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タイトル 令嬢ストリッパー
投稿日 : 2008/09/14(Sun) 09:16:35
投稿者 Dr.J
参照先
ここの趣旨とは違いますが、18禁ゲームのそれになりそうなストーリーを一つ。

 主人公は、大学卒業したての社会人一年生。ただし職業は、なんとストリップ劇場の経営者である。もっとも、望んでなったわけではなく、急死した父親の後を継いだだけなのだが。
 そんな彼が、ある日行き倒れていた美人を助けたところから物語は始まる。何かワケありらしいこの女の子、年は十九か二十くらい。薄汚れたなりをしているが態度物腰が上品で、どうも育ちは結構いいらしい。
 しかし本人は、自分のことは何一つ語らず、しばらくここにおいて欲しいと言う。主人公とその家族は、彼女にウェイトレスの仕事を世話しようとするが、彼女は自分から、ストリッパーになりたいと言い出す。

 ストリッパーになる理由について、彼女は、「一つは恩返し。もう一つは、皆さんを軽蔑したくないから、ここの踊り子さんたちを軽蔑したくないから。三つめは、踊り子さんたちがとても綺麗だったから、とても輝いて見えたから。」
 踊りが出来るのかという問いに対しては、彼女はその場で日本舞踊を舞って見せる。

 こうしてストリッパーとしてデビューした彼女。こんな世界の女とは信じられない、気品のあるところが受けて、大人気。劇場は毎晩大入り満員で、主人公一家は皆大喜びである。
 ところが、この大人気がきっかけになって、ある日突然、皆の前に彼女の父親が現れ、結果として彼女の「ワケ」も明らかになる。

 彼女の父親は、とある大企業のオーナーなのだが、いかんせんひどい女たらし(ただしそれ以外はまとも)で、彼女が物心ついて以来、母親はそのことで泣いてばかりいた。半年前、ついにそのせいで母親が自殺。しかしそれでも、父親の女たらしぶりはいっこうにおさまらない。そんな父親に、とうとう愛想を尽かして家出した彼女だったが、お嬢さん育ちの悲しさでうまくいかず、ついに行き倒れたところを主人公に助けられたというわけだった。

 母親を自殺に追いやった父親を彼女は許さず、その罪をつぐなわない限り、これから一生女を抱かないと約束しない限り、二度と顔を会わせる気も無いと言う。「こんなストリップ劇場の一つや二つ潰すのは造作もないのだぞ」という脅しに対しては、「そんなことをしてごらんなさい。すべての事実を、マスコミにぶちまけてあげる。○○社トップの娘が、家を飛び出してストリッパーになった。原因は父親の女ぐせの悪さと、それによる母親の自殺。そんなことが世間に知れ渡ってごらんなさい。少なくとも父さんの社会的信用は完全におしまいね」と言い放つ。

 捨てぜりふを残して去る父親の車を、怒りの眼で見つめる彼女。そんな彼女をいたわる主人公。
 その彼に、彼女は、今夜一緒に特別ショーに出て欲しいと言い出す。ステージの上で、お客さんたちの目の前で、自分の処女を奪って欲しいと言う。
 プロのストリッパーになりたい。ストリッパー以外の何者でもなくなりたい。そのために、ステージの上で処女を失いたい。主人公に処女をささげると共に、ストリップそのものに処女をささげたいと言うのだった。

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