ラ・ピュセル [Jeanne la pucell]
「私以外に、この国を救えるものはありえません」
中世フランス王国の伝説的英雄ジャンヌ・ラ・ピュセル――ジャンヌ・ダルクの言葉。ドン・レミという農村出身の彼女は読み書きさえできない村娘だったが、やがて「神の声」を聞き、イングランドとの百年戦争に破れつつあった祖国を救うため立ち上がった。彼女が率いるフランス王太子軍は破竹の連勝街道を進み、最重要拠点の一つであるオルレアンを奪還する。彼女は、国民たちにフランスという国家を認識させた、最初の求心力であったと言われている。
この言葉は、自分に兵をあずけるよう軍の幹部たちに申し入れた時の言葉。彼女は結局ピュセル(乙女)と承認され、藁をも掴む思いのフランス王国から軍隊を任される。
アンドレ・ジット
「作り物の自分を愛されるより、ありのままの自分を憎まれる方がましだ」
アナトール・フランス
「悪は必要である。もし悪が存在しなければ善もまた存在しなくなる。悪こそは善の唯一の存在意義なのだ」
ウィンストン・チャーチル
「過去をより遠くまで振り返ることが出来れば、未来をより遠くまで見渡せるだろう」
エールリヒ
「考えることだ、徹底的に考えることだ」
エマーソン
「善い思想もこれを実行しなければ、良い夢と同じである」
カーライル
「人を動かして説得しようとする者は、まず己が感動し、己を説得しなければならない」
カント
「内容なき思考は空虚であり、概念なき直観は盲目である」
「人格を、単に手段として用いるな」
キーツ
「格言は人生がそれを例証するまでは、格言ではない」
キャサリン・ノリス
「神はこの世の終わりを決めている。だが我々は、その声を聴いてそれを避けることができる」
キルケゴール
「絶望は死に至る病である」
クロポトキン
「革命を成功させるのは希望であって、絶望ではない」
ゲーテ
「希望は、不幸な人間の第2の魂である」
「私は人間であった。それは同時に、私が戦う者であったことを意味する」
「建築は、凍結した音楽である」
「文学は、人間が堕落する度合いだけ堕落する」
「人間が本当に悪くなると、人を傷つけて喜ぶこと以外に興味を持たなくなる」
「若いうちの誤りは結構である。だが、それを老人までひきずってはならない」
「眼が眼であるのは光のおかげである。内なる光が外なる光に呼応すべく眼は光のもとで光のために自らを形成した」
ゴーゴリ
「青年は未来があるというだけで幸福である」
ゴンチャロフ
「女性に立ち向かう武器は思いやりで、最後の1番残酷な手は忘却なんだ」
モンテーニュ
「この世には、勝利よりも勝ち誇るに値する敗北がある」
サムエル・バトラー
「眼を閉じよ。さすればお前は見えるだろう」
サルトル
「自由であることは、自由であるべく呪われていることである」
「我々の自由とは、今日、自由になるために戦う自由な選択に他ならない」
ジェーン・オースチン
「今まで私が開いた本で女性の移り気について何かしら書かれていなかった本は1冊もなかった。歌も諺もみんな女性の心変わりを語っている。でもあなたは多分、それはみんな男性が書いたものだとおっしゃるでしょうね」
ウィリアム・シェークスピア [William Shakespeare]
「神は、我々を『人間』にするために、なんらかの欠点を与える」
「快い眠りこそは、自然が人間に与えてくれた優しく懐かしい看護婦である」
「この世は舞台なり。誰もがそこでは一役演じなくてはならぬ」
「これが最悪などと言える間は、まだ実際のどん底なのではない」
ショー
「人生には二つの悲劇がある。ひとつはその願いを達し得ぬこと、もう一つはそれを達すること」
シュバイツァー
「思索を放棄することは、精神における破産宣告だ」
「核戦争が起れば、勝者はない。敗者だけが残る」
スターリン
「一人の死は悲劇だが、多数の死は統計に過ぎない」
ゾラ
「真理は生み続ける。いかなるものも、これを止めることはできない」
チャップリン
「一人の殺人は悪漢を、百万の殺人は英雄を生む。数量が事を神聖化するのである」
