ニンボクロミス・フスコタエニアータス (Nimbochromis fuscotaeniatus) | |
分布:マラウイ湖 | |
全長20〜25cm | |
マラウイ湖シクリッドの大型になる代表種。フィッシュイーターであり、剛健さは トップクラス。気性も成魚になると荒いといわれており、マラウイのギャング的な存在である。 興奮した雄は全身真っ青になり、鱗片に入る朱色が非常に美しく際立つ。同属では他に、 ヴェネスタス、リニィ、リヴィングストニィ、ポリスティグマが知られているが、本種は 砂底に横たわって獲物を捕食することはしない。 見た目からしてもティラノクロミス属に極めて近い種類といえる。 上の二枚は同一個体で右は発色が始まった頃の若い段階である。 |
ニンボクロミス・リビングストニィ (Nimbochromis livingstonii) |
分布:マラウイ湖 |
全長20〜25cm |
属名の模式種である。嵐、又は雨雲のような模様をしたという意味を考えると頷ける。 背鰭にかかる三つのスポットが明瞭なものが良個体とされている。 この魚の捕食は実に独特で、イレギュラーな模様を利用して湖底に横たわり、腐乱死体に見せかけて 寄ってきた小魚を捕食するといったものである。水槽内でもそのような行動をするようである。 雄は真っ青に発色するが、模様がユニークなために雌でも水槽内で目立つ存在であろう。 |
ニンボクロミス・ヴェネスタス (Nimbochromis venustus) | |
分布:マラウイ湖 | |
全長20〜25cm | |
全身にキリンのような模様を纏った美種。 気は荒いほうで青さこそないがメスでもキリン模様は 目立つ存在であう。従って雌雄判別不能な幼魚サイズからでも観賞価値は高いといえる。 非常にポピュラーな種類で、専門店でなくても入手できるほどである。左が雄、右が雌。 |