ゲオファーガス・アバリオス (Geophagus abalios) |
分布:ベネズエラ |
全長18〜23cm |
ベネズエラに生息するゲオファーガスの一種。本種は鰓蓋下部に黒いマークが 入らないのが特徴でボディに入る黒斑も中程度。同定するのが難しいゲオファーガスだけに、似た種類も多い。 タパジョス産の種類と違い、性格はあまりきつくない。(adult) |
ゲオファーガス・アルギロスティクタス (Geophagus argyrostictus) |
分布:シングー川 |
全長15〜20cm |
黄色みが強い体色とボディの黒斑を取り巻くようにメタリックスポットが入るのが特徴。 卵から口に含むものや孵化後に口に含むものが大部分なゲオファーガスの繁殖形態であるが、 基質産卵型で孵化後もマウスブリーディングはせずに、ゲオファーガスとしては珍しい繁殖形態をとる。 このタイプは本種以外に二種しか知られていない。 水槽内ではなかなか大きくならないようである。(young) |
ゲオファーガス・sp タパジョス (Geophagus sp"Tapajos") |
分布:タパジョス川 |
全長15〜20cm |
タパジョス産といえばレッドヘッドタパジョスが有名である。本種は頭頂部が 赤橙色にはならない。プロクシムスなどの他の名前で入ってくることが多い。 攻撃的な性格で他のゲオファーガスと同じ感覚で混泳させると悩まされる。(young adult) |
ゲオファーガス・sp レッドヘッドタパジョス (Geophagus sp"Red Head Tapajos") |
分布:タパジョス川 |
全長15〜20cm |
本種は頭頂部が赤橙色にはなり、ボディにバーチカルバンド入る。性質はやや荒く他魚に敏捷な動きで喧嘩を仕掛ける シーンをよく見かける。外見の判断が難しいゲオファーガスの中でははっきり見分けがつく種類である。 |
ゲオファーガス・ワインミレリィ (Geophagus winemilleri) |
分布:ネグロ川 |
全長15〜20cm |
本種の生息地付近に生息する別種のゲオファーガスとは、 体側の4本のバンドで区別できる。また、鰓ブタには、黒い小さな斑点が一つ入る。 最近、プロキシムズ種として入荷するものはまず本種で間違いないといえる。 プロクシムス種は、ボディに入る黒斑が断然大きく、黒斑の前に濃い橙色の 部分が表れることで容易に区別できる。 |
ゲオファーガス・ブラジリエンシス (Geophagus brasiliensis) |
分布:アマゾン川 |
全長20〜25cm |
通称パールシクリッドとも呼ばれる。中成魚になると鱗片の青い輝きがとても魅力的で サウスアメリカンシクリッドを彷彿させる。成魚サイズになればコブも盛り上がり 迫力が更に増す。 人気もそこそこなのか比較的見る機会は多く、入手も比較的容易である。 気分によってボディの黒い模様が見えなくなることがある。 |
ゲオファーガス・sp”バイアレッド” (Geophagus sp"Bahia Red") |
分布:ブラジル東南東部ジェキチニョニャ川他 |
全長20〜25cm |
ボディの柔らかみのある赤さが人気の種。以前はギムノゲオファーガス属とされていたが、 ブラジリエンシスに近い仲間として見直しがされたものの、種小名は決定していない。 |
ゲオファーガス・スティンダックネリィ (Geophagus steindachneri) | |
分布:コロンビア | |
全長13〜16cm | |
成熟した雄はオデコが赤く染まり、ゲオファーガスの仲間としては珍しく コブが隆起してくる。淡いながらも色彩豊かな鱗片が複雑な色合いに光って見える 様は上品である。思わず馬面というニックネームをつけたくなる。 性的二型を持つグループで、オスはこぶが発達するが、発達させるには水槽内で強い立場にさせなければ いけない。被写体は同一個体で、左が若魚、右が成魚。(Left:young male, Right:adult male) |