| タイトル | ： 潤の変身 |
| 投稿日 | ： 2010/06/26(Sat) 12:55:17 |
| 投稿者 | ： ともこ |
| 参照先 | ： |
「俺は女じゃない！」
食ってかかる潤に、香織は呆れたように言った。
「そんなに女の子になるのが嫌なら、少しだけ男に戻してあげる」
その言葉がどんなに恐ろしいものか、潤は知らなかった。
香織の薬によって、潤は少しだけ男に戻った。
それも、潤が一番戻ってほしくなかったところだった。
潤は、自分の身体が女性的に見える、胸やお尻が小さくなれば、それが一番だった。でも、戻ったのは‥。性器だった。
潤は大きなバイブレーターを自分の中に挿入して、その快感を愉しんでいた。でも、その縦溝が無くなり、かつてあった大きなペニスが生えてきたのだ。胸やお尻は小さくならなかった。
そして、水着はいつも通りの、女性用の白アシのままだった。縦溝に代わり、勃起した性器がくっきりと透けて見える。その抵抗のために、タイムも落ちてしまった。
新水泳部の中では、「馬鹿な子ね。何故、香織さまに逆らったりしたのよ」「へんたーい」と、陰口を言われるようになった。
新水泳部では異様な存在になってしまった。
そうだろう、新水泳部は、性と身体が変わってしまった生徒だけだからだ。潤のように、男と女が混ざった人は、一人もいない。
潤の友達の有紀などは、女性の身体への変身と同時に、精神も女になってしまった。
完全に女になってしまった俊輔(雪菜)は別として、みんな、変身をした性と身体を曝すことができず、密かに新しい性の快楽を愉しんでいた。
でも、潤は、身体は女になったものの、心は男のままだった。そでも、その分、他の新水泳部の生徒の何倍も、快楽に依存するようになっていた。
そんな潤の身体が、今度は性器だけ男になってしまったのだ。男の性欲が湧き上がって、止められなくなった潤は、更衣室で雪菜を襲ってしまう。でも、潤の逞しいペニスを見た雪菜は‥。
潤の精を受け入れた雪菜の身体にも、変化が‥。雪菜は男だった頃の俊輔に戻ってしまった。男に戻った俊輔に、雪菜や新水泳部の記憶は無かった。転校して平穏な学生生活を送る俊輔。
俊輔は、夏のクラス対抗の水泳選手に選ばれたことから、少しずつ記憶を取り戻していく。そして、ある日、俊輔にある荷物が届けられる。それは、新水泳部にいた頃、俊輔が使っていた、女性用の白アシだった。そして、俊輔の頭に、謎の声が聞こえるようになった。
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