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璃瑠・瑪瑠姉妹のもっとX2おしえて。お兄ちゃん先生!  ジュエリー

 児ポ法がヤバイ方向に進行している中で、最近特に目立っている「ちびっ子ゲー」ですが、あくまでも小柄で童顔の愛玩物的存在であるちびっ子がターゲットであり、子供と大人の間の微妙な幻のような存在である少女をターゲットにした正統派□リゲーとはちょっと違う感じ。でもまぁ、一般的には(私も含めて)炉もちびっ子も特に区別しておりませんが。

 で、今回のおしえてお兄ちゃん先生もまさに「ちびっ子」ゲーでありました。設定は古典とも王道ともいえる「隣の家の可愛い姉妹に勉強を教えると称してHなことを教える」というもの。しかもはじるすの影響か、育成・調教SLG的要素はなく、単に毎日2,3の選択肢を選んでHするだけでエンディングになる読み物タイプ。そういえば、価格も5800円でおるすばん価格ですね。ただし、はじるすでは毎日の前半が日常会話で後半がHとなっていますが、本作では前振りの日常会話がほとんどなし。すぐにHな展開になってくれます。
 ゲームの進行は4日間の簡易ADVであり、毎日、1〜3回程度の選択肢により分岐していきます。この選択肢により、女の子の誘惑に耐える、我慢できないけど最後は踏ん張る、我慢せずにやっちゃえ!の展開となり、最後まで我慢せずに逝っちゃうとそのままエンディングへ。ひたすら4日間耐えても最後はHしてエンディングとなります。選択肢によっては初日でエンディング!しかもBadEndなし!どうやってもHしてHappyEndを迎えられます。客観的に見るとあんまりHappyな感じはしませんけどね(後述)。
 ということで、毎日セーブしてひたすら我慢、少し我慢、全然我慢しないを繰り返していけばとりあえず全部のエンディング、イベントを見ることが出来るというお手軽構成となっています。ただしお手軽構成とはいえ、リプレイ出来るイベントは、テキスト違いも含めて61と結構豊富。
 また、はじるすなどのように交互に姉妹とHというようなものではなく、始めにどちらかを選択して、選んだ女の子とだけで話が進行するようになっています。なので残念ながら、姉妹丼というおいしい展開はありません。でもまぁ、1人に専念できるので、「二股をかけてる」などと無い良心を痛める心配もありません・・・・良心は別のところで痛めてください(後述)。

 CGは2人ともスレンダー系で線のタッチも塗りもあっさり気味で懐かしの同人っぽい感じ。でも個人的に下着のデザインがシンプルで微妙なラインのいかにも奨学生(中)ってかんじで○。もっとだぼだぼした幼い感じの(低)な方が好きな人も多いでしょうが、私はこっちの方が好き。下着のCGも綿生地の柔らかな肌触りが感じられて○〜〜。

 本作はフルボイスですが、ちょっと舌っ足らずな感じのする判りやすい炉声。このあたりは普通なのですが、印象に残るのはメニュー画面でのボイスナビゲーションとゲーム立ち上げ時のタイトル読み上げ。特に立ち上げ時の姉妹による「璃瑠〜瑪瑠〜姉妹の〜もっと〜もっと〜おしえて!お兄ちゃん先生〜!」という台詞はなんか妖しい電波を出して脳味噌をしびれさせてくれます。「おしえてお兄ちゃん先生」ってだけなら普通なんですが、その前の副題がねぇ〜〜〜なんかインパクトあって。

 さて本題ですが、妹の瑪瑠ちゃんは性的予備知識のない状態で、無邪気に「お兄ちゃん大好き〜!」と幼い躰をぶつけてきます。で、そんな無防備な姿にくらくらとしてしまうお兄ちゃんという図式。
一方、お姉ちゃんの璃瑠ちゃんは一見おとなしい気弱な女の子っぽい感じでありながら、かなり大胆な行動に出てお兄ちゃんをどぎまぎさせてくれます。ちっちゃい女の子にするということよりも、ちっちゃい女の子にされる(させるではなく、される。しかも恥ずかしがりながら)という光景にお兄ちゃんはもうドキドキですよ。大人っぽいドレスを着てお兄ちゃんに泣きながら迫るところも萌です。さらにファーストキスより先に下の方にキスしてお兄ちゃんを動揺させてくれるところなど、やるなぁ〜という感じ。

とにかく見所はHシーン。全体的にHはちびっ子だけにお口半分という感じで、お口好きの私としては大満足。しかも傘が張っていて口に入りきらないとか、小ささを強調したテキストが実に詳細。シナリオも女の子が「きもちいいよ〜」とか言わずに、ほとんど「あぁ、うぅ」とかだけで、ひたすらお兄ちゃんが「気持ちいいよ〜」というようなお兄ちゃん側の描写で、本当に気持ちよさそう。その臨場感は、本当に○学生としながら書いてるんじゃないかと思わせます。
さらに何も知らないのをいいことにお兄ちゃんが自己中的に(本人は愛だと錯覚しているようだけど)Hなことを教え込み、しまいには女の子が失神しても「あぁ、気持ちいいよ、気持ちいいよ!」とやりつづけてしまう、端から見ると鬼畜な展開。それでもお兄ちゃんの頭の中では「あぁ、瑪瑠ちゃんがボクをこんなに気持ちよくしてくれるんだ〜」。特に璃瑠ちゃんのシナリオでは、ひたすら激しいお兄ちゃんの攻めに耐える健気な璃瑠ちゃんですが、そんな璃瑠ちゃんを見て「僕のことが好きだからがんばってくれるんだ、その想いに答えるためにもっと気持ちよくならないと!」と快楽を求めてさらに激しく攻めるお兄ちゃん!そしてついには璃瑠ちゃんも失神してしまい「璃瑠ちゃんも気持ちいいよね!」「かくん、かくん」と首が力無く縦に振られるというか、動く。璃瑠ちゃん、瞳孔開いちゃってます。

 こんなお兄ちゃんにでも最後はにっこり笑って「お兄ちゃんがよろこんでくれてうれしい」ですから・・・・なんて良い子なんでしょうかね。でも、お兄ちゃん選びを間違えてると思います。お兄ちゃん側からすると全然OKですが。ということで、台詞だけみると純愛っぽい、一歩間違えると鬼畜な展開を女の子の笑顔で救っている感じですごくやばいですね。
 しかし、現実のお兄ちゃんもチャンスがあればこんな感じに突っ走るんじゃないかと心配。くれぐれも児ポ法でゲームが規制されても、現実に逃避しないように・・・・(02.7.6)

評価:74

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