育て方トップ地植えで育てる(1) 地植えで育てる(2)

ここでは、地植えの場合の支柱について説明します。
また、プランターでの育て方も参考になりますので、
そちらも参照してください。

比較的広い場所が確保出来て、本格的にたくさん栽培したい方にお勧めの方法です。また、一度頑丈なものを作っておけば、毎年栽培する際に重宝します。
※最初のうちは、ツルが棚に絡むように誘引してあげる必要があります。この場合、園芸用のネットなどを使うといいでしょう。

市民農園や畑を利用できる方は、この方法がお勧め。竹竿などの材料も比較的安価で入手しやすく、組み立ても簡単です。竹竿の間は丈夫なヒモ、または園芸用のネットを張ります。
●台風や強風のおそれのある場所にお住まいの方はしっかり作ってください。 

あまり広い場所を確保出来ない方は、この方法が適当でしょう。
陽当たりの良い家屋の軒下などに竹竿を立て掛けてしっかり固定します。竿の間は丈夫なヒモか園芸ネットを張りましょう。
●台風や強風のおそれのある場所にお住まいの方は特にしっかり作ってください

金網を張ったフェンスがある場合は、竿やネットなど準備する必要はありません。そのままフェンスの根本に植えましょう。風にも強いので理想的です。
※最初のうちは、ツルがフェンスに絡むように誘引してあげる必要があります。

にがうりは蔓を伸ばして成長しますが、こちらの思った通りの方向に伸びるとは限りません。そこで、園芸用テープやビニタイで整枝してあげます。このとき、あまり強く縛らないよう気をつけてください。
また、伸びが早い時期はかなり混雑して互いに絡み合ったりしますので、この場合も整枝してあげましょう。

一回目は、全体が50cmくらいに伸びた頃。次は実が付きだした頃。以後は収穫時期に2週間に1回くらいで根本を避けて追肥します。肥料としては、油粕、鶏糞、堆肥、ハイポネックスなどの化学肥料を少量与えます。多肥はさけます。(せっかくですから化学肥料等は使わないで自然派でいきましょう)
 

にがうりは病害虫には強いので、特に問題はありませんが、まれにアブラムシや青虫等が付くことがあります。この場合は状況によって薬剤を散布してください。(本当にまれですのでご心配なく、虫等に弱い方も安心して育ててください)

直径2cmくらい、5枚の花びらを持つ黄色い花が次々と咲きます。はじめは雄花がほとんどですが、次第に雌花が増えてきます。雄花は咲いて1日で、ポトンと下に落ちてしまいますが、雌花はなかなか落ちません。
また、花がたくさん咲いている早朝は、ほのかな良い香りがします。

にがうりの花は、かなり目立つのか小さな昆虫たちが頻繁にやってきて、受粉の手伝いをしてくれます。この昆虫たちの観察をするのもおもしろいものです。
しかし、高層マンションや都会のアパートベランダなどは、受粉の手助けをしてくれる昆虫がすくないので、人工授粉をしてあげる必要もでてきます。やり方は簡単、雄花の中の「おしべ」と雌花の中の「めしべ」をくっつけるだけです。
 

種まきから約2ヶ月で収穫できるようになります。ゴーヤーの表面のイボイボがふくらんできたら適齢期です。欲張ってがまんしていると写真右のように黄色くなって、終いには破裂してしまいますのでご注意を。ちなみに破裂すると、種の周りが赤くなっていますが、これはこれで食べられます。甘い味がします。
黄色くなったゴーヤーは、きれいですが青い時と比べて栄養価が半減しますので緑の(白ゴーヤは白い)うちに収穫しましょう