デカルト
「Cogito, Ergo sum」
我思う故に我あり。デカルトの有名な言葉。高校卒業を記念した文集に、確かこれを引用したような気がする。格言や名言というよりは、一哲学、一思想と言えそう。英語では、 "I think, therefore I am." と訳される模様。投稿による掲載。
ドライデン
「平和そのものは、仮面をかぶった戦争である」
戦争とは、平和が生み出した火種が燻り出した結果に過ぎない。人類の歴史が平和、革命、戦争という終わりのない三拍子によって彩られるものなのだとすれば、これ以上に悲しいエンドレス・ワルツはない。しかし、新たな戦争を始めるために平和を望む者などいないことだけは確かだろう。
ナポレオン
「状況? 何が状況だ。俺が状況をつくるのだ」
投稿による掲載。
ハーベー
「自然は1巻の書物であり、神がその著者である」
バリー
「死ぬことは恐ろしくでっかい冒険だろう」
ビスマルク
「青年にすすめたいことは、ただ三語につきる。すなわち働け、もっと働け、あくまで働け」
ベーコン
「真理は「時」の娘であり、権威の娘ではない」
ヘッセ
「人生は生きるに値するということが、あらゆる芸術の究極の内容であり、慰めである」
ホイットマン
「若い女性は美しい、だが老いた女性はもっと美しい」
同じことは男性にも言える。同時に、老い――様々な経験とそれがもたらす人間性の深みで魅力的に輝ける人間は近年稀有である。若さという外見的美にのみ執着する者は、大抵の場合、生き方で人に感銘を与えることが出来る種の人間ではない。当然、格言や名言を吐く能力にも欠ける。
ボードレール
「恋愛の株式市場に安定株はない」
マザー・テレサ
「私の行動が大海の一滴に過ぎないのは知っています。ですが、その一滴が大海を創るのです」
ムソルグスキー
「芸術はそれ自身目的ではない。人間を表現するための手段である」
モーロア
「最も驚くべき記憶力は、恋する女性の記憶力である」
ヤスパース
「自然は暗号に満ちている」
ラ・ロシュフーコー
「我々の美徳は、殆ど常に仮装した悪徳にすぎない」
リンカーン
「他人に自由を拒否する者は、自ら自由を享けるに値しない」
ルソー
「科学や芸術は一種の贅沢にすぎない。虚偽の装飾にすぎない」
レントゲン
「私は考えなかった。ただ探求した」
シオドア・ローズベルト
「職務に生きて、熱心に働こう。錆びつくよりは疲れ果てる危険をおかそう」
ロダン
「彫刻に独創はいらない。生命がいる」
「真実の外に美はない」
ワーズワース
「自然はそれを愛する者の心を、決して裏切ることはない」
M.ストープス
「十六歳で美しいのは自慢にならない。だが六十歳でも美しければ、それは魂の美しさだ」
R・スコット
「私はこの探検行を少しも後悔しない」
芥川龍之介
「道徳は便宜の異名である。"左側通行"と似たものである」
「道徳は常に古着である」
犬養毅
「話せばわかる」
内村鑑三
「余が宗教を信ずるは、天国または極楽に行かんがためにあらず、人らしき人たらんがためなり」
景山英子
「男は駄目だよ。階級や勲章に目がくらむからね。そこへいくと、女は勲章ぶら下げて喜ぶような馬鹿はいないから頼もしいよ」
韓愈
「彼も人なり、我も人なり」
国木田独歩
「果実の熟する如く機熟して相会うところに、真の友情あり」
土方歳三
「もし我軍、官兵と和することあれば、地下にて近藤と相見ゆるをえない、ただ我々のような無能者は快く戦い、国家に殉ずるのみだ」
戊辰戦争最後の戦い――箱館戦争末期、多くの脱走軍幹部が命惜しさに政府軍への降伏を考える中、土方歳三は他の脱走軍幹部に追随するこを自らに許さず、またこれまで新政府軍と戦って散っていった新選組の仲間たち、近藤勇、沖田総司、井上源三郎、山崎蒸、原田左之助等の事を考えれば、自分がここでおめおめと生き残ったら、自分が死んでから地下で彼らに会わせる顔が無い、とし、この言葉通り、明治2年5月11日、一本木の戦いにて有志の決死隊を率いて政府軍に突撃を掛け、その乱戦の中で闘死した。投稿による掲載。
夏目漱石
