タイトル | : Re: わけあり王女と新米騎士 |
投稿日 | : 2016/08/21(Sun) 19:32:47 |
投稿者 | : にしなさとる |
参照先 | : |
この物語は恋愛ものです。
『豹になって野山や森を駆け巡っていられれば幸せ』な王女様と、『腕は立つけど不器用な新米騎士』との。
と言ってもその王女様、お転婆ではあっても馬鹿ではないし、性格も良い方なので、理性では『やめた方が良いこと』は解っています。
『こんなものを見つけたことが間違いだったのだ。好奇心から、こんなものを着てみたことが間違いだったのだ』とも思っています。
でもやめられない。
また、『こんな、特殊というより異常な性癖の女と結婚してくれる男など、まずいない』ことも解っています。
でもやめられない。
最近では、『いっそのこと、王女であることも、人間であることもやめてしまおうか』とすら思うほど。
贅沢に対する執着など無いし、王女は死ぬか行方不明になったことにして、豹になってしまおうかとも。
そして、どこかの男に飼われようかとも。美しい雌豹をペットにしたがる男は、結構いるだろうからと。
ところが一方の新米騎士はというと、泉で見た、『豹の中から全裸の王女様が現れ、水浴びをして再び豹の中に入る』光景に、完全に魅了されてしまっていて……。
『あの感激をもう一度味わえるのなら、どんな苦労でもする』というほど。
つまり……双方共が、お互いにとって願ったりかなったりな存在なわけで……。
王女様にとっては、『こんな豹女でも愛してくれるのなら』。新米騎士にとっては、『あの美しい光景をもう一度見られるのなら』。
恋愛ものとして成立する要素は充分あるわけです。ただし、どうやってみても18禁になってしまいそうですが。
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