高校生が次々と失踪する事件が相次いだ。Ｔ高校2年の裕美はある日の放課後遅くに校内で悲鳴を聞く。それは友人の美紀であった。彼女は誰かに襲われているようだった。そして裕美は教室のガラス越しに、美紀の額に手が触れた瞬間まばゆいばかりの光を見る。そして、それっきり美紀も失踪してしまう。その数日後、今度は自宅で裕美が襲われる。犯人は鏡を通して空間移動を行っていた。裕美は犯人の館に連れ去られてしまう。気を失っていた裕美が目覚めると、目の前には黄金の像と化した美紀の姿があった。

　この話の場合、裕美がこちらに実体化しようとした犯人ごと鏡を叩き割るとそこにはガラスの像化した犯人が…と言うのもありでしょうか。

　それとは別ですが、ふと「ある彫刻家の手によって像に変えられる女性。しばし人の目にさらされた後、分離されて元に戻る。
　それ以降、事ある毎に全裸でその像に絡む女性。もう二度と一つになる事のないもう一人の自分を思うがゆえなのか…」と言うネタを妄想したり…。