Hemichromis属
ヘミクロミス属
ヘミクロミス・カメルネンシス
(Hemichromis camerounensis)
分布:カメルーン ナイジェリア南東部
全長14〜18cm
昔はヘミクロミス・ファシアタスという名で出回っていた。その後はエロンガータスとされ、分布域がかなりの広範囲であったが地域変異種が別種とされたようである。 今となってはかなりレアである。本属の他の種に比べ敏捷さでは劣る。 ややくすんだ黄緑メタリックという極めて異例な色彩の光沢をもち、ボディのブラックダイヤとエラブタに入る メタリックレッドのルビーのような光沢も強烈な印象をあたえる。右は怒りモード。



ヘミクロミス・エロンガータス
(Hemichromis elongatus)
分布:シェラレオーネ、ナイジェリア、ザイール、アンゴラの沿岸域河川
全長15〜20cm
エロンガータ種の地域変異種でボディが赤みを帯びないものがカメルネンシス種として 分離され、それ以外がエロンガータス種とされた。ファスキアータス種と産地によっては見た目が酷似する。 画像左と右は別産地。



ヘミクロミス・ファスキアータス
(Hemichromis fasciatus)
分布:主にセネガル〜カメルーンにかけての南岸諸国、マリ南部
全長15〜20cm?
ヘミクロミス・ファシアタスとも発音される。 昔はエロンガータスと混同されていた。幼魚時のはっきりとした黒斑は成長とともに少し乱れてくる。 分布は非常に広範囲で内陸部のニジェールやチャド、スーダン西部でも生息が報告されている。 最終サイズについては20センチ、或いは30センチとする説もある。 敏捷な動きで激しく闘争する。 右は怒りモード。



ヘミクロミス・フレムポンギィ
(Hemichromis frempongi)
分布:ガーナ
全長15〜20cm?
ガーナのブスムトウィ湖の固有種らしいが、ファスキアータスに統合され現在ではシノニムとされている。 通常色もそうだが、特に警戒色の色彩パターンがファスキアータス種と明らかに異なることから個人的には今でも別種ではないかと思っています。 カメルネンシスをスレンダーにしたような体型で 成熟した雄は下あごから腹にかけて眩しい朱色に染まる超美種。西アフリカの燃え盛る魚雷とニックネームを与えたいほどだ。 性格は気は強いが無謀な喧嘩を仕掛けることはないようだ。


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