江戸川乱歩の少年探偵団シリーズの中に「青銅の魔人」というのがあります。小林君たちが怪人20面相に捕まって、青銅の魔人という青銅製の全身を覆う鎧のようなものを着せられて拘束されてしまうというストーリーです。人形変身の館で何かできないでしょうか。
　例えば、機械博士のようなマッドサイエンティストによって銅像のような姿にされてしまった高校生の悲劇とか。博士の屋敷で拘束されていて、関節の部分は電気信号で作動するのだけど、エネルギーが無くなると作動を停止して、ただの銅像のようになってしまう。言葉もボイスチェンジャーによってロボットのような声に変えられてしまう。

　青銅の魔人…小学生の頃読んで妙に気に入ってしまった過去を思い出したり。
　他にも少年少女が一組像に閉じ込められていたんでしたっけ。そして救出後20面相を欺く為に探偵団のメンバーが替わりに入ってみたり。

　バリエーションとしては本当は生身の体の上にロボスーツを着せられているだけなのになんらかのＭＣ効果か何かでロボットに改造されたと思い込まされていると言うのはいかがでしょうか。
　やろうと思えば簡単に人間に戻れるはずなのに自分はロボットであると思い込まされているがゆえに…と言う感じで。
　その上に「人間に擬態」するためもとの姿を模した特殊スーツを着せられたり、おかしな衝動に駆られて友人を押し倒してみたり…。
　強引なバリエーションだと博士のみが持つ特殊なアイテム越しに見るとメカスーツ越しの生身の姿が丸見えで、上記の様々な行動が見えてしまうという…（おい）

　他にもメンテナンスは休眠（寝ている）時にしたりだけど何らかの羽澄でロボスーツが外れて中身が飛び出した時その姿に違和感を感じてロボの姿に戻すように懇願したり、逆に生身の自分に興奮とか…？
　ネタ自体はロボスーツ以外にも異性スーツネタでもいけそうですけど同でしょうか。

　ライトで行けば前に書いた人間嫌いの青年のメイドになったヒロインが特殊なロボスーツを装着してロボットとして彼に尽くすと言うのも・・・。

　とある空き家の地下室でロボットが発見された。そのロボットはテレビの変身ヒーローのようなメタリックに輝くかっこいいもので、一見テレビの撮影で使われたようなものだった。
　ある日、数人の高校生が地下室に現れた。彼らは一人の同級生をこのロボットの中に閉じ込めてしまい、帰ってしまった。一時間後にその中の一人が帰ってきた。彼は閉じ込められた子の友人だった。中からの声でロボットのスーツを脱がそうとするが、既にロボットと中の友人は同化が始まっていた。

　ロボットスーツは内部に入ってしまった人の意志とは関係なく作動して、街に出没する。多くは夜である。人通りのない場所で帰宅途中の人を襲い、レイプする。レイプした相手の体液を奪うと、中に入っている人はもう一つの性に転換され、解放される。ロボットスーツは中にいる人の性と反対の性の姿に変わることができる。

　イベント用の人間型ロボットに閉じ込められた勇人は、自分を人間ではなく、ロボットだと考えるようにした。その途端、ロボットと勇人の一体化が進み、遂に勇人はロボットになってしまう。