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シンクロナイズドリーム  Tinker Bell

 主人公と幼なじみの翔子は、クラスメートのあからさまに怪しい自称魔女っ子の留美のあからさまに怪しい実験につきあわされた結果、同じ夢を見るようになる。その夢の中では毎度毎度いろいろなシチュエーションで普段より大胆にHな体験をすることに・・・・・。

 というマルチシチュエーションH系ゲームです。このタイプのゲームの特徴は本筋のシナリオとは関係無しに様々なニーズに応えたシチュエーション&コスチュームが楽しめることで、この作品にしても看護婦やメイドやアイドル、海辺のHや子供プレイやら鬼畜プレイまで色々。
 ちなみに昼間の行動で夜の夢が決まり、夢の中では基本的に選択肢は無しで、あくまでも見るだけ。ただし一つだけ鬼畜な展開に繋がる選択肢の存在する夢があります。ちゅうことでゲーム性は低いですね。

 この作品のポイントは、現実世界では幼なじみだけど普通の友達関係だった(その気はあるみたいですが)2人が夢の世界では大胆にHしまくるわけで、翔子の昼と夢の中のギャップに萌え萌え。さらに朝会えば「なんでHな夢見るのよ!」ってな感じで怒ったりするものの、どうしても相手のことを意識しちゃうわけで、怒りつつも照れている翔子がなかなか萌え萌え。いい感じです。

 でまぁ、非常にお手軽で短時間でけりが付くゲームですが、キャラデザインは目のハイライトがきつい以外は標準的な美少女ゲーキャラで、さらに台詞回しのHな充実のフルボイス、Hシーンの回想モードなどオカズゲーとしては満足の出来。しかし重大な欠点がひとつあります。それはフルボイスの台詞の中で主人公の名前が発声されないのです。名前が変更出来るので名前で呼ばれないのはよくあることですが、この作品の場合、まるっきりなし。「○○くん、好きよ」という台詞では「  くん、好きよ」になります。普通こういうときは「あなた、好きよ」とか、単に「好きよ」ってするものだけど、「くん」だけはないだろうに(^^; 他にも女性の秘部を「せいき」と発声するのも興ざめ。ボイスの出来や台詞回し自体は良いだけに、こういうところでこけるのは何とかして欲しかったです。 (00.6.1)

評価:75

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