集者はC氏。 |
■少学舘 (しょうがくかん) |
業界随一の硬派として知られる大手出版社。地味だが安定した力を持ったところで、一般的にはジュニア向けの啓発書や漫画本の分野で名が売れている。 |
■幻冬社 (げんとうしゃ) |
角河書店から独立したスタッフが創立した新興出版社。規模は小さいが、その好調ぶりは業界でも注目されており次々とヒット作を飛ばしている。ケン・スミス・クィン担当編集者はD氏。 ちなみに同社には「ケン・スミス・クィンを接待するとき、決して肉料理を出す店を選ぶなかれ」という鉄の掟が存在する。 |
■QUEEN PRODUCTION (クィーン・プロダクション) |
ケン・スミス・クィンの仕事場兼住居。12畳の仕事場とキッチン、ユニットバス、クィンの寝室、アシスタントたちにも開放された休憩室(兼仮眠室)などがあり、家賃は8万6000円。 仕事が徹夜になったり、終電に間に合わなかったりするときはアシスタントたちもここで一晩を過ごすが、基本的に彼らはきちんと自分の住処を別に持っている。 ちなみにケン・スミス・クィンがここを自宅代わりに利用していることは、ビルのオーナーには内緒ということになっている。 |
■サンツァイン・ビル (さんつぁいん・びる) |
千葉県印西市にある三階建て商用ビル。事務所や店舗などのテナントが入る専用ビルで、一階にはコンビニエンスストア、二階には火災保険会社の事務所と歯科医が入っている。三階には <クィーン・プロダクション> があるが、その隣の部屋は現在借り手が見つかっていない。 噂によると <クィーン・プロダクション> から聞こえてくる謎の奇声や野太い絶叫が、入居者の決まらない大きな原因になっているとかいないとか。 |