「自己を捨てて神に走るものは神の奴隷である」
天は自らを助くる者を助く。投稿による掲載
宮本武蔵
「神仏を尊びて、神仏を頼らず」
孟子
「不為也 非不能也」
(なさざるなり、あたわざるにあらざるなり=出来ないということは大抵の場合やらないのであって、できないということではない)
森鷗外
「友の変じて敵となるものあり」
沢柳政太郎
「道徳の伴なわない知識は害あって益なし」
列子
「君は民の源なり、源清ければ流れ清く、源濁れば流れ濁る」
魯迅
「指導者を求めるな、友を求めよ」
「石(大衆)がある限り、火種は決して絶えることはない」
「抵抗が自分を創る」
老子
「大器は晩成す」
−不詳−
「男に惚れられるような男でなければ、女には惚れられない」
フランスの諺
「夜は思索の母」
ブラジルの諺
「勝たんと欲すれば、苦しむことを学べ」
どんな国のものであれ、古くからの「ことわざ」には真理を鋭く抉ったものが多く、示唆に富む。投稿による掲載。
架空の人物の言葉(名言)
アグリアス・オークス
「人の夢と書いて儚。何か物悲しいわね」
人偏が示すのは「ヒト」。それと「夢」をかけ合わせると「儚い」という字が出来あがる。主君への忠義に生き、その主君を失った非業の騎士である彼女によるものだからこそ、また重みがある言葉なのだろう。
メリアドール
「自分自身よりも大切なものができたとき、それが愛のなかもしれない」
セヴェリーニ
「希望とは光か!それとも病か…?」
フィリップ・マーロウ
「しっかりしていなかったら、生きていけない。優しくなければ、生きている資格がない」
'How can such a hard man be so gentle?' she asked wonderingly.
'If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.'
ある女性の「貴方のようにしっかりした人が、どうしてそんなにやさしくなれるの?」という問いに対して、フィリップ・マーロウという男が返した言葉。この世で最も著名なハードボイルド作家であるレイモンド・チャンドラーの『プレイバック』という作品から。言葉だけが一人歩きし有名になったおかげで、その本来の意味を誤って使用される例が目立つようになった名言でもある。
まず、If I wasn't hardを「タフでなければ〜」だとか「強くなければ〜」と訳す者があるが、これは完全な間違い。この場合の'hard man' は 'gentle man' の反対語で、「抜け目がない」「したたか」といったような意味になる。決してタフだとか強いだとかいうニュアンスは含まない。それどころか、少し皮肉の混じった誉め言葉なのだ。
また、頭に「男は〜」とつけて、勝手に男について語った格言だとする人間が多いが、マーロウはそんな言葉は付けたしていない。彼は人間の生き様に男も女もないことを知っている男である。現に、自分とあまりに似た生き方をするために別れざるを得なかった女と、彼は出会っている。
ポップ・ママ
「分からなくなったら、分かる所まで戻ればいいのよ」
エドワード・D・モリスン
「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ」
熱気バサラ
「世の中には色んな吸血鬼がいるんだ。気を付けな!」
ヒイロ=ユイ
「命なんて安いもんだ。特にオレのは」
「未来は見えている筈だ」
トロワ=バートン
「オレには、帰る場所がある」
張五飛
「正義はオレが決める」
カトル・ラバーバ・ウィナー
「優しくなければ人類なんて存在する意味はない。そうだろう? 生き残るだけの人類は、きっと何にも思いやらない動物以下の種族さ」
トレーズ・クシュリナーダ
「悪くはない。だが、エレガントとは言い難いな」
「良く覚えておきたまえ、礼節を忘れた戦争は殺戮しか生まないのだと。だから、かつて地球で起こった戦争は哀しかった」
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