戻る

紅蓮  ZONE

 発売前のゲームとなると絵が綺麗かシステム的に目立ったものの方が雑誌も紹介しやすいでしょう。紅蓮も絵が綺麗なことに加えて発売が遅れたこともあって雑誌での紹介は多かった気がします。そういうこともあって99年下期の期待作の一つにあげられた風もあるのですが実際の出来はどんなもんでしょうか。まだ1/3しかプレイしていませんが、さわりの印象なぞ。

 ゲームの舞台となるのは江戸時代風で現代的文明の要素もあるの架空世界。でもまぁ、和風ファンタジーって雰囲気だけで細かい事は考えなくてもいいです。雰囲気だけ味わってください。
 内容は跳梁跋扈し人の世に仇なす鬼を退治する将軍直属の紅蓮とよばれる組織の物語。主人公は女ばかりの紅蓮のリーダーというか黒一点という状況。
 ゲームシステムは、フィールド型RPGパートと育成パートにわかれ、RPGパートの戦闘で手に入ったお金をもとに育成パートでパラメータを上げるという構成。つまり、戦闘への参加の有無に関わらずお気に入りのキャラの育成に励むことが出来るわけです。で、この育成によって好感度が上昇し、それにともない章仕立ての物語の合間に各ヒロインのシナリオが進行します。

 さて、前述のようにまだ1/3しかプレイしておらず、話的には紅蓮のメンバーが揃ったところで本筋にこれからはいるといったところなんですが、色々と気になるところもあるので、以下その話

 最初に気になるのがほとんど静止画のスプライト処理なのにムービーにしたために画像が荒くなったオープニング。まぁ、大したことはないんですがいきなり肩すかしをくったもので・・・

 次、RPGパート。異常に高いエンカウント率。1秒も歩かないうちに敵にあう。その敵もちゃんと育成していれば何も考えないでクリックしていれば瞬殺できちゃうようなやつ、いまのところはね。あまりにも戦闘が多いのでまともに歩けない。でもお金が貯まるので育成が楽なんだけど。ちなみに雑誌に載っていたヒロインとの合体技はなくなりました〜。
 それから大したことを話さない単なる障害物の町人。まるで10年前のRPGのようにどうでも良いことしか話さない上に、ぶつかるといちいち話を聞かされるので面倒。しかもよくぶつかるんですよ。

 育成パートはよくわかりません。マニュアルに大したことが書いてないんですよ。はっきり言ってマニュアル読むより雑誌の記事を読んだ方がいいかも。で、この育成パートで訓練したり贈り物したりするのですが、具体的にどうすると好感度が上がるのか不明。で、前述のように好感度が上がると章の合間に本編とは関係なしにヒロインとのイベントが発生するのですが、このイベントが発生するのはイベントの関係上、紅蓮のメンバーが揃った後。私の場合、育成をしすぎたためか、メンバーが揃ったところで一気にイベントが発生してしまいました(^^;
 さてそのイベントなんですが、選択肢などなしでひたすらクリックのノベルっぽいもの。しかもその間セーブも終了もできないので注意! 各ヒロインについて数章からなるのですが、前述のようにまとめてイベントが発生したためヒロインの一人とはHまでいってしまいました。もう彼女のイベントは終わりなのか?ちなみに私はその間1時間くらいセーブできない状態(^^;
 あ、そうそうHシーンのみはフルボイスになっています。どうでもいいけど。

 最大のウリであろうCG。箱絵やポスターなどに出てくるようなイラスト調の絵はほとんど出てきません。あれはイメージ画なのかな?基本的にはセル塗り調でしかもイベントCGの半分くらいはマンガ調のデフォルメ画です、今のところ。

 他にも操作性が悪いとかバランスが悪いとかいろいろあるのですが、本筋はこれからなので正式の評価はその後で・・・・・でも今の評価は低いっす。
 これも原画集だけでよいかなぁ〜初回版には原画集が入ってるけど(^^;(99.11.21)

 その後ZONEのHPに紅蓮のアップデータがでました。これでエンカウント率や画像の乱れやその他もろもろのバグが修正されたわけですが、それでどうなる問題でもないでしょう(^^;
 なんにしてもHP作っておいて良かったね〜 (99.12.11)

評価:54(絵だけ?それもアレだけど)

戻る