コートの中の天使達 ピンパイ名バレーボールプレイヤーとして活躍した主人公「元浦」は引退後に名門男子バレー部の監督に就任するが、練習中の生徒の事故によりマスコミに叩かれ学校を追われることに。左遷先の女子バレー部の監督になるものの人生の目標を失いいじけた元浦に部員は愛想を尽かし退部してゆく。プライドのボロボロになった元浦はついにキレて復讐を果たそうとする。んで、その復讐方法が部員の女の子を調教してあれこれするってことなんですが、さすがに部員に信用されていないのでとりあえず部活に精を出し大会に優勝し信用を得ます。その上で特訓と偽ってHなことをするという展開になります。展開としては調教ってことで陰湿そうなんですが、今までいじけていたとはいえ主人公がもともと明るい脳天気な性格だったってことと、復讐という人生の目標を見つけたこともあってお話は妙に明るい展開になります。なので、調教系のHappy?Endを見た後に純愛系のエンディングにもいけるそうなんですが・・・・・ごめんなさい、まだ15のエンディングのうち3つしか見れていません・・・・イベント条件が異様にわかりにくいんですこのゲーム(^^; ゲーム期間は3ヶ月で平日の部活と週末の散歩で構成されており、基本的には部活での育成SLG部分とその合間でのADVでの選択肢でシナリオが展開、3つの大会が行われこれらに勝ち抜くのが最終目標となります。ゲーム中、特訓と称して調教が行われるわけですが、この特訓の進行とADVでの選択肢により奴隷に出来るかどうかが決まり、その結果により個々のエンディングに決まります。・・・んが、このエンディングへの条件というかイベント発生の条件がわかりにくい。何をどうすればどういう展開になるのかが全然わからない。はっきりいって最近のゲームではトップレベルの難易度でしょう。しかも不親切系(^^; ついでにインターフェイスは良いとはいえずテキストスキップやセーブ&ロードも不便。さらにいうならばSLG部分は底が浅く、ゲーム性は低いです。なんかこう書くと地雷ゲーっぽく感じるかもしれませんが、個人的に気に入っているところがいくつかあります。 その一つは主要キャラの部員の女の子と同僚の先生達の個性が豊かであること。そしてそのキャラが、通常のこの手のゲームでは主人公対各キャラの一対一での構図で会話が行われるのに対して、複数のキャラによる集団での会話が主であること。さらに主人公を放っぽいといて部員同士だけで会話が進むこともしばしば。バレーボール部という集団内での話なので当然といえば当然ですが、もともとOVAを作っているピンパイなのでスタッフは違えどこういう場面づくりは手慣れたものってことでしょうか。居酒屋での先生達の会話のノリも結構好きです。 次にボイス。フルボイスではないのが残念ですがキャラの特徴が十分に活かされており気に入っています。緒谷馬先生のキレた感じとか、ふみえ&ひとみのぶち切れたノリとか、晶の「喫茶店、2時っす」とか(#^^#) まぁ、ボイスのせいでテキストスキップが遅いという話も有るんですがね(^^; 最後にCG。雑誌の表紙や「ヤマモトヨーコ」のキャラデザインなどで活躍中のぽよよんロック氏がキャラデザインおよび作画監督を担当しており、この絵を目当てに購入&プレイ続行している人も多いようです。私もぽよよんロック氏の名前は知らなかったのですが、絵を気に入って購入したくちです。ただし原画自体は別の人が担当していますが。 とりあえず現時点でのこんな感じですが、もう少しエンディング見たら改めて感想をあげます(^^; (99.9.30) ってことで調教系エンディングを一通り見ました。 キャラクターはいいんです。晶ちゃんは前髪が長くてかわいいです。キャラ同士の会話もいい感じです。シナリオ自体も決して悪くありません。でもエンディングを見るためだけに何度もプレイする気にはあまりなりませんね。特にゲーム性が低くフラグがきつくってクリア条件を見つけるまでに何度もプレイしなければならない様な状況では(^^; あっ、そうそうバレーの全国大会決勝戦はパラメータMAXの状態でも負けることがあります。私も15試合くらいして4回くらい負けました。駄目なときはどうやっても打ち返せないんですよ。あんまり自慢にはならないと思いますが(^^; ということで調教系も葛葉の特訓シーン以外には個人的に萌えるものも無かったし手間がかかった割には並みのゲームってことでした(T_T) (99.10.7) 評価:69 |