あらすじ：時は１６世紀、海賊の秘宝を求めて一人の若者が仲間と共に大海原に向かっていく。そして、艱難辛苦の果てにたどり着いた島で見たものは…

ひさびさの人魚、
でも白蛇堂さん、あこぎですよ。

主人公がなぜ未来の品物を言い当てていたか。
⇒まぁ、そこは商品タグが付いていたということで…

拝読しました。
禁断の聖域に足を踏み入れ宝を手に入れようとした者の報い…お約束ではありますけどその流れがなんともと言う所でしょうか。
一瞬るーみっくの「人魚シリーズ」も思い出しました。
そしてオチ…確かに久々にあこぎな白蛇堂ですね。
過去と未来をひっかきまわす所は色々複雑ではありますけど彼女らしいと言うべきか…。
ある意味「人の業に付け込む商売」と言うのも納得ではありますね（苦笑）

白蛇堂…
全ての時空を串刺しにして存在する唯一の存在。

ってところでしょうか。

本当に久々の人魚変身ですね。
男性キャラからの変身としても久々。
私もカギヤッコさんと同じく人魚シリーズ（森）を彷彿しました。

変身が一斉に短時間で起こりますが、
平時から一変しての同時多発的なパニック状態での変身は
やはり迫力がありますね。
魚人たちの哀れな描写も一興。

人魚にされた者だけに人間に戻るチャンスがあるのは、
ともすれば長期間孤独に耐えそして殺されなければならない役回りの
対価といったところでしょうか。

最後のオチ、凄まじかったです。
ネタも去ることながら、奇譚小説調がラノベ調に一気に
呑み込まれていったといいますか。

白蛇堂さん、いい商売をしてますね。
でも放送の配信は年齢制限付きであることを祈ります。

本編が重い展開でしたので、
バランスを取るために白蛇堂のエピソードを入れました。

また、宝探しは参加者にはリスクを負わせる反面、
仕掛けた側は単なるお遊びと言うのを描ければと思いました。

そうそう、この話には没になったオチがあって、
人魚から開放された主人公がお宝を持って街に帰還。
そして、彼が持ち帰ったお宝が時の王侯貴族の目に留まって、
一大ブームを巻き起こす。と言う展開ですが、
蛇足気味なので切りました。

ちなみに彼が持ち帰ったお宝とは
…美少女フィギュアだったりします。

王侯貴族達がフィギュアを賞賛する様が目に浮かびます。

絵画にも描かれるようになるが、
三次元こそオリジナル、二次元では物足りないとの評価が支配的になり、
特にベタ塗りの抽象画は酷評される。
しかしその絵が現代で見つかり、あのキャラに似てると話題になって…
とか二次創作を考えてしまいますが、悲しいかな変身のお話しになりません（苦笑

もったいないけれども、という筋ですね。