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かすみ遊戯  Purple

 久しぶり(1ヶ月ぶり)に買った新作がこれ。漫画家の芹沢克己氏原画のロボットイメクラゲームです。以前、ぺろぺろキャンディ〜陽の章〜というミンクのイメクラゲームがありましたが基本的な構成は同じで、こちらも一人のイメクラの女の子と会話して好感度を高め、さらにシチュエーションプレイを繰り返すというものです。違いはというと、ぺろぺろでは事前に細かいシチュエーションを決めるのに対して、かすみ遊戯ではプレイ中に選択肢によりシチュエーションを決めているという事と、ヒロインのかすみがアンドロイドなので本番プレイOKな上に処女膜再生機能があるということでしょうか。またぺろぺろでは基本的にエンドレスであるのに対して、かすみ遊戯では10回という制限が付いています。で、10回目のプレイが終了後、その時点での好感度などの隠しパラメータにより3つのエンディングを迎えることになります。

 この手の一人の女の子とひたすらHというタイプのゲームではヒロインの萌え度とシチュエーションおよびCGの数が評価の決め手となるでしょう。まずヒロインの成瀬かすみですが、前述の様に原画が芹沢克己氏であり目の大きい猫系、ウエストは細いけど胸は大きめ、となっています。しかもロボットなのに女子校生。あと言語プログラムのバグという設定で濁音の発音がラ行になる「舌っ足らるな発音なのれす」です。ちなみにかすみはフルボイス。

 次にシチュエーションですが、コスチュームがセーラー服、体操服、猫耳、アンミラ、ブロパ、学ランの6種類で、前述のようにプレイの途中の選択により展開がちょっとだけ変わります。それからコスチュームにもよりますがなんとなく強引にしちゃうようなシチュエーションが多い気がします。またシチュエーションプレイ以外にも素の会話とHが楽しめるノーマルプレイが存在し、好感度はこちらであげることが出来ます。CGは基本が61枚で、更に汁の有り無しなどのバリエーションがあります。ということでこの手のゲームとしてはあまり多いとはいえません。それにちょっとCGが雑な気がするし。でもパンツは脱いでも服は絶対に脱がないという着衣Hにこだわったところは◎。

 個人的に気になるところでは、おまけの短編ノベルにはあるものの、ゲーム本編で眼鏡っ娘シチュエーションが無いのが大問題。そういえば今時のゲームなのにメイド服がないなぁ。アンミラとブロパの両方を揃えているのはすごいけど。ブロパに関してはシチュエーションがなぜか2つもあるので制作者の思い入れが強いのかもしれません。

 で、全体的な印象といえば、ヒロインがロボット言うこともあって設定が都合良すぎって感じがしました。なんか素の会話は良い雰囲気なのですが、シチュエーションプレイの印象がイメクラっぽくないんですよ。でもまぁ、芹沢さんの絵が好きでコスプレHが色々楽しめすぐコンプできるようなお手軽なゲームがやりたい人には丁度良いかも。(99.10.17)

評価:60(かすみに萌えられるかどうか)

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