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淫獣幻夢III Nasty Angel  RINGER BELL

 簡単にいえば脱衣触手花札です。花札の勝敗で相手もしくは自キャラが触手に襲われるCGが拝めると言うもの。それ以外の何物でも無し。

 さて、IIIと言うからにはIやIIがあるわけでして、それは10年くらい前に98版で出ていました。その後、Win版やMac版が出て、私が昔プレイしたのがMac版。さらに2001年に突然にI&IIがCGリニューアルで発売され、そして新作のIIIが出たというわけ。
 で、I&IIとIIIで何が違うかというと・・・・・何が違うんだ?CG以外変化は無いようだけど。

 CGは梶原弘氏が原画で塗りも氏がかなりの部分を行っているようです。そのためハイグレードな触手が楽しめるわけで、作風もエロマンガ調。梶原氏は自らの同人誌で18禁ゲーには向いていないというようなことを書いていますが、個人的にはこういうタッチの絵ももっと増えてくれると楽しいです。といいますか、触手物とかの淫靡な内容ではこういうタッチの絵の方が、よりHに感じられてぴったりだと思うんですよねぇ。

 ゲーム中では(もしかしたらうちの環境でだけかもしれませんが)触手CGが表示されるだけなんですが、おまけのCGモードでは一応テキスト付きのCGも楽しめます。でもストーリー性という物も特になく、いきなり淫獣が登場し女の子が襲われて柳ひろひこ氏入魂のエロエロな台詞を吐きまくるというもの。そして女の子のキャラクター性はエロ台詞の内容が全て。このエロ台詞は臨場感があって実用性もあるのですが、今の世の中、それだけでは辛いのでは? せめてそこに至るまでの前振りでもあればもっと萌える物もあると思うのですが。まぁ、そんなまどろこっしいことはほっといて、さっさとエロ出せ!という実用本位の人も多いでしょうからいいですけど。というか、そういう前振りとかも追加して全体的にボリュームを出して欲しかったってところかな。
 こういうお手軽なゲームもいいけど、CGクリアしてしまうとそれまでって感じでむなしさも残るんですよねぇ・・・。3800円くらいならば、もっとお気楽に楽しめて良いと思うのですが。(02.1.16)

評価:66

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