舞台はファンタジー世界。娘時代に男に犯され、その怨念から大魔女となった１人の女。その手で、世界全体に１つの呪いがかけられる。
　それによって、かつて女を犯したことのある男は、１人残らず女にされてしまう。
　しかもそれだけではない。年をとることも、子供を産むことも、それどころか死ぬこともできない身体にされ、さらにはすべての能力を奪われて、身体を売る以外に飢えを満たす方法を持たなくされてしまうのだった。

　これを背景にストーリーを作るなら、こんなところでしょうか。

　大魔女の呪いで女にされた男たちの中に、一人の元戦士がいた。その戦士は、かつてある女を犯して殺したことがあった。しかしそれは、自分の兄を騙してすべてを奪い、死に追いやった女への復讐のためであった。

　いくらなんでも理不尽だと思った『彼女』は、呪いを解いてもらうため、大魔女に直談判することを考える。しかし、すべての能力を失った彼女にとって、それは長く苦しい、かつ屈辱的な旅の始まりであった。