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DARCROWS  アリスソフト

 通販で購入したので店頭発売の3日前に手に入ったのだけど、結局は仕事やらなんやらであんまりプレイする時間がなかったり。それでも8時間ほどかけてエンディングにたどり着いたので軽くレポ。

 ゲームは中世欧州風世界が舞台。隣国との戦争のさなか王が倒れじり貧となったところに、姿を消していた主人公クロードが現れ、女王たちが体を売りその金で傭兵を雇うことを進言。女王も初めは拒否するも結局は国のため、クロードにより淫売調教される日々が始まる。果たしてクロードの真の目的は何か?そして王女達の運命はいかに?!という内容。

 ゲーム期間は3ヶ月で、平日に1日2回の調教、日曜に「お仕事」で収入を得て、その金で傭兵を雇い月末の隣国の侵攻を防ぎます。戦闘はカードバトルで単純なルールながら手堅くまとまっています。負けるとゲームオーバーですが、基本的に順調に調教が進み「お仕事」でちゃんとお金を貯めていれば負けることはないと思います。ほとんどお金と運で決着がつくというかんじですね。

 で、本題は女王、王女たちの調教と「お仕事」なわけですが、前述の通り調教と仕事の繰り返しで早い話が「殻の中の小鳥」と似たような感じです。しかし調教システム自体はオリジナリティのあるものでアリスらしく手堅くまとまっています。
 まず調教の内容があらかじめリストアップされており、それぞれに難易度が設定されています。プレイヤーは2〜4枚のカード(内容は1〜6の数字なのでダイスと考えた方がわかりやすい)を持ち、王女の調教度とカードの数字の合計が各調教の難易度を超えれば調教成功。調教が成功すると調教度が上昇していき、より難易度の高い調教にのぞむことが出来るようになります。
 こうして調教していき、週末に貴族や富豪などの「特殊な仕事」の依頼をうけるのですが、その仕事の成否も調教のときと同様の方法により決定されます。

 さて、このゲームの一番のウリは150以上ものHシーンってことになるのですが、このHシーンは調教が成功したとき、仕事に成功したとき、その他のイベントにより見ることが出来ます。王女様たちが調教され、富豪たちの変質的趣味につき合わされるわけですから、それなりに濃いシーンが期待されます。が、もともと調教は王国のためという大義名分があるため、あまり鬼畜外道に陥ることはありません。仕事の方は変態のオンパレードって感じで様々な変態プレイが繰り広げられますが、予想よりもあっさりしています。描写などはかなり細かかったりするのですが、どうも物足りない。本作のシナリオはHIROさんですが、ふみゃさんやとりさんたちに比べるとさっぱりしすぎているというか乾いているというか。やっぱりなにかと女性の方がHシーンに関しては粘質的というか湿度感のあるシナリオを書くようです。もっとぬめぬめしたのを期待していただけに残念。シチュエーション的には面白いんですけどね。

 CGに関してはあいかわらず高いレベルなのですが、おにぎりさん大分絵が変わりましたね〜。以前から顎のラインは特徴的だったのですが、今回は特に直線的で目立ちます。この辺、個人的趣味からはずれるんですが・・・・。あと、体つきがセミリアルというか肉付きが結構よいです。この辺も好みの問題でしょうけど。それから同じ構図で表情や液体の違いで何枚もあるので、あまり枚数がおおく感じません。このあたりも残念。

 そうそうこのゲームは主人公のクロード以外フルボイスとなっております。調教の前に会話が入るのですが、それ以外は全部フルボイス。王女たちはもちろん、貴族やら兵隊やら雑魚キャラまでしゃべりまくります。あんまり聞きたくない男の息づかいも聞けますが、男、女でボイスのオンオフなどの機能はないので我慢しましょう。ちなみにおまけディスクに高品質音声が収録されているのですが、あんまり違いが判りません(^^;

 さてさて、私はまだ一回しかエンディング(ユリーシャ・ノーマル)を迎えていませんので、とりあえず今回はここまで。 (99.11.20)

評価:68(鬼畜度が低いっす(^^;)

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