懲らしめ BULLGALE主人公は、制服を着せたまま陵辱してやりたいなどというささやかな妄想は持っているものの、普通に常識的な物理教師として勤務してきた。兼ねてからの希望の大学の研究室に戻ることが決まった日、教え子の女子グループにお別れパーティをしてもらう。しかし、彼女たちは主人公を酒でつぶして恥ずかしい写真を撮り、あまつさえそれを学内でばらまいてしまう。普段はかわいらしいことを言って置いて、その実、裏では他人をバカにした態度をとる小娘達に怒り心頭。退職までの1週間の間に「教育」してやることを心に誓うのであった。 ということで、下心はあるものの小市民的で平凡に暮らしてきた男が切れる話です。ゲーム的には5+1人の女の子の恥ずかしい写真をタイマー付きデジカメを使って撮り、それをネタに陵辱もとい教育します。イメージとしては臭作が近いのですが、あれに比べるとゲーム的に遙かに簡略化されています。 まずゲーム期間は前述のように1週間。その間にデジカメを特定の時間帯、特定の場所に仕掛けるのですが、デジカメを仕掛けられるのは1日1回だけ。つまりシャッターチャンスは6回だけだけなのです。しかし最初はどこで誰がなにをしているのか判らないので、自動的に適当に仕掛けて、適当に歩き回ることになりますが、2回目以降はどこに仕掛けたか、どこに行ったか、さらにそこに誰がいたかが表示されるので回数を重ねていけば自ずとクリアできるようになっています。結局の所、毎回適当にカメラを仕掛けていって当たりがでるまでプレイを繰り返すという事になり、あまり頭を使うということがありません。それにはずれの場合は何も写ってないんだよねぇ。せめてあまりネタに使えない画像とかが沢山あればCG枚数も稼げただろうに。 次にこの画像をネタに女の子に言うことをきかせるのですが、その時の興奮度によってHの内容が変わってきます。良い画像が撮れたり、Hな現場を覗けたりすると興奮度があがり、教頭にあったり、不細工な女に出会うと興奮が冷めてしまいます。このあたりのシステムとかも面白いんですがねぇ〜、結局プレイを重ねれば頭を使わなくても簡単にクリア出来てしまうのが辛い。手軽に短時間で繰り返しプレイが出来る長所が仇になってます。1プレイが短くとも、もっと詰め将棋的に頭を使えるのならば良いのですが。もっとイベントや選択肢を増やし、その時の選択に攻略性を持たせればゲーム性もあがったのにね。 さて、CGおよびHシーンに関しては、まずまずの出来ではないでしょうか。いたいけ系とか薄幸系とか非常にそそるものもありますし、着衣Hにこだわる主人公にも好感が持てます。ただ、ちょっと気になるのが、どうもCGが安定していないというか、絵柄がたまに変わったりするんです。別にデッサンが狂うとか変な絵になるとかいうわけではなく、それなりに萌える絵だけどさっきと画風が違うとか、そんな感じ。 結論としてはHも充実しており手軽に楽しめるものとして全体的に及第点とは言えるかもしれないが、期待したゲーム性がいまいちだったので減点。やはり臭作は偉大だったのか・・・・・最後のオチがなければだけどね・・・(00.12.16) 評価:65 |