ヘリクティス・カーピンテ (Herichthys carpinte) |
分布:メキシコ北東部 |
全長20〜25cm |
昔からいわれている”この魚の美しさは名前ほど有名ではない”というのは 現在もそう言えているのではないだろうか。 ”テキサスの暴れ者”というニックネーム がついているだけに攻撃的な性格であるが、弱いものいじめという表現がふさわしい。 飼い込まれた個体はスカイブルーのメタリックスポットで全身が覆われるが、 この魚の美しさが発揮される頃に、病気になりやすく ちょっとしたキズからすぐ悪化して死んでしまうこともある。完品なものが発病から 僅か一週間もしないうちに落ちてしまうこともよく聞く話である。 |
ヘリクティス・バルトニィ (Herichthys baroni) |
分布:メキシコ東シエラマドレ山脈の南西部地域 |
全長15〜20cm |
最近になって少しではあるが、見られるようになった 中型種。被写体の性別は不明である。 興奮した雌は, 背中側が明るい白色、腹側が漆黒の黒にくっきりと色分けがされ、 目を疑ってしまうくらいに変身する。雄は成長と共に 黒地の部分が青緑メタリックを帯びてくる。 剛健さに欠け、同じ体形をした中米種のつもりで飼育すると 突然死で落ちてしまうことがたびたびあり、 水質に少々敏感な面があるようで飼育難易度は高いといえる。 |
ヘリクティス・ラブリデンス
(Herichthys labridens) |
分布:メキシコ東シエラマドレ山脈の南西部地域 |
全長18〜23cm |
バルトニィ種の生息地に比べやや東よりに分布。ラブリデンスイエローと呼ばれることがある。 鰓ぶたがやや青みがかり、雌の婚姻色は黄色と黒が大胆に表れ、強烈な印象を受ける。 |