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露出調教同好会  せ・き・ら・ら

 平凡な学園生活を送っていた「圭一」は、偶然幼なじみ「潤」のオナニーを目撃してしまう。しかも自分の名前を呼びながらの。見られたことを知った潤は「私のご主人様になって、Hな事を教えて!」と圭一に迫り、さらに潤の2人の友達を巻き込んで秘密の同好会が結成。この日から4人のちょっとアブノーマルのHな日々が始まった。

 3人の女の子が「Hな事おしえて!」っていうと13cmのDEVOTEがありましたが、まぁ似たような話です。システム的には一本道だったDEVOTEに比べれば、毎回Hの種類が自由に選べて、さらに調教の進行によりエンディングが2つに別れるという点でゲーム性は増しています。ただし途中で選択肢がでることもあるのですが、この選択肢が何に関係しているのかは不明。特別なHイベントに関連しているようですが、よくわかりません。

 システムは14日間の間に毎日1人の女の子に3回づつ調教を重ねていくというもの。選べるHの種類は最初は2つだけですが、繰り返しHをしていくにつれ増えて最終的には7種類となります。また各Hも3段階になっていて、より過激な内容になっていきます。実際には新しいHの開拓にはそれぞれ特定のHをある程度こなしておく必要があり、しかも実質的ゲーム期間が短いため、一通りのHを楽しむためには複数回のプレイが必要となります。しかし、複数回のプレイは辛い。とにかく同じHイベントを何度も見ないと調教が進行せず、自動送りや既読テキストスキップなども装備されているのが救いですが、ただひたすらイベントを飛ばすってのは、何のためにゲームをやっているのかわからんって感じで(^^;

 CGは基本72枚でさらに汁などの追加などがあり枚数も少なくはありません。CG自体も可愛い顔に似合わず肉感的な絵でH。しかしCGの構図は似たようなものが多く、Hイベントで段階が進んでもCGの使い回しやテキストが変わっただけというパターンが多いため新鮮さに欠ける気がします。もっとバリエーションが欲しかったです。

 また、基本的にタイトル通りHは露出やAなどアブノーマルな調教系なのですが、いまいちアブノーマルさに欠ける。3人の女の子にはそれぞれ、コスプレ願望などの性癖が設定されているのですが、調教の内容にいまいち生かされておらず残念。コスプレ願望だったら、それをどんどん助長していく方向で調教が進んでいけば良いのですがそうはならず、エンディングや2,3の特別イベントで性癖が表現される程度。
 そんななかで個人的に盛り上がったのは、巨乳眼鏡っ娘の学級委員である由美。彼女はおしゃぶり好きな性癖で、我慢できずに休み時間に主人公のをくわえちゃうとか、主人公の出したものをサンドイッチにかけて食べるとか、たまらん特別イベントがあります。ですが、やはり通常の調教には生かされておらず、野外調教でも外でくわえちゃうとか、普通のHでも最後は顔射とか、もっとこの性癖にとことんこだわって欲しかった。サンドイッチ食べるときもCG無かったし、ここぞというところでCGが無いのも残念。とにかく、このままHしてたらどうなっちゃうんだろう?という期待感が薄いんですよねぇ。特別イベントに見られるような女の子の積極性がもっと欲しかったです。

 でもまぁ、基本的に純愛調教って感じで、登校時やHのあとの日常会話の雰囲気は恋愛系のそれであり、手を握って「もっとご主人様にご奉仕したいの。ぽっ」ってな具合で。おまけモードにある女の子視点のHシーン再生なども含めて、「恥ずかしいけど、本当は女の子もこんなにHなんだよ」というのがコンセプトなようですが、似たコンセプトのリビドーに比べてよりソフト。個人的にはもの足りませんでしたが、女の子の微妙な反応を楽しむ方には良いかも。(01.10.6)

評価:66

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