タイトル | : 乙女桜? |
投稿日 | : 2009/04/14(Tue) 22:05:09 |
投稿者 | : カギヤッコ |
参照先 | : |
葉桜の頃の夜、花見ができなかった事をぼやく二人の女性(もしくはカップル)が伝承つきの(?)桜の名所を散策しているとどこから声が聞こえる。
見回しても誰の気配もない。
怯える二人の前にどこからか光の玉が浮かび上がり飛びまわると二人の衣服が桜の花びらのように舞い散ってしまう。
全裸となった二人だが、互いの姿に魅入られるようにそのまま抱きしめあう。
するとその姿がどんどん癒着し、一本の木になってゆく。
高まりあいながら変化する姿はまさに1本の桜の大樹であった。
そして達すると同時に花は満開となる。
そこで光の玉が正体を現すとそれはかの地の桜の精達であった。
桜の清達は花の時期に花を咲かせて人や生き物を楽しませ、癒すのだが、そのシーズンが終わると人知れずこうして「自分達の花見」を楽しみ慰安としていたのだ。
そして桜の清達の宴の中で二人は桜の中でひたすら高めあうのであった。
で、夜が明けると桜の木はなくなっており、山盛りの花びらの中から全裸の二人が現れ、余韻に浸る間もなく服をつかんでその場を後にするのであった…。
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