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タイトル 鬼退治
投稿日 : 2012/01/24(Tue) 14:50:54
投稿者 not fill
参照先
もうすぐ節分到来なので、節分を題材にしたネタを投稿します。

時は江戸時代、某藩にある小豆村は、毎年2月3日になると、近くの山に住んでいる凶暴な大鬼「我王丸」によって、破壊の限りを尽くされていた。
田畑は荒らされ、働き手の男たちは大怪我を負わされ、若い娘は凌辱され、村民は困り果てていた。
このままでは村が壊されてしまうと感じた村長は、藩主に我王丸を退治してもらうよう、頼みいれる。
藩主も小豆村の悲惨な現状を耳に入れていたため、藩主は小豆村を救うために、お抱えの僧侶を村に派遣する。
僧侶は村民たちに法力の込められた小豆の入った袋を渡し「我王丸がやってきた際に、この小豆を我王丸にぶつけるのです」と言い、僧侶は帰っていった。
僧侶の言葉に半信半疑になるも、我王丸を退治するにはそれしかないと考えた村人達は、今度の2月3日に奴がやってきた時に、僧侶の言ったとおりに小豆を投げつけようと決意する。

そして、2月3日。我王丸が村へやってくると、村民は僧侶からもらった小豆を我王丸に向かって投げつけた。
我王丸は痛くもかゆくもないぞと最初は笑っていたが、やがて村人が投げた小豆が自分の身体にくっつき、そして、体内へと入っていくことに気づく。
その瞬間、我王丸の背丈が縮み、肩幅が狭くなっていき、赤みがかった肌はどんどん白くなり、縮れていた頭髪がどんどん伸びていった。
身体の異変に戸惑う我王丸はさらに、胸の先がむずむず痒くなっていることに気付き、手を胸にあてると、ほんの僅かな大きさではあるものの、自分の胸が女のようになっていることに赤面する。
そして、筋肉質だった身体はなめらかになり、腰はくびれ、尻はむっちりと大きくなり、手足は細く美しく変化し、股間の一物が身体の中に引っ込むように消え去ると、腰に巻いていた虎の皮が地面に落ちた。
我王丸は全裸の美少女となった自分の姿に恥ずかしさを感じ、自分の棲み家である山へと一目散に帰っていった。

こうして小豆村には平和が訪れ、村人が恐怖におびえることもなくなったのであった。

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